SmartMusic用のファイルを作成する際のヒント

SmartMusicファイルに関するヒント

• Finaleファイル上でのプレイバックをもう一度確認してください。FinaleからMIDIファイルを書き出して、QuickTime PlayerなどのMIDIプレイヤーで再生してみてください。
• プレイバックカーソルは常に伴奏ファイルに追随します（表示されている楽譜ファイルに追随するのではありません）。
• プレイバック中、楽曲の前方を余裕をもって確認できるようにページがスクロールします。反復記号の組み合わせによっては、SmartMusicで正しくスクロールしない場合があります。この問題を回避するには、〔表示〕メニューの〔拡大〕と〔縮小〕を使ってページサイズを変更してください。
• SmartMusicは、弱起小節と、曲の先頭に戻る反復記号の両方が設定されたSMPXファイルをサポートしていません。このようなファイルは、プレイバックカーソルとページスクロールの問題が生じます。この問題を回避するには、Finaleの弱起小節を使用しないでください。代わりに、拍数の小さい拍子記号の小節を使用し、別の拍子記号を表示するように設定してください。
• 弱起小節と反復記号の両方を持つSMPXファイルのスクロールプレイバックで問題が生じる場合は、Finaleファイルで、弱起小節の後の小節から小節番号を開始させてください。つまり、弱起小節が小節番号に含まれないようにします。
• スコア・マネージャーで、ミュートされているトラックがないかを確認してください。スコア・マネージャーをご参照ください。
• アンサンブルSMPXファイルは画面上の楽譜を表示できません。
• 画面に楽譜を表示するSMPXファイルで使われている記譜フォントがエンドユーザーのコンピュータにない場合、デフォルトフォントで置き換えられます。
• SMPXファイルでは、埋め込まれたフォントとグラフィックに対応していませ。
• MIDIキーボード（大譜表）を例外として、単一五線の楽器／声部のみ楽譜の画面表示に対応しています。
• ファイルの最後に不要な小節がある場合は削除してください。
• 自動伴奏機能が正しく機能するためには、テンポを20〜240（拍／分）の範囲内に収める必要があります。
• リタルダンドやアッチェレランドなどの効果をファイル中に設定しておくと、SmartMusicがよりなめらかにテンポの変更に追随することができます。
• 演奏者に独自の解釈を許すため、また自動伴奏機能によるテンポチェンジへの対応をなめらかにするために、可能な限りテンポチェンジの情報を残しておくようにしてください。
• 作成したファイルが正しくプレイバックされない場合は、装飾音符または反復記号を削除して、再度エクスポートしてみてください。
• ボリューム（7番）とサスティーン（64番）以外のコントローラーは使用できません。詳しくは連続的データをご参照ください。
• FinaleおよびSmartMusicでは、移調楽器を正しく認識し調整します。それらの移調楽器を実音でチェックしたい場合は、〔書類〕メニューから〔移調楽器を実音で表示〕を選択してください。
• 楽器構成にかかわらず、運指表はソロ楽器のみ表示されます。
• 楽器の変更、オクターブの変更、音程による移調、および音域チェックの結果として、単一五線、単一組段内の五線間、または組段間で垂直方法の衝突が生じることがあります。
• Intelligent Accompaniment機能を使用する場合は、SMPXを保存する際に少なくとも2つの五線が必要です。1つはソロ楽器用のパート、もう1つは伴奏用のパートです。

MIDIファイルに関する一般的なヒント

• 可能な限り、すべてのトラックをリアルタイム入力もしくは他のシーケンサー・プログラムなどで入力し、ステップ入力を極力使用しないようにしてください。実際の演奏を録音することにより、ベロシティやデュレーション、発音タイミングなどがより人間的になり、より自然な伴奏となります。MIDI演奏を“人間らしく”するには、プレイバック設定ダイアログボックスでHuman Playbackをオンにしてください。
• FinaleでMIDIファイルを取り込む場合は、あらかじめフォーマット1で保存し、すべてのチャンネルまたはトラックが個別になるようにしてください。
• 読み込む情報として〔テンポチェンジ情報〕や〔連続的データ〕をチェックして、できるだけ多くのMIDI情報を取り込むようにしてください。MIDIファイルをインポートするにはもご参照ください。
• 〔プレイバック・オプション〕ダイアログボックスで〔オプション〕欄の下の4つの項目がチェックされていることを確認してください。Human Playbackを有効にする場合は、ユーザーMIDIデータをすべて取り込むようにHuman Playback初期設定を設定してください。プレイバック・オプション ダイアログボックスをご参照ください。
• プレイバック時のテンポを確認してください。Finaleではいろいろな方法でテンポを設定することができます。とりあえず〔プレイバック・コントローラー〕を広げた時に表示されるテンポ設定欄で基本となるテンポを設定してください。詳しくはプレイバック設定ダイアログボックス、発想記号の設計ダイアログボックス、テンポツールをご参照ください。

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