タブ譜の拍子記号について
(アメリカ式の表記では)一般的に通常の五線が並記されている場合、タブ譜パートには拍子記号を表示しませんので、Finaleの初期設定では拍子記号を表示しないように設定されています。タブ譜にも拍子記号を表示させたい場合は、以下の手順を実行してください。
- 〔五線〕ツールをクリックします。
- タブ譜パートをダブルクリックします。〔五線の属性〕ダイアログボックスが表示されます。
- 〔表示する項目〕欄で〔拍子記号〕にチェックを付けます。
- 〔OK〕をクリックします。楽譜上に戻ります。拍子記号が表示されますが、タブ譜の五線の中央には表示されていませんので、これを調整する必要があります。
- 〔書類〕メニューから〔ファイル別オプション〕を選択し、〔拍子記号〕を選択します。〔ファイル別オプション-拍子記号〕ダイアログボックスが表示されます。
- 〔計測単位〕で〔EVPU〕を選択します。ここでは単位としてEVPUを使用します。
- 〔垂直位置調整〕の欄で、〔記号キャラクタ〕に「-20」、〔分子の数字〕に「-16」、〔分母の数字〕に「-20」をそれぞれ入力します。
- 〔適用〕をクリックします。
- 〔ファイル別オプション〕ダイアログボックスの左側のリストから〔フォント〕を選択します。フォントに関するオプションが表示されます。
- 〔楽譜関係〕から〔拍子記号〕を選択します。
- 〔楽譜関係〕の行にある〔フォント指定〕ボタンをクリックします。〔フォント〕ダイアログボックが表示されます。
- サイズを36ポイントに設定します。
- 〔OK〕を2回クリックして楽譜上に戻ります。これにより拍子記号が拡大され、五線の中央に表示されます。必要に応じて前述の〔ファイル別オプション〕ダイアログボックスの〔拍子記号〕および〔フォント〕欄で数値を微調整してください。例えば、拍子記号を2本目と4本目の線の間に表示させたいという場合、〔拍子記号〕欄で〔分子の数字〕に「-28」、〔分母の数字〕に「-10」を入力して、〔フォント〕欄で拍子記号のフォントを26ポイントに調整します。