ページ付随のテキストブロックがシングルページに追加されると、スコア譜もしくはリンクしているパート譜の相当するページにも同様の項目が追加されます。どのページに追加されるのかはページ番号に基づいて判断され、タイトルページもページ数に含まれます。一般的に、スコア譜のページ番号はパート譜のページ番号とは大きく異なり、シングルページに付随するテキストブロックは、タイトルページまたは楽曲の始まる最初のページにのみ使用されます。レイアウトの変更に従って調整される小節にテキストを付随するときは、小節付随のテキストブロックか小節付随の発想記号を使用してください(テキストブロックおよび発想記号参照)。
タイトルページのページ数は、スコア譜とパート譜で異なるかも知れません。そのような場合に、次のような手順で、シングルページ付随のテキストブロックを配置することができます。
- 空白のページがなければ、もしくは、あったとしても、スコア譜とパート譜の空白ページが同じ枚数分であった場合、スコア譜の特定のページにテキストブロックを配置すると、そのページと同じページ番号のパート譜のページにもテキストブロックが配置されます。パート譜にテキストブロックを配置した場合も同様です。
- タイトルページの枚数がスコア譜とパート譜で異なっているときに、楽曲の含まれたページにテキストブロックを配置する場合、タイトルページは無視されます。例えば、スコア譜には空白ページが2ページありパート譜には1ページもないときに、スコア譜の3ページ目(楽曲の始まる最初のページ)にページ付随のテキストブロックを配置すると、パート譜でも楽曲の始まる最初のページにテキストブロックが配置されます。
- シングルページ付随のテキストブロックをタイトルページに配置すると、その1枚目のタイトルページは参照ポイントとして使用されます。例えば、空白のタイトルページがスコア譜に2ページ、パート譜に1ページある場合、スコア譜の1枚目のタイトルページにテキストブロックを配置すると、パート譜でも1枚目のタイトルページにテキストブロックが配置されます(下図参照)。スコア譜またはパート譜にそれぞれ相当するページがあった場合にのみ、リンクしたページ付随のテキストブロックが現れます。スコア譜の2枚目のタイトルページにテキストブロックを追加すると、パート譜にテキストブロックは表示されません。
スコア譜またはパート譜のどちらかからページ付随のテキストブロックが削除された場合、もう一方の楽譜上からもそのテキストブロックが削除されます。