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フォント

Finaleに付属するフォントには、Type1の PostScriptフォントとTrueTypeフォントの2種類があります。ほとんどの場合TrueTypeフォントだけで十分ですが、出版社によっては、PostScriptフォーマットの使用を求められる場合があります。C:\Windows\Fontsで個々のフォントのプロパティを表示することにより、フォントタイプを確認できます。

Finaleの画面に表示される項目の多くは、フォントキャラクタを使って作成されています。フォントキャラクタには、文字だけでなく音楽記号(符頭、音部記号、発想記号など)も含まれます。つまり、符頭やト音記号などの楽譜要素にそれぞれ異なるフォントを使用できるので、思い通りの表記ができます。さらに、テキストと音楽記号を組み合わせたり特定の歌詞のみをイタリックにするなど、歌詞やテキストブロック、コードネーム、図形作成ウィンドウで自由にフォントを混在させることもできます。

Finaleに付属のフォントに関する詳細は、キャラクタセットをご参照ください。サードパーティ製の記譜フォントについては、下記「Finaleで使用できる記譜フォント」をご参照ください。

Finaleで使用できる記譜用フォント

Finaleでファイルを作成すると、様々な楽譜要素(音符、休符、音部記号、発想記号、コードネーム、フレットボードなど)に割り当てられたデフォルトフォントが使われます。例えば、特定の出版社で使われているハウススタイルを代替フォントとして使用する必要がある場合には、デフォルトフォント以外のフォントを使用することもできます。代替フォントへの変更は、すべての音楽記号に対して一括変更する特定の音楽記号について一括変更する特定のフォントについて一括変更するパートごとに符頭フォントを変更する、の方法で実行できます。Finaleで使用できるサードパーティ製フォントの例を以下に示します。

フォント名 説明 提供元
November 2.0(Robert Piéchaud作) Novemberには、通常の基本的な符頭、音部記号、休符などから、微分音用の臨時記号、グレゴリア聖歌用の音部記号、バロック用の装飾記号などの特殊な記号まで、330以上のキャラクタが含まれています。全体的なバランスもさることながら、音楽記号のような小さな記号の細部に至るまで細心の注意を払いながらデザインされていますので、外観の統一性に優れています。Novemberは、伝統的な楽譜浄書の職人魂に触発されて制作されたフォントですが、そこには、革新的なアイディアが盛り込まれています。 Klemm Music Technology
ToccataFughetta(Blake Hodgetts作) このフォントには数百個の音楽記号が含まれ、Mac とWindowsで使用できます。完全版にはTrueTypeとPostScriptフォント、特製Finaleライブラリ、キャラクタ図表、符尾接続設定や完全な文書資料が含まれます。 The Hodgetts Page
ViennaStockholm、その他のMuseGraph作フォント Finale、Sibelius等の楽譜作成ソフト用として、MuseGraphにより様々な記譜フォントセットが作成されています。Windows、Mac OS X両方のFinaleで書体のテストと調整が実施されています。どのフォントも数種類のセット(両プラットフォームのTrueType、OpenType、Suit、PostScript)とFinale用の.fanファイルが付属しています。 MuseGraph
Sonata(Cleo HugginsがAdobe Systems向けに作成) コンピュータ用に初めて開発された記譜用フォントで、多くのコンピュター浄書家に好まれています。このフォントは他の多くのフォントに比べて含まれているキャラクタが少ないのですが、“クラシック”な装いのために人気があります。MacintoshとWindowsで使用できます。 FontSpring(恒久ライセンス)
MetronomeとMetTimes(DVM Publications作) 通常のテキストフォントのように使用する音楽用フォントです。様々な数字のセット、テキスト・キャラクタ、内蔵の記譜用キャラクタにより、フォントを変更しなくてもマーク付きテキストや記譜記号を混在させて使うことができます。MetTimesには記譜用フォントのなかで最大級のボリュームの強弱記号集が含まれています。MacintoshとWindowsで使用できます。DVMアーティキュレーションフォントが無料でついています。 DVM Publications
Susato(Werner Eickhoff-Maschitzki作) Susatoには、PostScript Type 1とTrueTypeが含まれ、キャラクタセットは伝統的な楽譜浄書の審美性を考慮しているのでFinaleでの印刷画質を大いに向上します。標準のキャラクタセットはアコーディオン・レジスター・フォント、ギタータブ譜用フォント、符頭から構成されています。MacintoshとWindowsで使用できます。 Notengrafik(ドイツ)
Figured Bass(Ansgar Krause作) バロック音楽の通奏低音記号を作成するフォントです。ほぼあらゆるソフトウェアで使用できます。複数のレイヤー(バース等)を使用することなく、ベースラインから最大4つの距離位置に数字、臨時記号、括弧を縦に並べて直接入力できる点が特徴です。打ち消し記号付きの数字もいくつかのデザインで提供されています。さらに、縦に並んだ指番号(ピアノの和音など)の入力に使用することもできます。 Final Font Solutions

関連トピック:

フォント付加情報

MacSymbolFonts.txtファイルの構成

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