調の属性ダイアログボックス

【このダイアログボックスを表示するには】

  1. 調号ツールを選択し、調号を変更する小節をダブルクリックします。〔調号〕ダイアログボックスが表示されます。
  2. ポップアップ メニューから〔特殊〕を選択します。〔特殊な調号〕ダイアログボックスが表示されます。
  3. 〔次へ〕をクリックして、編集する調体系/調性を選択します。
  4. 〔属性〕ボタンをクリックします。

【機能について】

特殊な調号に、例を用いたチュートリアルがあります。

このダイアログボックスでは作成した特殊な調号について様々な属性(例えば、変化記号に通常の # や b 以外のキャラクタを使用するなど)を設定することができます。

  • 新しいドの位置 このテキストボックスの数字は、Finaleの他のダイアログボックスでどの音をドとみなすかを決めるものです。C音を使用する場合には「0」、D音の場合は「1」、E音の場合は「2」…という要領で入力します。通常はこのテキストボックスのデフォルト値を変更する必要はありません。
  • 対応するノート番号 このテキストボックスの数字は上のテキストボックスで設定した「新しいドの位置」をMIDIキーボードではどの鍵盤にするのかをキー・ナンバーで指定するものです(MIDIのキーナンバーはシンセサイザーの左から右へ番号が振り分けられています。中央ドが60でC#が61となっています)。

    この機能を応用すると、トランスポーズ機能のないキーボードで(Finaleで使用する場合のみですが)トランスポーズ機能を使用できるようになります。例えば、〔対応するノート番号〕として48(中央ドのオクターブ下のド)を指定すると、Finaleは演奏されたすべての音を1オクターブ下で採譜します。同様に、プレイバック時も、記譜されている音より1オクターブ下の音をキーボードに送信します。

  • 変化記号のフォント このテキストボックスの数字は、使用したいキャラクタが含まれるフォントを表しています。〔変化記号のフォント〕をクリックし、〔フォント〕ダイアログボックスで新しいフォントを選択することができます。
  • 変化記号リスト番号 このテキストボックスの数字は独自に作成された変化記号リストの番号を示しています。〔変化記号リスト番号〕をクリックすると〔変化記号リスト〕ダイアログボックスが開き、通常のシャープ、フラット、ダブルシャープ、その他の標準記号の代わりに表示するキャラクタを定義することにより、変化記号リストを作成することができます。
  • 隣り合った鍵盤の分割数 このテキストボックスの数値は、MIDI キーボードの隣り合う鍵盤にFinaleがスケール上の音をいくつ割り当てるのかを表します。通常Finaleはキーボードの1ステップを音階の1ステップとみなします。しかし、4分音を設定する場合、入力やプレイバックの際にMIDI楽器で通常通り演奏するには、隣り合うキーが音階2ステップ分であることを指定するために、このテキストボックスに「2」と入力します(ただし、使用しているMIDI機器が4分音に対応している場合はこの数値を1のままにします)。これによって、4分音の譜面が正しく演奏されます。正確な値を設定すると、Finaleは入力データや譜面を正しく解釈して演奏します。この数値を変えずに4分音を設定すると、上記のように正しい音を発音させるには、演奏方法を大幅に変更する必要があります。
  • 削除 〔リセット〕をクリックすると、すべての変更が取り消され、デフォルトの設定に戻ります。
  • OK・キャンセル 〔OK〕をクリックすると設定内容が確定されます。〔キャンセル〕をクリックすると設定内容は破棄されます。〔特殊な調号〕ダイアログボックスに戻ります。

関連トピック:

特殊な調号ダイアログボックス

調号ツール

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