変化記号のオクターブ位置ダイアログボックス
【このダイアログボックスを表示するには】
- 調号ツールを選択し、調号を変更する小節をダブルクリックします。〔調号〕ダイアログボックスが表示されます
- リストから〔特殊〕を選択します。〔特殊な調号〕ダイアログボックスが表示されます。
- 〔次へ〕をクリックして、編集する調体系/調性を選択します。
- 〔オクターブ〕ボタンをクリックします。
【機能について】
特殊な調号に、例を用いたチュートリアルがあります。
作成した調設定や特殊な音部記号によっては、調号の配置方法(オクターブ位置)を変更したい場合があります。このダイアログボックスでは、それぞれの音部記号に対して、調号のそれぞれの変化記号をどのように配置するかを指定することができます。
- 音部記(番号):戻る・次へ Finaleでは、1つのファイルにつき18個までの音部記号(0~17の番号)を設定することができます。ここに表示されている数字は、現在表示されている数値がどの音部記号に対しての設定かを表します。〔戻る〕と〔次へ〕のボタンをクリックすると、前後の音部記号へ移動し、インジケータの数字を変更することができます。
初期設定では、0はト音記号、3はヘ音記号です。
- ユニット(番号):戻る・次へ Finaleでは、調号を構成する変化記号の集まりをユニットと呼びます。ユニットは表示される順に番号をつけられています。このため、通常の調体系では、最初に表示される変化記号(ト長調で表示されるF #)はユニット1、次に表示される変化記号(ニ長調で表示されるC #)はユニット2……となります。フラットは負の数で表されます。例えば、通常の調体系では、最初に表示される変化記号(ヘ長調のBb)はユニット-1、-2番目に表示される変化記号(変ロ長調のEb)はユニット-2……となります。このインジケータは、どのユニットの変化記号のオクターブ位置を変更するかを表しています。〔戻る〕〔次へ〕のそれぞれのボタンをクリックすると、対象となるユニットを選択できます(注:変則的な調体系では、調号の変化に規則性がないために、変化記号のユニットは、単純に調号に現れる順番に番号をつけられます。よって番号はつねに正の数になります)。
- オクターブ このテキストボックスに入力されている数値は、選択されている変化記号のオクターブ位置を表します。オクターブ0は、中央ドから始まるオクターブを表し、オクターブ1はその1オクターブ上を表します。中央ドのオクターブより下は、負の数で表します。
- OK・キャンセル 〔OK〕をクリックするとそれぞれの変化記号に対するオクターブ位置の設定が確定されます。〔キャンセル〕をクリックすると、設定内容の変更が破棄されます。〔特殊な調号〕ダイアログボックスに戻ります。
- リセット 〔リセット〕をクリックすると、すべての変化記号のオクターブ位置の情報がデフォルトの「従来型の」値に戻ります。
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