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ミキサー

プレイバック前 プレイバック時

【この機能を使用するには】

ミキサーコントロールを表示する方法は2通りあります。

【機能について】

ミキサーは2つの部分から構成されています。1つはマスターコントローラー、もう1つは五線別コントローラーです。マスターコントローラーは、全体の出力ボリュームとリバーブを調節します(一般のミキサーのマスターコントローラーと同様の働きをします)。五線別コントローラーは、他の五線との相対的なボリュームとパンニングを調節します(一般のミキサーの各トラックのボリュームスライダーとパンニングホイールに似た働きをします)。ミキサーでの設定は後処理され、楽譜に存在するMIDIデータ(MIDIツールで作成したデータ、Human Playbackデータ、プレイバックに反映させる発想記号、アーティキュレーションなど)の最終的な状態に対して設定が適用されます。すなわち、ミキサーはプレイバックの音程や強弱を変更するのでなく、五線間の相対的な関係に対する全体の出力だけを変更します。

ミキサーの設定を各五線に適用すると、パートコントローラーとスコア・マネージャーの設定も自動的に更新されます。例えば、ある五線のボリュームを変更すると、スコア・マネージャーでもボリュームが同じ値に変更されます。他の設定項目も同様に更新されます。

マルチトラックのレコーディングをしていなければ(〔リアルタイム入力〕メニューの〔レコーディングモード〕で〔1つの五線に入力〕あるいは〔2つの五線に分割〕を選択していれば)、単に目的のパートをクリックしてレコーディングを開始すればよいので、ミキサーを使ってレコーディングパートを指定する必要はありません。しかし、(楽譜の小節をクリックするのでなく)プレイバック・コントローラーの〔録音〕ボタンを使用する場合は、ミキサーの〔レコーディング〕ボタンを使って、レコーディングパートを明示する必要があります(また、スコア・マネージャーを使用すれば、レコーディングするレイヤーを個々に指定できます)。

複数のパートを同時に録音したい場合は、〔リアルタイム入力〕メニューの〔レコーディングモード〕から〔マルチトラックレコード〕を選択します。次に、録音する各パートの〔レコーディング〕ボタンをクリックします。〔レコーディング〕ボタンが赤色に変わります(赤色の〔レコーディング〕ボタンは、Finaleで録音するパートであることを表します)。プレイバック・コントローラーの録音ボタンをクリックすると、録音が始まります(また、〔リアルタイム入力〕ツールをクリックすると、録音対象のパートにリアルタイム入力のフレームが表示されます)。

複数のパートに同じ楽器を使用している場合、〔パッチ〕欄は互いにリンクしているので、あるパートのプログラムチェンジのナンバーを変更すると、同じ楽器を使用している他のパートの〔パッチ〕の値も変更されます。

参照:

プレイバック

スコア・マネージャー

パート・コントローラー

 

 

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