Aria Player for Finale
【この機能を使用するには】
〔MIDI/Audio〕メニューから〔楽器のセットアップ〕>〔AU ソフトシンセのセットアップ〕を選択します。いずれかのチャンネルグループから〔Instruments for Finale 2011〕などのAU プラグインを選択して、そのチャンネルグループの〔編集〕をクリックします。
【機能について】
Aria Player for Finaleを使うと、Finaleに搭載されているGarritan楽器をFinaleチャンネルに割り当てることができます。画面のキーボードには、楽器の音域やキースイッチも表示され、楽器の音色を調節できます。
Ensembles 楽器セットの保存と読み込みをおこないます。これにより、Finaleファイル間でAria Playerの設定を移すことができます。
[チャンネル1 - 16] Finaleの各バンクは16チャンネルあり、16個のボックスにFinaleのチャンネルを割り当てます。Finaleの〔Audio Unitsのセットアップ 〕ダイアログボックスはAria Playerを8つまで読み込めるので、最大で128の楽器を読み込むことができます。
新しい楽器を読み込むには、空のボックス(または読み込んだ楽器の名前)>〔GOP〕>〔Notation〕の順に選択して、ポップアップメニューから楽器を選択します。「Notation」と表示された楽器は、特にFinaleのHuman Playback 機能で使うことを意図して作成されています。
複数のAria Playerを読み込んだ場合、Aria Player画面のChannel 1は、各チャンネルグループの先頭チャンネルを表します。例えば、〔Audio Unitsのセットアップ 〕ダイアログボックスのチャンネル17-32に〔Instruments for Finale 2011〕を指定した場合、Aria Playerの画面に表示されるChannel 1は、FinaleのChannel 17に相当します。Channel 17の楽器を使用するパートは、〔楽器リスト〕ウィンドウ でチャンネル17に設定する必要があります。
[ボリューム] 2つのスライダーを使って、MIDIコントローラーデータを調節します。#7はボリューム、#10はモジュレーションホイールです。このコントローラーを使わずに、Finaleのミキサー画面でボリューム、パンニングなどを管理することもできます。ミキサー をご参照ください。
[キーボード] Aria Playerは、楽器の音を出すバーチャルキーボードを搭載しています。キーボードのキーをクリックするだけで、楽器の音を確認できます。MIDIキーボードを接続していれば、MIDIキーボードからサンプルサウンドを鳴らすこともできます(これをおこなうにはMIDI Thruをオンに設定する必要があります。詳しくはMIDIスルーダイアログボックス をご参照ください。さらに、〔MIDI/Audio〕メニューの〔プレイバックにAudio Units を使用〕を選択する必要があります)。キーボードのキーを押しても音が出ないときは、モジュレーションホイールを上に回してください。画面のキーボードには、楽器の音域とキースイッチ用のキーも表示されます。キースイッチ をご参照ください。
コントロール Aria Player画面の右にある〔Controls〕タブをクリックすると、いくつかのダイヤルが表示されます。
Porta (CC20) 管楽器とストリングス楽器に対して、ポルタメント(なめらかにスライドする機能)を調節します(CC#18)。スライドを標準特性とするトロンボーンやストリングスなどでは、この機能は特に有用です。別の管楽器でも、大きく異なる音程まで滑らかに移行する動きを表現したいときに使うと便利です。
Length (CC21) 音符の音価を調節します。
VAR1 (CC22) イントネーションの不規則な変動を導入します。特に、実際の演奏者が音符間の正確なイントネーションを演奏できないようなテンポの速いフレーズでこの機能を使うと、大きな効果が得られます。
VAR2 (CC23) 音色の不規則な変動を導入します。この2つの〔VAR〕コントロールは、急テンポで反復音を演奏するときの不快な“マシンガン”効果を除去するのに大きな効果があります。〔VAR〕コントロールを適切に利用すれば、金管楽器の自然なダブルタンギングやトリプルタンギングも表現できます。
ModWhl(CC1) モジュレーションホイールを調節します。
About 〔About〕をクリックすると、Aria Playerに関する情報が表示されます。〔Get More Sounds〕をクリックするとGarritanのWebサイトが開き、別のサウンドを入手できます。
注: 演奏にリバーブをかけるには、〔Audio Unitsのセットアップ 〕ダイアログボックスにある〔Ambience Reverb〕オプションを使います。
参照:
Audio Unitsのセットアップダイアログボックス
GPOとHuman Playbackのチュートリアル