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ReWireモード時のプレイバック・コントローラー

【このウィンドウを表示するには】

ReWireモード時に〔ウィンドウ〕メニューから〔プレイバック・コントローラー〕を選択します。

【機能について】

FinaleがReWireモードのとき、プレイバック・コントローラーの内容が一部変わります。以下のオプションを使ってプレイバックを設定できます。

  • 楽譜データの再同期ボタン Finaleファイルに変更を加えた場合は、このボタンをクリックしてDAWの再生を更新してください。
  • [最初まで巻き戻し(左) このボタンをクリックすると、〔小節〕のテキストボックスに「1」が入力され、先頭小節からプレイバックが開始します。プレイバック中にこのボタンをクリックすると、最初の小節に戻って再び再生を開始します。
  • [巻き戻し このボタンをクリックし、そのままマウスボタンを押していると、〔小節〕のテキストボックスの数値が減少していきます。プレイバック中に前の小節に戻りたい時には、このボタンをクリックし、そのまましばらくマウスボタンを押し続け、〔小節〕のテキストボックスに任意の小節を表示させてから手を離すと、その場所に戻って直ちに演奏を開始します。
  • [停止]•[再生 〔停止〕ボタンをクリックするとプレイバックが停止し、〔小節〕テキストボックスは元の数値にリセットされます〔再生〕ボタンをクリックするかスペースキーを押すとプレイバックが開始されます。再びスペースバーを押す とプレイバックが停止します。再びスペースバーを押すと、停止していた箇所からプレイバックが再開します。
  • [早送り このボタンは、〔小節〕のテキストボックスの数値を増やします。プレイバック中に先の小節に進みたい場合には、このボタンをクリックし、そのまましばらくマウスボタンを押し続け、〔小節〕のテキストボックスに任意の小節を表示させてから手を離すと、その場所まで進んで直ちに演奏を開始します。
  • [最後まで早送り(右)] このボタンをクリックすると、〔小節〕のテキストボックスに最後の小節を表示します。

    プレイバック中にこのボタンをクリックすると、最終小節に進んで再生を停止します。

  • [プレイバック設定]  ほとんどのケースでは、これまでに説明してきた機能でプレイバックを十分にコントロールすることが可能ですが、この三角形のボタンをクリックするとプレイバックコントローラーが広がって、さらに詳しいオプションを設定することができます。をご参照ください。三角ボタンをもう一度クリックするとプレイバックコントローラー通常のサイズに戻ります。

  • ReWireマスターのテンポに追従する このオプションを選択した場合、Finaleのテンポマップでなく、お使いのDAWのテンポを使ってプレイバックされます。したがって、Finaleファイル内の記号にテンポデータが含まれていても、DAWはそれを無視します。

    デフォルトでは、このオプションは選択されていません。お使いのDAWにテンポトラックが存在し、かつFinale側でテンポを制御している場合、プレイバックが正しく機能しないので注意してください。

  • 小節をまたぐ連桁プラグインを適用した小節範囲内で、小節をまたぐ連桁の作成時に非表示の連符が作成されている場合、HumanPlaybackの演奏に影響することがあるのでご注意ください。

  • Human Playbackスタイル このポップアップメニューから、ロマン様式、ジャズ、レゲエ、古典様式といったプレイバックスタイルを選択できます。Finaleは、選択されたスタイルに応じて人間の演奏をまねてプレイバックします。テンポ、音価、ベロシティなどMIDI演奏に加えられた調整その他のMIDI属性は、Finaleの演奏全体に適用されます。一方、〔MIDI〕ツールや〔発想記号〕ツールで追加したデータなど、手動でファイルに適用した他のMIDIデータがある場合、〔Human Playbackスタイル〕ポップアップメニューで何かスタイルを選択すると、Human Playbackの設定が優先され、そうした他のMIDIデータは無視されます。Human Playbackは、選択されたスタイルの既存の発想記号、変形図形、その他の記号を解釈して演奏します。Human Playbackの設定は、MIDIファイル(*.MID)、オーディオファイル(*.AIFF)、SmartMusic伴奏ファイル(*.SMPX)にも適用されます。Human Playbackをオフにするには、このリストから〔使用しない〕を選択します。〔カスタム〕を選択すると〔Human Playbackカスタム・スタイル〕ダイアログボックスが開くので、ここで独自のHuman Playback設定を構成できます。

    楽譜内の領域によってHuman Playbackのオン/オフを切り替えるには、〔発想記号の設計〕ダイアログボックスの〔プレイバック〕タブを選択し、〔Human Playback オン〕または〔Human Playback オフ〕を選択します。

    また、Human Playbackは、割り付けられている音符のアーティキュレーションを解釈しますのでご注意ください。アーティキュレーションなど音符に付ける記号を正しく解釈させるには、該当する音符に割り付ける必要があります(ブレス記号や中間休止記号のように、直前の音符に付けて右にドラッグする方法では正しく解釈されません)。発想記号として設定した語句もHuman Playbackに反映されます。Human Playbackが認識する項目をご参照ください。

  • HP初期設定 このボタンをクリックすると〔Human Playback初期設定〕ダイアログボックスが表示され、作成済みMIDIデータの扱い方など様々な設定を変更できます。
  • テンポ:全音符・2分音符・4分音符… ここで設定するテンポはプレイバックのみに有効です。レコーディング時に使用されるテンポは、〔プレイバックとクリック音〕ダイアログボックスで指定します。〔テンポ〕での設定は、楽譜のプレイバック時におけるテンポを決定するものです。もちろん、楽譜に速度標語を配置するなどの別の方法でテンポを設定した場合、このテンポ設定は効果を持ちません。

    1分間あたりの拍数を設定には、直接テキストボックスに数値を入力するか、上下の矢印をクリックして表示されている数値を増減します。

  • ベロシティの初期値 楽譜のプレイバック時におけるベロシティの初期値を、0(最小音量)から127(最大音量)の間で設定します。ベロシティは通常ボリュームと同等にみなされますが、つねに同じことを意味するものではありません。Finaleでは強弱記号(発想記号)による効果を、この数値を元に計算しています。ここの数値を小さくすることによって、楽譜を全体的にソフトにプレイバックさせることができますが、楽譜上に強弱記号が置かれている場合はそちらが優先されます。

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