フォント付加情報

Finaleをバージョンアップする場合、フォント付加情報の設定は新バージョンにコピーされません。設定を新バージョンに移行する方法については、「各種設定とサポートファイルを新バージョンに移行するには」をご参照ください。

フォント付加情報により、各フォントのそれぞれのキャラクタの高さや幅の情報を細かく調整することができ、〔選択〕ツールの使用時にそれぞれのキャラクタを選択しやすくしたり、フレックス・スラーが記号類と衝突するのを回避する際の目安にすることができます。Finaleの出荷時に同梱されているそれぞれのフォントについては、すでに調整済みのフォント付加情報ファイルが用意されています。その他の記譜用フォントを使用される場合は、そのフォント用のフォント付加情報ファイルを独自に作成することにより同等の効果を得ることができます。

フォント付加情報を自動作成するには

  1. 何か適当な楽譜ファイルを開いてください。
  2. Finale > 環境設定を選択して、〔編集〕を選択します。〔環境設定-編集〕ダイアログボックスが表示されます。
  3. 〔フォント付加情報〕ボタンをクリックします。〔フォント付加情報〕ダイアログボックスが表示されます。
  4. 〔新規〕をクリックします。付加情報を作成したいフォントを選択して〔OK〕をクリックします。〔フォント付加情報〕ダイアログボックスに戻り、選択したフォントの付加情報が表示されます。
  5. 〔一括自動設定〕をクリックします。選択したフォントの全キャラクタのフォント付加情報が自動作成されます。

    選択しているフォントのすべてのキャラクタに対して、最も小さい範囲枠に合わせて付加情報の枠が設定されます。

フォント付加情報を手動で作成するには

  1. 何か適当な楽譜ファイルを開いてください。
  2. Finale > 環境設定を選択して、〔編集〕を選択します。〔環境設定-編集〕ダイアログボックスが表示されます。
  3. 〔フォント付加情報〕ボタンをクリックします。〔フォント付加情報〕ダイアログボックスが表示されます。
  4. 〔新規〕をクリックします。付加情報を作成したいフォントを選択して〔OK〕をクリックします。〔フォント付加情報〕ダイアログボックスに戻り、選択したフォントの付加情報が表示されます。
  5. 〔キャラクタ〕の下にある〔選択〕を選択します。何か文字が割り当てられている最初のスロットまでスクロールして、それをダブルクリックします。〔フォント付加情報〕ダイアログボックスに戻り、そのキャラクタが選択された状態になります。
  6. キャラクタの周りに表示されている赤い枠線を、そのキャラクタの輪郭ぎりぎりまで近付けます。〔表示〕のボックスで、画面の表示倍率を変更することができます。〔手のひら〕ツール(Command+Optionキーを押しながらクリックしてウィンドウ内をドラッグします)で、キャラクタの表示位置を変更することができます。キャラクタのどの部分も、枠からはみ出ないようにしてください。
  7. 〔保存〕をクリックします。〔保存〕ダイアログボックスが表示されます。
  8. Finaleフォルダ内の「Font Annotation」フォルダにファイルを保存します。Finaleの起動時、Finaleは「フォント付加情報」にあるすべての付加情報ファイル(FANファイル)を読み込みます。
  9. 次のキャラクタを調整します。〔キャラクタ〕欄の上下の矢印ボタンをクリックするか、〔選択〕ボタンをクリックして次のキャラクタをダブルクリックしてください。
  10. この付加情報の設定作業を、そのフォントに含まれるすべてのキャラクタに対しておこないます。
  11. 〔保存〕をクリックして、〔OK〕を2回クリックします。楽譜上に戻ります。設定した内容を反映するには、Finaleを一度終了して再起動する必要があります。

関連トピック:

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