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連符ツールimage\Tuplet_Tool.gif

このツールを使って、連符の作成、編集、位置調整をおこなうことができます。(「連符」とは、3連符や5連符、7連符などといった、変則的な音価を持つ音の集まりのことを指します。)このツールでは、リズムの定義(例えば、2分音符分の拍に4分音符をいくつ入れるか等)だけでなく、連符の表記法(例えば、括弧をつけるかどうか等)の設定もおこなうことができます。

スコア譜とリンクしたパート譜の連符については、リンクしたパート譜の連符をご参照ください。

連符の見た目についての設定をあらかじめ初期設定として定義しておくと、例えば、新たに作成される連符の括弧の位置などを自動的に最適に調整することができます(〔ステップ入力〕〔高速ステップ入力〕〔リアルタイム入力〕の各ツールで作成される連符にも適用されます)。連符表記の初期設定をおこなうには、〔連符〕ツールのアイコンをCtrl+クリックしてください。〔連符定義〕ダイアログボックスが表示され、様々な項目を設定することができます。1小節を占める連符を簡単に作成したい場合は、最初に連符を定義してから入力する必要があります。これは、小節が音符であふれないようにするためです。最初に連符を定義するには、ステップ入力の〔連符〕ツールを使います。

 

位置調整ハンドルは6個あります。うち2つは括弧の水平および垂直の長さをコントロールします。1つは数字の位置をコントロールします。もう1つ、括弧と数字の全体的な位置をコントロールするものがあります。残りの2つは括弧の角度および括弧の位置を、数字を動かさずにコントロールします。

 

〔連符〕ツールでは、特定のキーに連符定義の内容を割り当ててマクロ機能として使用することができます。これによって、〔連符定義〕ダイアログボックスを経由する手間が省けるため、たくさんの連符を定義する必要がある場合に時間を節約することができます。

 

連符ツールでマクロ機能を設定する

〔連符〕ツールをクリックします。Shiftキーを押しながら、任意の数字キーまたは英文字キーを押します(キーボードの日本語入力モードをオフにしてください)。〔連符定義〕ダイアログボックスが表示されます。選択した数字キーあるいはアルファベットキーに割り当てる連符を定義します。〔OK〕をクリックします。

連符ツールでマクロ機能を使用する

〔連符〕ツールをクリックします。マクロ機能を割り当てた英数字キーを押している間に、音符をクリックします(または、音符がボイス2にある場合は、上または下のうち、ボイス2の音符がある方をクリックします)。Finaleは、クリックされた音符とそれに続く音符を事前に定義した連符グループに自動的に変換します。括弧やスラーを表示する設定にしてある場合は、その位置や形を整えて連符を完成します。

 

コンテクストメニューを表示するには、対象のハンドルをクリックします。コンテクストメニューに表示される項目はクリックした箇所によって異なります。下の表をご参照ください。

 

連符ツール

メニュー項目

機能

連符表記の初期設定編集

〔ファイル別オプション〕ダイアログボックスの〔連符〕欄を表示します。

 

連符のハンドル

メニュー項目

機能

連符定義の編集

〔連符定義〕ダイアログボックスを表示します。

図形:表示しない・スラー・括弧

この連符に表示する図形を選択します。

配置:手動・符尾側・符頭側・音符の上・音符の下

この連符の数字や括弧の表示位置を選択します。

つねに水平にする

連符の括弧を水平にします。

五線を避ける

連符の数字や括弧が五線内にかからないように上下の位置を調整します。

音価全体を囲む

連符に含まれる音価(次の音符の直前まで)全体を図形で囲みます。

音価の中心に数字を置く

連符に含まれる音価全体の中心にくるように数字の位置を調整します。

反転

現在は位置されているのと反対側へ数字と括弧を移動します。

リセット

連符を初期設定の状態に戻します。

表示

(印刷ページ上の)表示/非表示を選択します。チェックマークを付けると表示します。

リンクを復帰(スコア譜へのリンク)[パート譜のみ]

スコア譜にある該当項目とのリンクを復帰します。

リンクを解除(全パート譜へのリンク)[スコア譜のみ]

該当項目について、スコア譜とすべてのパート譜の間でリンクを解除します。

リンクを復帰(全パート譜へのリンク)[スコア譜のみ]

パート譜にあるすべての該当項目とのリンクを復帰します。

削除

選択した連符を削除します。

 

詳しくは、連符定義ダイアログボックスをご参照ください。

 

参照:

ファイル別オプション-連符

メイン・ツール・パレット

 

 

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