ライブラリを保存ダイアログボックス
【このダイアログボックスを表示するには】
このダイアログボックスを表示する方法は2通りあります。
- 〔ファイル〕メニューから〔ライブラリを保存〕を選択します。
- 〔書類〕メニューから〔ファイル別オプション〕を選択し、〔ライブラリを保存〕をクリックします。
【機能について】
作業中に作成した独自の記号類を、「ライブラリ」と呼ばれる特別なファイルに楽譜要素(アーティキュレーションやコードネームなど)別に保存することができます。項目別に保存されたこれらの楽譜要素は、他のすべてのFinaleファイルに読み込んで使用することができます。
このダイアログボックスでは現在開かれているファイルで使用されている楽譜要素の中から、どれをライブラリとして保存するかを指定します。
[ライブラリの種類]:現在開いているファイルの楽譜要素のうち、保存したい楽譜要素のオプションをクリックします。同じライブラリファイルに楽譜要素をいくつでも保存できます。
- アーティキュレーション:アーティキュレーションツールで作成されたアーティキュレーションを保存します。
- コード&フレットボード:コードツールで作成/編集したコード・サフィックスや、MIDI入力で認識するための構成音情報、自分で作成したフレットボードなどを保存します。Finaleはライブラリの読み込み時に、そのファイルの既存のサフィックスをチェックして、重複しないものだけをファイルに取り込みます。
- 音部記号:音部記号の設計ダイアログボックスで設定した18個の音部記号を保存します。長調や短調の調号の配置方法なども保存されます。
- デフォルトフォント:ファイル別オプション-フォントで指定した、楽譜上の様々な項目に対するフォント指定の情報が保存されます。
- ファイル設定:書類メニューで設定したほとんどの項目(音部記号、キャラクタ設定、PostScript設定、五線の幅ほか)、および現在作業中のファイルに関するFinaleの設定を保存します。
- MIDI反映図形:〔図形作成〕ダイアログボックスと〔MIDI反映図形の定義〕ダイアログボックスで作成されたすべてのMIDI反映図形を保存します。
- フレットボード・スタイル:フレットボードを作成する時に使用するデフォルトの設定、例えば、フレットをいくつ使用するか、弦同士の間隔、フレット番号のフォントなどの各設定を保存します。詳しくはフレットボード・スタイルダイアログボックスをご参照ください。
- 調号:調号ツールで作成したすべての特殊な調号設定を保存します。
- スペーシング:〔ファイル別オプション-スペーシング〕ダイアログボックスで設定したスペーシングの設定を保存します(ファイル別オプション-スペーシング参照)。
- ページ・フォーマット:〔スコア譜のページフォーマット〕や〔パート譜のページフォーマット〕の各ダイアログボックスで設定された内容を保存します。
- パーカッション・レイアウト:プレイバック、符頭の設定や音符の表示位置などの、パーカッション・レイアウト設計ダイアログボックスを保存します。
- 基本図形:〔図形発想記号〕発想記号ツールを使用して作成された、括弧や松葉形のクレッシェンドなどの図形記号です。および〔MIDI反映図形〕の基礎となる“基本図形”、長休符、特殊な符尾など〔図形作成〕ウィンドウで作成したすべての図形を保存します。
- 図形発想記号:〔発想記号の設計〕ウィンドウで作成した図形発想記号(とそのプレイバック定義)を保存します。
- 変形線形:〔変形線形のスタイル〕ダイアログボックスで作成したユーザー定義の変形図形を保存します。
- 楽譜スタイル:〔五線〕ツールで定義した、スラッシュ表記やリズム表記などの楽譜スタイルを保存します。
- 符尾の接続設定:特定の符頭に対する符尾の付き具合の調整内容を保存します。符尾の接続編集ダイアログボックスをご参照ください。
- 文字発想記号:“Allegro”、“rit.”などの文字発想記号(とそのプレイバック定義)を保存します。
- 文字反復記号:反復記号ツールで作成された“ToCoda”のような文字反復記号を保存します。
- OK・キャンセル ライブラリを保存するときは、ライブラリにしたい楽譜要素を選び、〔OK〕をクリックします。新しいライブラリに名前を付け保存すると、次回からこのライブラリの内容を他の楽譜ファイルで使用するときは〔ライブラリを開く〕で、簡単に読み込めるようになります。〔キャンセル〕をクリックすると、新しいライブラリを作成せずにダイアログボックスを閉じます。楽譜上に戻ります。
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