Finaleで作成した楽譜ファイルは、SmartMusicと互換性がない要素が含まれていることがあります。その場合、評価の精度が落ちたり、SmartMusic画面のスクロール表示中に問題が生じたりすることがあります。SmartMusicが対応していない楽譜要素もあります。Finaleで作成した楽譜をSmartMusicファイルとして保存する場合は、あらかじめ、次表のガイドラインを参照して問題がないかを確認してください。下記のガイドラインに従っていない状態で〔ファイル〕メニューから〔SmartMusicファイルとして保存〕を選択すると、〔SmartMusicファイルが対応していない項目〕ダイアログボックスが開き、問題点のリストが表示されます。このダイアログボックスを使って問題点を解消してから、SmartMusicファイル形式で保存できます。
SmartMusicと互換性のないFinaleの楽譜要素は次のとおりです。
問題点 |
説明 |
複数のレイヤーで同時に発音する音符 |
SmartMusicで最適な評価結果を得るには、単一パートの単独のメロディラインを評価対象にしてください。複数の音符が同時に発音すると、評価スコアが100%にならないことがあります。 |
ページ設定の不統一 |
SmartMusicでのスクロール表示を最適にするには、ページサイズとページマージンを全ページで統一してください。 |
組段マージンの不統一 |
SmartMusicでのスクロール表示を最適にするには、2段目以降の組段マージンを統一してください。方法としては、〔スコア譜のページ・フォーマット〕ダイアログボックスで組段マージンを設定してから、〔ページの再フォーマット〕を選択してFinaleファイル全体に設定値を適用するのが最適です。 |
非表示の音部記号 |
SmartMusicでは、Finaleで非表示にした音部記号も含め、すべての音部記号が表示されます。 |
特殊な調号 |
SmartMusicは、特殊な調号に対応していません。 |
オシア小節、ライブコピー小節 |
SmartMusicは、オシア小節とライブコピー小節に対応していません。 |
〔五線の特性〕ダイアログボックスの〔1本目からの距離〕 |
SmartMusicで演奏するときのスクロール表示を最適にするには、〔五線の特性〕ダイアログボックスの〔1本目からの距離〕を「0」に設定してください。 |
〔スコア譜のページ・フォーマット〕ダイアログボックスの〔組段マージン:上〕 |
最初の組段マージンは、2段目以降の〔上〕と同じ値にしてください。 |
非表示の調号 |
Finaleで非表示にした調号が、SmartMusicでは表示される場合があります。SmartMusicでも調号を非表示にするには、〔楽譜スタイル〕ダイアログボックスで楽譜スタイルを作成するとき、〔調号〕のチェックを外してください。 |
〔モードを保持して移調〕が設定された五線 |
五線に〔モードを保持して移調〕が設定されている場合、〔独立した設定〕欄で〔調号〕を選択する必要があります。 |
独立した拍子記号 |
SmartMusicは、独立した拍子記号に対応していません。 |
参照:
Finale User Manual Home
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