ファイルメニュー
【このメニューを表示するには】
〔ファイル〕メニューは、PrintMusicのメニューバーにつねに表示されています。
【機能について】
〔ファイル〕メニューには、他のアプリケーションと同じように、ファイルの開閉、保存、印刷に関するコマンドがまとめられています。PrintMusicのプログラムを終了させる〔終了〕コマンドも、この〔ファイル〕メニューにあります。
起動パネル このコマンドを選択すると起動パネルが表示され、ファイルを新規作成する項目と、作成済みファイルを開く項目の一覧から選択できます。詳しくは起動パネル をご参照ください。
新規作成:セットアップウィザードによる新規ファイル このコマンドを選択すると、セットアップ・ウィザードが起動し、いくつかのダイアログボックスに表示される手順に従って、曲のタイトルや用紙サイズ、使用する楽器の種類などを設定することができます。詳しくはセットアップウィザード をご参照ください。
新規作成:デフォルトの新規ファイル このコマンドを選択すると「Kousaku Font Default」というファイルをひな形にして、五線を1本表示した新しい名称未設定ファイルが開きます。ただし、PrintMusicでは新規作成ファイルは必ずしも空のファイルを意味するものではありません。楽譜を作成するのに必要な書式設定やカスタマイズの手間を省くために、PrintMusicは様々な項目を「Kousaku Font Default」と呼ばれる特別なファイルにあらかじめ設定しておくことができます。このファイルを「PrintMusic 2011J/Music Files/Default Files」フォルダに置いておけば、〔ファイル〕メニューから〔デフォルトの新規ファイル〕を選ぶたびに、自分の好みの設定が読み込まれた新規ファイルが開きます。
PrintMusicを普通にインストールすると、標準的なひな形としてKousaku Font Defaultファイルが同時にインストールされますが、できればこのファイルを自分用にカスタマイズすることをおすすめします。普段はピアノとボーカルで作曲を始めることが多いとか、歌詞には別のフォントを使いたいなど、 好みはいろいろありますよね?
どのような設定形式をひな形にするにしても、Kousaku Font Defaultファイルをカスタマイズするのは簡単です。〔ファイル〕メニューから〔開く〕を選択し、〔開く〕ダイアログボックスを表示します。「PrintMusic 2011J/Music Files/Templates」フォルダに移動して、「Kousaku Font Default」というファイルをダブルクリックして開きます。するとまっさらなファイルが表示されますので、好みに合わせて各種設定の変更をおこないます。変更が終了したら〔ファイル〕メニューから〔保存〕を選び、「Kousaku Font Default」というファイル名を付けて保存します(前のKousaku Font Defaultファイルが上書きされます)。今後、新たにPrintMusicを起動したり、〔ファイル〕メニューの〔新規〕から〔デフォルトの新規ファイル〕を選んだときに、自分の好みに合わせて設定した「Kousaku Font Default」ファイルが新規ファイルとして複製されて画面上に開かれます。
新規作成:テンプレートからの新規ファイル PrintMusicにはストリングやジャズバンド、フルオーケストラをはじめとする様々な楽譜のテンプレートファイルが添付されていますので、これらを利用することで設定を自分でおこなう手間が省けます。これらのテンプレートを使用するためには、〔新規作成〕サブメニューから〔テンプレートからの新規ファイル〕を選びます。〔開く〕ダイアログボックスが表示されますので、使用したいテンプレートをダブルクリックすると、PrintMusicは自動的にそのテンプレートと同じファイルを「名称未設定ファイル」として開きます。新規に作成したファイルは、好きなファイル名を付けて保存することができます。〔テンプレートからの新規ファイル〕は、元のテンプレートファイルをそのまま残しますので、次回同様の楽器構成の作業をするときも同じテンプレートを再び使用することができます。
開く このコマンドを選択すると、〔ファイル選択〕ダイアログボックスが表示され、PrintMusicが開くことのできる2種類のファイル:Finale標準楽譜ファイル(*.MUS)、スタンダードMIDIファイル(*.MID)形式を選択できるポップアップメニュー(またはラジオボタン)が表示されます。すべてのファイルを選択すると、現在のフォルダのファイルをすべて、ファイルの種類に関わらず表示します。
〔Finale標準楽譜ファイル〕は通常のPrintMusicのファイル形式です。Macintosh版またはWindows版のどちらのPrintMusic で作られたファイルでも開くことができます。〔スタンダードMIDIファイル〕はほとんどのシーケンス・ソフトで読み込んだり作成することのできる標準的なMIDIファイル形式です。
ファイルタイプのドロップダウンリストから特定のファイルタイプを選択すると、特定の拡張子のファイルが表示されます。フォルダリストボックスは他のWindowsのフォルダリストボックスと同様に機能します。フォルダをダブルクリックすることでフォルダの中身の表示をおこない、スクロールバーをスクロールすることで多くのフォルダをみることができます。〔ファイルの場所〕ドロップダウンリストから異なるドライブを選択すると、別のドライブの内容を見ることができます。
この〔開く〕ダイアログボックスは他のMacintoshの〔開く〕ダイアログボックスと同様に機能します。フォルダをダブルクリックすることでフォルダの中身の表示をおこないます。
最近使ったファイル 最近使ったファイルを開きたい場合に使用します。最近使ったファイルの保存先を忘れてしまった場合などに便利に使用できます。
閉じる 〔閉じる〕を選ぶと、アクティブウィンドウ(一番手前にあるウィンドウ)を閉じます。現在作業中のウィンドウを閉じる場合、変更後まだ保存していないファイルがあるときは、その変更内容を保存するかどうか尋ねるアラートボックスが表示されますので、保存するときは〔はい〕または〔保存〕をクリックし、保存しないときは〔いいえ〕または〔保存しない〕をクリックします。〔キャンセル〕をクリックすると、そのファイルを開いた状態で作業画面に戻ります(ウィンドウ左上端のクローズ・ボックスをクリックしてもファイルを閉じることができます)。
保存 このコマンドを選ぶと作業ファイルでおこなった変更内容のすべてをハードディスク上に保存します。
この一時ファイルはPrintMusicの終了時に削除されます。つまり、PrintMusicでそのファイルを開いている間は、そのファイルの最新の状態はそのコンピュータのメモリ上にしかありません。(詳細は保存ダイアログボックス を参照。)
したがって、このコマンドを選択してハードティスク上に変更内容を保存しておかないと、電源のトラブルやシステムエラーが発生した場合、データの変更内容はすべて消えてしまいます。できるだけこまめに(10分おきくらいに)保存をおこなうよう心がけてください。忘れやすい人にはPrintMusicの自動バックアップ機能(プログラム・オプション-保存 参照)を活用されることをおすすめします。
注: 保存コマンドは一番手前に開いているファイルに対してのみ実行されます。
バックアップファイルについて PrintMusicでは、元のファイルと同じ階層のフォルダ内に自動的にバックアップファイルを作成することができます。
PrintMusicでは、元のファイルと同じ階層のフォルダ内に自動的にバックアップファイルを作成することができます。あるいはバックアップを作成するフォルダをあらかじめ指定しておくこともできます。ファイルのバックアップの考え方は非常にシンプルなものです。ファイルを初めて保存するときにはそのファイルに名前をつけます。その後はこのファイルを作業中に保存操作をおこなうと、変更内容を前回保存した同名のファイルに上書きします。そのとき、上書きされる前の前回保存された状態がバックアップファイルとして複製されディスク上に残ります。つまりバックアップファイルは(不必要な保存をしない限り)つねに現在作業中ファイルの1つ前のバージョンになります。バックアップファイルは判別しやすいように「copy」という語で保存されます。つねに現在作業中ファイルの1つ前のバージョンになります。ファイルを初めて保存するときは、その時点では、バックアップファイルはまだ作成されていません。同様に、〔別名で保存〕機能を使うときもバックアップファイルは作成されません。
別名で保存 このコマンドには2つの役割があります。1つは他のアプリケーションと同様に、現在作業しているファイルに別のファイル名をつけて複製し、必要に応じて別フォルダまたは別のディスク上に保存する役割です。(このコマンドを選ぶとPrintMusicはダイアログボックスを表示し、該当するファイルに新しい名前を付けるよう指示しますが、このとき現在作業中のファイルと同じフォルダ内に、完全に同じファイル名をつけて保存することはできません。)
もう1つの役割は、現在のファイルを別形式のファイルとして保存するもので、スタンダードMIDIファイル形式で保存することができます。〔別名で保存〕コマンドで作成したいファイル形式を選び、新しいファイル名をつけてから OK保存ボタンをクリックします。
オーディオファイルとして保存 オーディオファイルとして保存 ファイルのMIDI演奏をもとにAIFFファイルまたはMP3ファイルを作成するには、〔オーディオファイルとして保存〕コマンドを選択します。このコマンドを選択すると、〔オーディオファイルで保存〕ダイアログボックスが表示されます。PrintMusicでオーディオファイルとして保存する場合は、SmartMusicソフトシンセが使われます。詳細はオーディオファイル をご参照ください。
パート譜作成 このコマンドを選択すると、作成したスコア譜からパート譜を抽出することができます。パート譜を作成するには、まずフルスコアのファイルを作成して画面に表示させ、〔パート譜作成〕を選びます。すると〔パート譜作成〕ダイアログボックスが表示され、抜き出したいパートの指定や、抜き出した各パート譜を独立したファイルとして保存することができます。詳しくはパート譜作成ダイアログボックス をご参照ください。また、ここで作成されるファイルは、印刷する前に書式の設定や内容確認、ページのめくりの調整など様々な調整をおこなうことができます。
Finale Showcaseに投稿 このコマンドを選ぶと、ファイルを保存した後、自動的にインターネットのブラウザが起動し、MakeMusic社が運営するWEBサイト(www.finaleshowcase.com )へ接続します。このサイトでは他のPrintMusicユーザーとファイルを自由に共有できます。詳しくは接続後に表示される説明に従ってください。
MusicXML:インポート・エクスポート MusicXMLファイルのインポートをおこなうにはインポートを選択してください。詳細は MusicXMLのインポートダイアログボックス をご参照ください。PrintMusicの書類をMusicXMLフォーマットで保存をおこなうには、エクスポートをクリックしてください。MusicXMLファイルは以前のバージョンのPrintMusicを含む、数多くの音楽ソフトで開くことができます。詳細は Music XMLへのエクスポートダイアログボックス をご参照ください。
スキャン入力:SmartScore Lite このコマンドを実行すると、〔SmartScore Lite〕ダイアログボックスが表示され、楽譜をスキャンした画像ファイルをPrintMusic に内蔵されたSmartScore機能を使って、PrintMusicのファイルに取り込むことができます。詳しくはスキャナで取り込んだ画像をSmartScore Liteで取り込むには とSmartScore Liteダイアログボックス をご参照ください。
ページ設定 このコマンドを選ぶと、OS標準のページ設定ダイアログボックスが表示されます(ダイアログボックスは使用するプリンタの種類によって若干異なります)。ここで印刷したい用紙のサイズを指定しますが、指定した用紙のサイズと実際に作成した楽譜のページサイズ(印刷イメージの大きさ)は全く無関係ですのでご注意ください。(楽譜のページサイズを設定するには〔ページレイアウト〕ツールを使い、実際のページサイズを設定します。詳細はページサイズ をご参照ください。)印刷時に、楽譜の一部が用紙に入りきらず途中で切れてしまわないように、〔ページレイアウト〕ツールで設定した作業ファイルのページサイズがこのダイアログボックスで指定した用紙の大きさと同じか、それより小さくなるようにしてください。詳しくはページ設定ダイアログボックス . をご参照ください。
印刷 このコマンドは、〔ページ表示〕画面に表示される形で楽譜を印刷します。このコマンドを選択すると、ダイアログボックスが表示され、印刷オプション(プリンタの機種によって異なります)の一覧が表示され、印刷する楽譜のページ範囲や印刷部数を指定できます。
ファイル情報 このコマンドを選ぶと〔ファイル情報〕ダイアログボックスが表示され、タイトルや作曲者名、著作権情報などの情報を入力することができます。入力したデータはテキスト挿入機能を使って、楽譜上の任意の箇所に配置することができます。ファイル情報ダイアログボックス をご参照ください。