出版されている楽譜(オーケストラのスコアなど)では、一般にその組段内で完全に休みのパートは省略して表記されます。これは、楽譜全体をコンパクトにして読みやすくするためです。Finaleで印刷対象から各組段の空の五線を除くには、五線ツールを使います(〔五線〕メニューから〔空の五線を隠す〕を選択)。
空の五線を隠した後、隠れた五線に小節を移動したり音符を追加することもできます(音符や五線が自動的に再表示されます)。五線を隠しても、スクロール表示モードではすべての五線が表示されます。すなわち、ページ表示では五線が隠されていても、スクロール表示で音符を追加することができます。〔自動スペーシング〕をオンにしている場合、音符の入った小節が別の組段に移動することがあがあります。このとき、隠れた五線を持つ組段に移動する可能性があります。いずれの場合でも、音符が入力されている五線は自動的に表示されるので、知らないうちに楽譜の一部をなくすことはありません。音符のある五線を隠すには、ユーザー自身が〔五線の属性〕ダイアログボックスを使って強制的に隠す必要があります。オシア小節、印刷、プレイバックに関連して五線を隠すにはをご参照ください。
音符のある五線を隠すには、〔五線の属性〕ダイアログボックスで〔五線を強制的に隠す〕にチェックを付けます。五線を隠したあとの表示方法は2通りあります。五線を完全に消去する(五線を詰める)か、隠れた小節を空白の状態で残す(五線位置はそのまま)ことができます(小節を隠すにはを参照)。
特定のパート(五線)だけをプレイバックするにはをご参照ください。
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