「VST」(Virtual Studio Technologyの略)は、Steigberg(デジタルオーディオアプリケーションCubaseの開発元)が開発したオーディオプラグイン規格です。Audio Unitsプラグインと同様に、VSTプラグインもVSTをサポートするすべてのオーディオアプリケーションで使用でき、仮想楽器、エフェクトなどの機能を提供します。
このほかにも、VST対応の各種サンプラー、シンセ、エフェクト、楽器をFinaleで使用できます。詳しくはFinaleのWebサイトをご参照ください。他のAU/VST対応楽器とGarritan Instruments for Finale、GPO製品版、JABBの楽器とを組み合わせて使用することも可能です。ただし1つだけ注意すべきことは、AU/VSTの各楽器ライブラリを個別のバンクに読み込む必要があることです(Kontakt Player 2用にアップデートされた楽器を除く)。バンクの詳細はチャンネルをご参照ください。
代わりの楽器を使う。目的の楽器の代わりになる最良の楽器を使って該当パートを演奏します。例えば楽譜にソプラノサキソホンが指定されていて、JABBを所有していない場合は、Garritan Instruments for Finaleのオーボエかクラリネットで代用できないか検討します。
目的の楽器を収録したサードパーティ製の楽器ライブラリを購入する。オーケストラ曲の楽譜を大量に作成するような場合は、GPOの製品版にアップグレードすると、今より豊富な種類のオーケストラ楽器を使用できます(Garritan Instruments for Finaleのユーザーなら割引価格でGPO製品版にアップグレードできます)。ジャズやポップスの作曲、編曲を手がける人は、Garritan Jazz and Big Band(JABB)ライブラリを入手されるとよいと思われます。世界各国の音楽で使われる楽器を必要とする場合は、サードパーティ製のサンプルライブラリを購入するとよいでしょう。〔VST/Audio Unitsプラグインの管理〕ダイアログボックスを開くと、Finaleで使用できるVST/AUプラグインの一覧を確認できます。