QuickTimeを使ったプレイバックの制限事項
QuickTimeを使ってプレイバックするとき、Finaleの側では、Finaleの録音機能とプレイバックとが完全に同期しているかを確認することができません。その理由は、FinaleがQuickTimeに情報を送信したあと、Apple Sound Managerが独自の内部クロックに従って情報を再生するからです。
FinaleからQuickTimeを使ってプレイバックするときは、以下の点に注意してください。
- 楽譜上をドラッグしておこなう再生、〔MIDIツール〕メニューの〔MIDIツール・ウィンドウ内を演奏〕コマンド、および他の五線の再生を使ったリアルタイム入力は使用できません。
- 画面をスクロール表示しながら再生する場合、画面表示とプレイバックとが同期しない場合があります。
- プレイバック時に(MIDIツールまたは発想記号ツールを使って設定した)パッチチェンジを実行したい場合は、スコア・マネージャーでそのパッチを設定する必要があります。楽器リストでパッチを設定しないと、パッチチェンジがおこなわれません。これは、FinaleがQuickTime音源の楽器を設定するときにスコア・マネージャーだけを使うためです。楽譜上のパッチチェンジを検索する操作はおこなわれません。
- Finaleはパッチとチャンネルを1対1で対応させます(複数のパッチが同じチャンネルを共有することはできません)。このため、通常は最大64チャンネル、最大64種類のパッチでプレイバックします。QuickTimeを使用する場合、同時に発音できる音色はパーカッションを除いて29種類までです。