組段内のそれぞれの小節の(相対的な)幅に関する情報は、小節をご参照ください。
小節をグループ化することにより、ページレイアウト時の小節の取り扱いが容易になります。「小節のグループ化」とは、グループとして選択した小節を必ず同じ組段に配置するように設定することを指します。たとえ他の小節に変更が加わったとしても、グループ化された小節は同じ組段内にとどまります。この機能は例えば、不自然な位置でページが切り替わらないようにレイアウトを調整したり、調号が変わる箇所を組段の先頭に持ってきたりするときに、とくに有効です。
以下に解説されている方法で小節を再配置した場合は、その組段内の小節は自動的にロックされるため、後から〔レイアウト更新〕が実行されても、その影響を受けません。小節のグループ化を解除したい場合は、〔ユーティリティ〕メニューの〔小節のはめ込み〕から、〔組段のロックを解除〕を選択してください。
重要なページ・レイアウト作業をおこなった場合は、〔ユーティリティ〕メニューから〔レイアウトの更新〕(Command+\)を実行しておくことをおすすめします。(ページ表示の場合は、現在表示されているページ以降しか更新されないため、ファイル全体を更新したい場合は最初のページを表示してから〔レイアウトの更新〕を実行する必要があります。)
この作業により小節がグループ化され、組段がロックされます。ただし、このようにして一度組段がロックされると、その後〔レイアウト更新〕などの小節の再配置に関するコマンドが実行されても、その影響を受けなくなりますのでご注意ください。小節のグループ化を解除したい場合は、〔ユーティリティ〕メニューの〔小節のはめ込み〕から、〔組段のロックを解除〕を選択してください。
前述の上下の矢印キーを使った方法は、単に選択した小節を上下に移動させたい場合には便利ですが、「この3小節だけを1段に収めたい」というケースもしばしばあります。そのような場合は、これから解説する方法を使用してください。
ページ表示になっていない場合は、〔表示〕メニューから〔ページ表示〕を選択します。
【各段に配置する小節の数を指定するには】
1段に含まれる小節数をご参照ください。
この作業によって、前述のようにしておこなった小節のグループ化(組段のロック)の作業を取り消すことができます。それにより、組段内の各小節は“流動的”つまり、ページレイアウトの変更に合わせて前後の組段に自動的に移動するようになります。
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