Finale / 計測単位サブメニュー
Finaleを使用しているとき、ダイアログボックスで数値を入力するケースが多々あります。例えば、それぞれのページのマージンの値や、8分音符の連桁の太さを指定するときなどです。そのような場合に、このサブメニューから計測単位を選択することができます。選択した単位はすべてのダイアログボックスに適用されます。計測単位間の違いを確認するには、計測単位の違いを参照してください。
- EVPU このコマンドを選択すると数値がEVPUEVPU(ENIGMA Virtual Page Units)とは、楽譜のサイズやスペーシングを計算するのに便利なFinaleの計測単位です。1インチが288 EVPU、1スペースが24 EVPUに相当します。Finaleでは、インチ、センチメートル、ポイント、スペースなど、様々な計測単位に変換しながら作業することができます。単位で表示されます。1インチが288 EVPUに相当します。
- インチ このコマンドを選択すると数値がインチ単位で表示されます。
- センチメートル このコマンドを選択すると数値がセンチメートル単位で表示されます。
- ポイント このコマンドを選択すると数値がポイント単位で表示されます。ポイントは印刷上の計測単位です。1インチが72ポイントに相当し、1パイカが12ポイントに相当します。
- パイカ このコマンドを選択すると数値がパイカ単位で表示されます。パイカは印刷上の計測単位です。1インチが6パイカに相当します。
- スペース このコマンドを選択すると数値がスペース単位で表示されます。1スペースは、五線の中の1間分の距離として定義されており、Finaleでは1スペースが1/12インチ、24 EVPUに相当します。0.5スペースが音階1つ分、つまり隣り合う線上と線間1つ分の距離となります。
実際に数値を入力する際には、状況に応じてここで選択した単位を無視して、使用したい単位またはその省略形を入力して、その単位を強制的に使用することができます。例えば、全体的な単位としてセンチメートルを選択したとします。しかし、スラーの線の太さをFinaleに指示するときは、計測単位がセンチメートルでは単位が大きすぎて少々扱いにくいでしょう。このような場合は、例えば「2 points」と入力すれば、自動的に「0.02778 inches」に変換されます。
「points」とフルスペルを入力する必要はありません。以下は計測単位に関係するすべてのダイアログボックスに入力できる省略形の一覧です。
これらの単位を指定するには | 以下のいずれかを入力してください |
EVPU | EVPU, evpu, e |
インチ | inches, inch, in, i, ” |
センチメートル | centimeters, cm, c |
ミリメートル | millimeters, mm, m |
パイカ | picas, p |
ポイント | points, pts, pt |
スペース | spaces, sp, s |
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