〔ウィンドウ〕メニューから〔ミキサー〕を選択します。
Note: 各五線にミキサーが表示されますが、個々のチャンネルに割り当てられた五線のみ個別に調節できます。例えばブラスクインテットに2つのトランペットパートがあり、両方ともチャンネル1に設定している場合、一方のトランペットパートのミキサーで設定を調整すると、両方のトランペットパートに設定が適用されます。五線別に固有のチャンネルを割り当てたい場合は、スコア・マネージャーの楽器リストでチャンネルを指定してください。
ミキサーは2つの部分から構成されています。1つはマスターコントローラー、もう1つは五線別コントローラーです。マスターコントローラーは、全体の出力ボリュームとリバーブを調節します(一般のミキサーのマスターコントローラーと同様の働きをします)。五線別コントローラーは、他の五線との相対的なボリュームとパンニングを調節します(一般のミキサーの各トラックのボリュームスライダーとパンニングホイールに似た働きをします)。ミキサーでの設定は後処理され、楽譜に存在するMIDIデータ(MIDIツールで作成したデータ、Human Playbackデータ、プレイバックに反映させる発想記号、アーティキュレーションなど)の最終的な状態に対して設定が適用されます。すなわち、ミキサーはプレイバックの音程や強弱を変更するのでなく、全体の出力と、五線間の相対的な関係だけを変更します。
ミキサーの設定を各五線に適用すると、スコア・マネージャーの設定も自動的に更新されます。例えば、ある五線のボリュームを変更すると、楽器リストでもボリュームが同じ値に変更されます。他の設定項目も同様に更新されます。
ソロに指定できるのは単一パートだけではありません。例えば、2つか3つのパートをソロに指定し、それ以外のパートを演奏しないようにすることもできます。実際、すべてのパートをソロにすることも可能です(この場合、1つもソロに指定しないのと同じことなので意味がありません)。
〔リアルタイム入力〕メニューの〔レコーディングモード〕で〔1つの五線に入力〕か〔2つの五線に分割〕を選択していれば、単に目的のパートをクリックしてレコーディングを開始すればよいので、ミキサーを使ってレコーディングパートを指定する必要はありません。しかし、(楽譜の小節をクリックするのでなく)プレイバック・コントローラーの〔録音〕ボタンを使用する場合は、ミキサー(またはスコア・マネージャー)の〔R〕パラメータを使って、レコーディングするパートを明示する必要があります(また、スコア・マネージャーを使うと、レコーディングするレイヤーを個々に指定することができます。
複数のパートに同じ楽器を使用している場合、〔パッチ〕欄は互いにリンクしているので、あるパートのプログラムチェンジのナンバーを変更すると、同じ楽器を使用している他のパートの〔パッチ〕の値も変更されます。
複数の五線に同じ楽器を割り当てている場合、それらの五線は同じMIDIチャンネルとリンクしています。したがって、いずれか1つの五線のチャンネルの割り当てを変更すると、他の五線も変更されます(同じ音色に別のMIDIチャンネルを設定したい場合は、新しい楽器として登録する必要があります)。
参照:
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