賛美歌
賛美歌を取り扱うにあたっては、いくつかの約束事が存在します。例えば、通常賛美歌は1つの五線に2つのパートをもつ、2本の五線で構成されています(1段目にソプラノとアルト、2段目にテノールとバスというように表記されます。または1段に2声部ずつあるオルガン曲のように表記される場合もあります)。そして、歌詞はその2つの五線の間に書き込まれます。それぞれの五線の各パートにはレイヤーの1と2を使用し、それによって入力された音符の符尾の向きは、自動的に正しい方向へ調整されます。(複声部表記をご参照ください。)
また、賛美歌独特の特徴として、歌詞が全て左寄せとして表示されることが挙げられます(賛美歌以外の普通の歌詞の場合には、符頭の下に中央揃えで表記されます)。このような配置調整を作成する方法についてはファイル別オプション-歌詞をご参照ください。
また賛美歌はほとんどの場合、複数番の歌詞を持っています。それらを2つの五線の間に配置しますが、スペースが1番の歌詞のスペースしかない場合を考えてみましょう。このような場合には、五線ツールを使って五線の縦方向の位置を調整します。
詩節の各行に弱起部分を作成することもよくあります。楽譜全体に対して簡単に弱起小節を作成できますが、小節の分割プラグインを使用する方法でも簡単に作成できます。