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チュートリアル 7:パーカッション譜とギター譜

パーカッションは、音程を持つ楽器とそうでない楽器とで、大きく2つの種類に分けられます。音程を持つ楽器は木琴、ティンパニ、ベル等で、通常の楽器と同様「五線」に記譜します。一方、音程のないパーカッションは、絶対的に決まった書式というものがなく、それぞれが独自の記譜を必要とする必要があります。一本線に表記したり、場合によっては一本線の中に複数の楽器を表記することや符頭の種類を変えて楽器を区別することもあります。

ギターも様々な記譜スタイルがありますが、NotePadではギターやベースなどのフレット楽器用の楽譜をTAB譜として作成することができます。

この章では、パーカッション譜とギター譜の作成方法について学びます。まず、パーカッションやギター・パートを入力するための五線を追加する必要がありますが、NotePadでは作成途中の楽譜内に新たなパートを追加することができませんので、セットアップ・ウィザイードから新規にスコアを作成して、その中に今まで作業してきた内容をコピーする方法をご紹介しましょう。

パーカッション譜とギター譜を作成する準備

  1. 作業に入る前に、ここまでのチュートリアルを保存しておきましょう。〔ファイル〕メニューから〔別名で保存〕を選択し、任意の名前をつけて保存します。保存できたらファイルを一旦閉じて、次のチュートリアルへ進むために『Tutorial 6b.mus』を開いてください。ファイルは 〔Finale NotePad Tutorials〕フォルダに格納されています。
  2. 次に、〔ファイル〕メニューから〔新規作成〕を選んでください。セットアップ・ウィザードが起動します。
  3. タイトル欄に「Scarborough Fair」、作曲者欄に「England」と入力し〔次へ〕をクリックします。
  4. 下図のように、「ボイス」「ピアノ」「ギター」「ギターTAB譜」「ドラムセット」を編成に加えていきます。

  1. 〔次へ〕をクリックします。
  2. 次の画面では、4分の3拍子、調はCマイナーを選びます。
  3. 小節数の設定欄には「16」とタイプしましょう。

  1. 〔完了〕をクリックすると、先ほど選んだ編成で空のスコアが表示されます。
  2. ここで一旦このファイルに名前をつけて保存しておきます。〔ファイル〕メニューから〔別名で保存〕を選び、『Tutorial 7』という名前をつけて保存しておきます。これでコピーの準備が整いました。
  3. 〔ウィンドウ〕メニューから〔Tutorial 6b〕を選んでください。画面の後ろ側に隠れていた『Tutorial 6b』のファイルが最前面に表示されます。
  4. 〔選択ツール〕を選びます。
  5. COMMANDキーを押しながら「A」キーを押して、すべての小節が選択された状態にします。
  6. COMMANDを押しながら「C」キーを押して、クリップボードに内容を記憶させます。
  7. 〔ウィンドウ〕メニューから〔Tutorial 7〕を選んでください。先ほど名前を付けて保存しておいた『Tutorial 7』のファイルが最前面に表示されます。
  8. 〔選択ツール〕が選ばれているのを確認してから、ボーカル・パートの第1小節目をクリックして選択状態にし、COMMANDを押しながら「V」キーを押してみてください。先ほどクリップボードに記憶した内容がペーストされ、『Tutorial 6b』の全ての内容が、瞬時に『Tutorial 7』のファイル内にコピーされました。この時、自動的に移調されながら音符がコピーされていることにご注目ください。

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パーカッション譜の作成

ギター譜の作成

 

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