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スラー

変形図形のスラーは音符のレイアウトに合わせて伸縮し、図形の途中で組段が改行する場合は、自動的に2つの組段にまたがって表示されます。

 

注:スラーと楽句記号は楽典的には異なった目的で用いられます。しかし、どちらもPrintMusicでの作成方法は同じです。そのためここではスラーという言葉は両方の記号を指します。

 

フレックス・スラーは、Finale 2002で新たに追加された機能で、符頭、符尾、臨時記号、連桁、一部のアーティキュレーションなどとの衝突を自動的に回避させることができます。Finale 2002で作成された新しいファイルではフレックス・スラーが適用されます。PrintMusic 2001やそれ以前のバージョンのFinaleシリーズで作成されたファイルではフレックス・スラーは使用されていません。スラーをフレックス・スラーに変換するには〔ブロック編集〕メニューから〔スラーの手動調整を解除〕コマンドを使用します。また、個々のスラーを〔変形図形〕ツールのコンテクストメニューの〔スラーの手動調整の解除〕コマンドでフレックス・スラーに変えることができます。フレックス・スラーと通常のスラーの両方が使用されていることもあるので、ご注意ください。

スラーが手動で少しでも編集された場合は、フレックス・スラーの設定の変更は適用されません。コンテクストメニューでは、フレックス・スラーを使用しているように表示されますが、実際には“固定”されています。固定されたフレックス・スラーは、その後音符の高さなどを変更しても追随しません。この場合は、コンテクストメニューあるいは〔ユーティリティ〕メニューから〔スラーの手動調 整を解除〕を選択すると、フレックス・スラーの機能を取り戻します。

注意:他のPrintMusicユーザーとコラボレーションしている場合を除き、Font Annotationファイルについてあまり気に留めることもないかと思われます。これらのファイルはフォントによってスラーの形や符頭の大きさ、アーティキュレーションを決定するために使用されています。Font Annotation Filesまたは .FAN ファイルはすべてのMakeMusicフォントに提供されています。もしMakeMusic社のものではない記譜用フォントで作成をされている場合、スラーの形などの再現のためにFANファイルを他のPrintMusicユーザーから得る必要があります。

フレックス・スラーもあわせてご覧ください。

【スラーを作成するには】

隣り合う2つの音符にわたるスラーを作る場合には、1つ目の音符をダブルクリックします。PrintMusicは次の音符にスラーをつなぎます。

【変形図形スラーの移動、変形、削除】

ドラッグ時にShiftキーを押さえている場合は、少し動作が異なります。曲線の外側の2つの菱形ハンドル(ベジェ曲線調整ハンドル)をShift+ドラッグした場合、ハンドルの移動方向が上下あるいは左右のどちらかに固定されます。ベジェ曲線調整ハンドルを、Shift+クリックして右あるいは左にドラッグした場合、スラーの「鋭さ」の角度を変更します。外側に向かってドラッグするとスラーは「丸く」なり、内側に向かってドラッグするとスラーは「鋭く」なります。ベジェ曲線調整ハンドルをShift+クリックして上あるいは下にドラッグした場合、スラーの曲線の弧が変形されます。

【スラーの向きの変更】

 

 

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