印刷

1. 〔ファイル〕メニューの〔ページ設定〕を選択します。お使いのコンピュータの〔ページ設定〕ダイアログボックスが表示されます。用紙サイズの指定をするには、〔A4〕や〔B5〕などを選択してください。印刷の向きを縦か横で選択してください。
2. ページレイアウトが、ここで指定した用紙サイズと印刷方向と一致していることをご確認ください（ただし、〔環境設定－保存と印刷〕ダイアログボックスで〔ページ・レイアウト・ツールで指定した用紙の方向設定を印刷時の方向設定に自動的に反映させる〕のオプションが選択されている場合は、この設定が優先されます）。
3. 〔OK〕をクリックします（またはRETURNを押します）。ページ表示になっている場合は、1ページ目に戻ってください。
4. 〔ユーティリティ〕メニューから〔レイアウト更新〕を選択します。〔レイアウト更新〕を選択すると、小節が不要に広くなったり狭くなったりということがないように、レイアウトが再調整されます。
5. 〔ファイル〕メニューから〔印刷〕を選択します。〔印刷〕ダイアログボックスが表示されるので、印刷するページ範囲範囲などを指定してください。例えば1ページ目だけを印刷したい場合は、〔ページ指定〕の2つのテキストボックスに「1」と入力します。
6. 〔OK〕をクリックします（またはRETURNを押します）。プリンタが印刷を開始します。
7. 印刷をキャンセルするには、Command＋ピリオドキー(.)を押します。コンピュータのデータ送信はプリンタの処理能力よりも早いため、コンピュータとプリンタが印刷を停止するまでにしばらくかかる場合があります。

リンクしたパート譜の印刷をご参照ください。

マーチングバンドパート譜を印刷する手順は次のとおりです（8.5×11インチ用紙に縦に2ページ並べて印刷します）。

1. セットアップ・ウィザードで楽譜書式「マーチングバンド」を選択するか、テンプレートファイル「Marching Band」を使用して、マーチングバンド用の楽譜を作成します。

   楽譜書式かテンプレートファイルを使わずに楽譜を作成した場合は、ページサイズを「Octavo」に設定してください。

   1. 〔書類〕メニューの〔ページ・フォーマット〕から〔パート譜〕を選択します。
   2. 〔ページ・サイズ〕の項目で〔Octavo (6.75 x 10.5)〕を選択します。用紙の向きは〔横長〕を選択して、〔OK〕をクリックします。
   3. ページ・レイアウト・ツールを選択し、〔ページ･レイアウト〕メニューの〔ページの再フォーマット〕から、Octavoに変更するページを選択して、〔OK〕をクリックします。
2. 〔ファイル〕メニューから〔印刷〕を選択します。印刷するパートや印刷部数を指定します。
3. 〔ページ数/1枚〕の下の〔2ページ〕を選択します。
4. 〔印刷〕をクリックします。

1. 〔ファイル〕メニューから〔用紙設定〕を選択します。
2. 印刷の向きは横向きを選択します。
3. 〔OK〕をクリックします。
4. Finaleを起動し、印刷するファイルを開きます。次に、〔プラグイン〕メニューの〔FinaleScript〕から〔FinaleScriptパレット〕を選択します。FinaleScriptパレットが表示されます。
5. 〔その他〕の下の〔ブックレット印刷〕をダブルクリックします。FinaleScriptの編集画面が表示されます。
6. スクリプトの指示に従って楽譜を印刷します。例えば、両面印刷機能のないプリンタで印刷する場合は、「print booklet」の前に「//」を入力し（//以降のコマンドは無視されます）、「print booklet recto」と「print booklet verso」の前の「//」を削除して印刷します。
7. スクリプトを保存し、ボタンをクリックして実行します。

ヒント: FinaleScriptの使い方にFinaleScriptの詳細な説明があります。

1. 〔ファイル〕メニューの〔ページ設定〕を選択します。
2. 印刷の向きは横向きを選択します。
3. 〔OK〕をクリックします。
4. 何ページ印刷するのか確認します。印刷するページ数が4で割り切れない数の場合（3、5、6、7、9等）、ファイルの最後に白紙を挿入してください。これにより、印刷するページの位置が決まります（空白ページを参照）。楽譜のページ数が4、8、12のような4の倍数の場合は、白紙を予め挿入する必要はありません。
5. 〔ファイル〕メニューから〔印刷〕を選択します。
6. 〔2ページ〕を選択します。
7. いったん自分のプリンタで印刷してから片面だけのプリントアウトを印刷業者へ持ちこんで、両面コピーしてもらう場合は、以下の番号（カンマも含めて）を〔ページ範囲〕欄に入力し、〔印刷〕をクリックしてください。

   楽譜のページ数	入力するページ番号（太字は白紙ページを表します）
   3	4,1,2,3
   4	4,1,2,3
   5	6,5,4,1,2,3
   6	6,7,7,5,4,1,2,3
   7	8,1,2,7,6,3,4,5
   8	8,1,2,7,6,3,4,5
   9	10,9,8,1,2,7,6,3,4,5
   10	10,11,11,9,8,1,2,7,6,3,4,5
   11	12,1,2,11,10,3,4,9,8,5,6,7
   12	12,1,2,11,10,3,4,9,8,5,6,7
   13	14,13,12,1,2,11,10,3,4,9,8,5,6,7
   14	14,15,15,13,12,1,2,11,10,3,4,9,8,5,6,7

8. プリンタを2回通して両面に楽譜を印刷する場合は、〔印刷〕ダイアログボックスの 〔ページ範囲〕にまず1回目に印刷するページ数を入力してください。

   楽譜のページ数	入力する第1面のページ番号（太字は白紙ページを表します）	入力する第2面のページ番号（太字は白紙ページを表します）
   3	4,1	2,3
   4	4,1	2,3
   5	6,5,4,1	2,3（2回目は5ページ目の用紙をセットしない）
   6	6,7,4,1	7,5,2,3
   7	8,1,6,3	7,2,4,5
   8	8,1,6,3	2,7,4,5
   9	10,9,8,1,6,3	2,7,4,5（2回目は9ページ目の用紙をセットしない）
   10	10,11,8,1,6,3	11,9,2,7,4,5
   11	12,1,10,3,8,5	2,11,4,9,6,7
   12	12,1,10,3,6,7	2,11,4,9,6,7
   13	14,13,12,1,10,3,8,5	2,11,4,9,6,7（2回目は13ページ目の用紙をセットしない）
   14	14,15,12,1,10,3,8,5	15,13,2,11,4,9,6,7

9. 〔印刷〕をクリックします。
10. 裏に印刷できるよう用紙を裏返してプリンタに入れてください。
11. 〔印刷〕ダイアログボックスの〔ページ範囲〕欄に、2回目に印刷するページ数を入力します。
12. 〔印刷〕をクリックします。

Mac OSのバージョンによっては、分割印刷で問題が生じることがあります。トラブルが生じた場合は、Finale Knowledge Base（英語）をご参照ください。

フル・パートの大きなスコア譜（例えば、26×40cm）を印刷したいとき、A3の用紙を印刷できないプリンタをご使用の場合は、Finaleの分割印刷機能を使用できます。Finaleでは自動的にページを分割することが可能です。つまり、フルスコアの一部をいくつかページに分けて小さな用紙に印刷し、テープでつなげるという方法をとることができます（必要であればその後、1枚に貼り合わせられた大きなページを、コピー機を使って等倍でコピーすることもできます）。

1. 〔書類〕メニューから〔スコア譜のページ・フォーマット〕を選択するか、ページ・レイアウト・ツールを使用して、スコア譜のページサイズを適切なサイズに設定します。
2. 〔ユーティリティ〕メニューから〔レイアウト更新〕を選択します。
3. 〔ファイル〕メニューの〔ページ設定〕を選択します。〔ページ設定〕ダイアログボックスが表示されます。
4. 印刷の向きを〔縦〕に設定します。
5. 〔ファイル〕メニューから〔印刷〕を選択します。〔印刷〕ダイアログボックスが表示されます。
6. 〔分割印刷〕を選択して、印刷するページ範囲を指定します。

   一部のプリンタドライバでは、ここで分割された各部分のサイズ（A4、B5など）を指定できます。それ以外のプリンタでは〔用紙設定〕ダイアログボックスでの設定が適用されます。

7. 〔分割印刷時の重複部分〕テキストボックスにオーバーラップさせる領域の値を入力します。

   入力する数値の単位は、Finale > 計測単位で指定します。

8. 〔印刷〕をクリックします。

下記の手順をおこなうには、PostScriptPostScript（ポストスクリプト）とは、コンピュータとプリンタ間で印刷データをやりとりするためのページ記述言語です。プリンタが必要です。

1. 〔書類〕メニューから〔スコア譜のページ・フォーマット〕を選択するか、ページ・レイアウト・ツールを使用して、スコア譜のページサイズを適切なサイズに設定します。

   例えば、最終的な楽譜が26×40cmになる場合、テープで貼り付けられた2枚のA4サイズのページで構成されることになります。ただし、分割印刷したページを貼り合わせるために、それぞれのページに対して2cm程度ののりしろが必要になります。したがって、ページの高さを26ではなく24cmに設定してください。幅には38cmを入力してください（隣り合う各ページはそれぞれ2cm差し引かれます）。このように貼り合わせるページ・サイズをそれぞれ2cmずつ差し引くことより、各ページが少しずつ重なる形になりますので、印刷されたページをテープで貼り付けるのが簡単になります。

2. 〔ユーティリティ〕メニューから〔レイアウト更新〕を選択します。
3. 〔ファイル〕メニューから〔PostScriptファイル作成〕を選択します。〔PostScriptファイル作成〕ダイアログボックスが表示されます。
4. 〔分割印刷〕を選択して、印刷する分割ページのページ範囲とサイズ（A4やB5など）を指定します。
   • テープで貼り付けられた実際のページの中央にフルスコアを配置する場合は、〔用紙の中央に印刷〕を選択してください。このオプションを選択しない場合は、各フルサイズページの左上部からはじまるため、右下部の余白を切り取る必要が生じます。
   • 〔すべてのフォントを含める〕を選択すると、その楽譜で使用されているフォントがPostScriptファイルに埋め込まれます。結果としてファイルは大きくなりますが、楽譜のフォントが最終的に印刷をおこなうコンピュータにインストールされていない場合でも印刷することができるようになります。
5. 〔OK〕をクリックします。

〔作成〕をクリックしてください。作成されたファイルを印刷するには、LaserWriterユーティリティなどのダウンロードプログラムが必要です。詳しくは、EPSファイルをご参照ください。分割印刷された各ページをきれいに貼り合わせるには、PostScriptプリンタの仕様によりそれぞれのページの周囲に生じる5mm幅の余白を切り取る必要があります。