オーディオとオーディオファイル

MP3は、サンプルレート44.1 KHzのオーディオファイルをインポートできます。

1. 〔表示〕メニューから〔スタジオ表示〕を選択します。スタジオ表示にしなければオーディオトラックは表示されません。
2. 〔MIDI/Audio〕メニューの〔オーディオトラック〕から〔オーディオトラックの追加〕を選択します。テンポタップ譜の下に空のオーディオトラックが追加されます。
3. 〔MIDI/Audio〕メニューの〔オーディオトラック〕から〔オーディオトラックの読み込み〕を選択する。〔ファイルを開く〕ダイアログボックスが表示されます。
4. 読み込みたいオーディオファイルを選択して、〔開く〕をクリックします。〔オーディオクリップ属性〕ダイアログボックスが開き、オーディオファイルを開始する楽譜上の位置、オーディオファイルの始点と終点（演奏範囲）などを設定できます。

作成中の楽譜を、インポートしたオーディオファイルのテンポチェンジと同期させる方法については、「テンポタップを使用してテンポを設定するには」をご参照ください。

1. 〔表示〕メニューから〔スタジオ表示〕を選択します。
2. 選択ツールを選択します。
3. 楽譜にインポートしたオーディオファイルを右/Control＋クリックします。
4. 〔で表示〕（Windows）または〔Finderで表示〕（Mac）をクリックします。

1. 曲をプレイバックして演奏内容を確認します。FinaleはMIDI演奏をもとにオーディオファイルを作成するので、ファイルのMIDIデータに加えられた変更内容もオーディオファイルに適用されます。

   ファイルの特定の部分を出力したい場合は、プレイバックコントローラーで範囲を指定し、〔MIDI/オーディオファイルの保存時にも指定範囲を適用する〕にチェックを入れてください。

2. 〔ファイル〕メニューの〔エクスポート〕から〔オーディオファイル〕を選択します。〔オーディオファイルとして保存〕ダイアログボックスが表示されます。ここでは、標準のオーディファイルか圧縮オーディオファイルを選択できます。
3. 保存先のフォルダを選択して〔保存〕をクリックします。オーディオファイルが作成され、進行状況を示すダイアログボックスが表示されて、指定したフォルダに保存されます。

ヒント: Human Playbackの設定もオーディオファイルに保存されるので、WAVEファイルを再生すると、Finaleで再生したときと同じ音が鳴ります。〔MIDI〕ツールなどを使って手動で追加したMIDIデータを有効にするには、プレイバック・コントローラーで〔Human Playback〕を〔使用しない〕に設定してください。（Human Playbackを使う代わりに）FinaleのMIDI演奏を手動で編集するには、〔MIDI〕ツールか〔発想記号〕ツールを使います。MIDIツールと発想記号をご参照ください。

クリック音とカウントオフを使用して、プレイバックや録音時のテンポを表すクリック音を鳴らすことができます。ただし、楽譜のオーディオファイルにクリックトラックを付けてエクスポートするには、以下の手順をおこなう必要があります。

1. スコア・マネージャーの〔楽器リスト〕タブをクリックします。
2. 〔楽器追加〕をクリックして、クリックトラックに使用するサウンドを選択します（例：パーカッション>クラベス、ドラム>スネアドラム）。楽譜に新しい五線が表示されます。
3. ステップ入力か高速ステップ入力を用いて、新しい五線の先頭小節にクリックトラックのリズムを入力します。
4. 選択ツールを選択し、新しい五線の先頭小節をクリックしてハイライト表示します。
5. 〔編集〕メニューから〔コピー〕を選択するか、COMMAND＋Cを押します。
6. 空の2小節目をクリックしてハイライト表示します。
7. 〔編集〕メニューから〔連続ペースト〕を選択します（またはCOMMAND＋Control＋Vを押します）。（〔連続ペースト〕ダイアログボックスが表示されます）
8. 〔横方向にペースト〕の隣の〔曲の終わりまで〕を選択します。
9. 〔OK〕をクリックします。
10. 曲をプレイバックし、必要に応じてクリックトラック五線を編集してください。問題がなければオーディオファイルをエクスポートします。