MIDI

コンピュータとMIDI機器の接続方法などに関する詳細は、チュートリアルの冊子をご覧ください。

MIDI(Musical Instrument Digital Interface)は、コンピュータと各種のMIDI機器間のコミュニケーションを可能にするコンピュータ言語です。Finaleの中核機能の多くは、MIDI規格の枠組みをベースにしています。

MIDIが関連する主な操作:

Finaleではご使用の環境に応じて複数のMIDIドライバを選択することができ、1つのポートで複数のインストゥルメントやMIDI信号の送受信をおこなうことができます。

FinaleはCoreMIDIをサポートしており、64のFinale MIDIチャンネルにアクセスできます。この64チャンネルは1-16、17-32、33-48、49-64の4セットで使用できます。

通常、各チャンネルセットにデバイス1つが割り当てられますが、16チャンネルからなるバンクに2つのデバイスを割り当て、単一のチャンネルセットに対して2つのデバイスで同時に情報を送受信することもできます。チャンネルバンクに複数のデバイスを割り当てることで、プレイバック時にMIDIデバイスを同居させることができます。このことは特に、サウンドモジュールを比較したりサウンドのレイヤーを作成するのに役立ちます。

General MIDIについて

General MIDIは、MIDIの基本的な仕組みに加えて、MIDI楽器も定義しています。General MIDIは、楽器間で音色をある程度共通に使えるようにすることを目的として定義されました。General MIDIに準拠して作成されたMIDIファイル他のプログラムでも解釈できる標準化されたフォーマットで作成されたファイルです。このため、同じファイルを複数の異なるプログラムで使用することができます。例えば、任意のシーケンサープログラムで作成された楽曲をMIDIファイルとして保存し、Finaleで開いて楽譜にすることができます。は、同じGeneral MIDIに対応したMIDI楽器やソフトウェアなど異なる環境間でも同じ音色設定で再生することができます。多くのMIDIデバイスがGeneral MIDIに対応しています。

MIDI用語解説

発想記号を用いたMIDIチャンネル割り当て設定

MIDIデータの編集

〔MIDI〕ツールを使って楽譜を編集した場合、ファイルサイズが非常に大きくなることがあります。変更した領域のすべての音符についてベロシティ、音価などのデータを記録するため、〔MIDI〕ツールを使って広い範囲を編集すると、ファイルサイズが倍になることもあります。

楽譜ファイル内のMIDIデータを変更するには、MIDIツールと、〔MIDIツール〕メニューのコマンドを使います。例えば、リアルタイム入力で記録した楽譜を編集する場合、〔クォンタイズ詳細設定〕ダイアログボックス〔キー・ベロシティを保持〕および(または)〔音価を保持〕を選択すれば、演奏したノートのMIDIコントローラー情報(ベロシティなど)を〔MIDI〕ツールを使って表示、編集できます。

〔MIDI〕ツールによる変更をプレイバック時に確認するには、〔プレイバック・オプション〕ダイアログボックスの該当する〔録音された__を再現〕が選択されていることを確認してください。

MIDIプレイバックに関するトラブルシューティング

アプリケーション間MIDIルーティング

コンピュータ上の複数のアプリケーション間でMIDI通信を仮想的にルーティングする方法が2つあります。アプリケーション間MIDI通信と、IAC Driverです。

MIDI同期信号送信

ソング・ポインタ・データとも呼ばれるMIDIシンク信号は、連続するMIDIデータから成り、2つのシーケンサーまたはコンピュータを再生または録音時に完全に同期させる際に使用されます。FinaleはMIDIシンク・データの送受信ができるので、Finaleで外部のシーケンサーを操作して同時に再生させる、またはFinaleでMIDIシンク・データを送信しているシーケンサーのテンポ・トラックと一緒に新しい曲を録音(またはFinaleのファイルをプレイバック)することができます。FinaleはMIDIクロック信号、SMPTE、MIDI Time Code(MTC)もサポートしています。

 

MIDIリファレンス

関連トピック:

MIDIファイル

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