点線

変形図形、図形発想記号の2つの方法で点線を作成できます。一般的には、変形図形を使います。変形図形には3つの利点があります。まず、楽譜のレイアウトに応じて伸縮します。また、五線が改行された場合に自動的に2つの図形に分かれるという特長があります。さらに、変形図形には、両端にカギが付いたもの、右端にだけカギのあるもの、そしてカギのないものの3種類の点線があり、同時に、独自の線図形を定義することもできます。1つの小節に一度に複数の変形図形を作ることができます。水平にも斜めにも書くことが可能で、点線のそれぞれの点の長さを変えることもできます。

複数のパートにわたって一度に同じ点線を表示させたい場合には(点線の小節線などのように)、小節発想記号として〔図形作成〕ウィンドウで線幅などを指定して作成することもできます。

変形図形の点線を作成するには

  1. 変形図形ツールを選択します。変形図形パレットが表示されます
  2. 点線ツールのいずれか1つをクリックします。
    • 定義済みの点線ツールには、両端にカギがあるもの、右端にカギがあるもの、カギのないものの3種類があります。
    • 特殊ラインの作成方法については、特殊ラインをご参照ください。
    • 点線の点や間隔の長さを変えるには、〔変形図形〕メニューから〔変形図形オプション〕を選択し、〔点線の長さ〕〔点線の間隔〕テキストボックスの数値を変更します。
    • 記号を作成するには、このために用意された変形記号ツールがありますので、それぞれのツールをクリックします。詳しくは8va/8vbを参照してください。
  3. 点線を描き始めたい場所にカーソルを合わせます。このとき、カーソルの矢印が図形を割り付けたい五線を指すようにします。
  4. 変形図形の始点となるところをダブルクリックします。そのままマウスボタンを放さずに押したまま右にドラッグします。ダブルクリックしたところが始点となりドラッグするにつれて線の長さが増します。希望する長さになったらマウスのボタンを放してください。

ヒント: 線を水平または垂直に保つには、Shiftキーを押しながらダブルクリックしてドラッグします。

変形図形の点線を移動、修正、削除するには

図形がすでに選択されている場合は、その周りに菱形の編集ハンドルが表示されます。その場合には手順3に進んでください。

  1. 変形図形ツールを選択します。変形図形パレットが表示されます
  2. 修正を加えたい線のハンドルをクリックします。図形の周りに菱形の編集ハンドルが表示されます。
  3. 図形の両端の位置を変更したい場合は、左右両端の編集ハンドルを右あるいは左にドラッグします。白い正方形のハンドルをドラッグすると、図形全体が移動します。Deleteキーを押すと図形が削除されます。

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