スペーシング
PrintMusicでは音符が入力される度に自動的にスペーシングが施されます。しかし、〔プログラムオプション〕で〔自動スペーシング〕がオフになっている場合は、音符同士の間隔は音価に比例したものとなります。つまり、全音符はちょうど4分音符4つ分の横幅をとるようになります。さらに、新たに入力された音符には、歌詞の衝突やコードネームの重なり、32分音符が重なってしまうなどの問題が起こるかもしれません。
【自動スペーシングを無効にするには】
- 〔PrintMusic 2011〕メニューの〔環境設定〕〔編集〕メニューから〔プログラム・オプション〕を選択し、〔編集〕タブで〔レイアウトの自動更新〕のチェックを外してください。チェックマークが外れている場合は、自動スペーシングはおこなわれません。再度有効にする場合はチェックを入れてください。
【スペーシングをかけ直すには】
- 〔選択〕ツール をクリックしてください。
- スペーシングし直したい箇所を選択します。通常は〔編集〕メニューから〔すべてを選択〕を選択して、すべてのパートを選択します。このコマンドは、選択範囲のスペーシング結果に基づいて小節幅を決定しますので、もし特定のパートのみを選択した場合、予期せぬ結果が起こる場合があります。例えば、1小節目に全音符しかないフルートのパートだけを選択してスペーシングをかけた場合、他のパートにある8分音符のフレーズが詰まったり重なったりする場合があります。
- 〔ユーティリティ〕メニューから〔スペーシングの適用〕を選択します。このコマンドを実行するにはいくらか時間がかかります。トラックカーソルが消えれば、楽譜が再スペーシングされています。
〔自動レイアウト更新〕を選択していない場合は、下記のステップは非常に重要です。
- 〔ユーティリティ〕メニューから〔レイアウト更新〕を選択します。〔スペーシングの適用〕コマンドは、それぞれの小節内の音符の配置についてのみを変更し、PrintMusicはその結果に基づき、それぞれの小節幅を調整しますが、その結果組段内にぴったり収まらない小節がでてきます。そこで、ページ内の小節の再配置を受け持つ〔レイアウト更新〕を実行して、ページマージンに合わせて小節を再配置します。
もし、スペーシングを実行した後、レイアウトを更新しなかった場合、ページ表示時に組段の最後の小節が広すぎたり狭すぎたりする場合がありますが、レイアウト更新をおこなうことにより、この問題は解決されます。
注:もし歌詞が含まれている場合、そのスペースを確保するために小節幅を広くとります。