オーディオ設定ダイアログボックス

【このダイアログボックスを表示するには】

〔MIDI/Audio〕メニューの〔デバイスのセットアップ〕から〔オーディオ設定〕を選択します。

【機能について】

Finaleをバージョンアップする場合、オーディオセットアップの設定は新バージョンにコピーされません。

このダイアログボックスでは、オーディオ録音とマイク採譜のオーディオ出力デバイスのオプションを設定します。

オーディオドライバ　オーディオ録音で使用するオーディオドライバを選択します（お使いのシステムに応じてDirectSound、WASAPI、ASIO等を選択できます）。
有効にする　〔オーディオドライバ〕ドロップダウンメニューで現在選択しているドライバの有効、無効を切り替えます。無効にした場合、〔オーディオドライバ〕ドロップダウンメニュー、〔有効にする〕チェックボックス、〔デバイス・エラーのログ〕ボタン、〔入力メータ〕以外は使用できなくなります。オーディオドライバが原因でFinaleの起動中にフリーズやクラッシュが発生した場合は、〔オーディオ・デバイスの初期化エラー〕ダイアログボックスでオーディオドライバを無効にすることもできます。
デバイス・エラーのログ　このボタンをクリックすると、〔デバイス・エラーのログ〕ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスには、オーディオデバイスが原因でFinaleがフリーズまたはクラッシュした際の情報が表示されます。
Finaleの動作に問題が生じ、〔デバイス・エラーのログ〕ダイアログボックスに事象が表示される場合は、カスタマーサポートにご連絡ください。
マイク音源・設定　このドロップダウンメニューから、オーディオトラックを録音するための入力ソースを選択します。〔設定〕をクリックすると、Windowsのボリュームコントロールが表示されます。
チャンネル　このドロップダウンメニューから、選択したASIOデバイスで使用する2つの入力チャンネル（左右）を選択します。
マイクレベル・入力メーター　マイクを接続すると、〔入力メーター〕にFinaleが現在認識している音量がカラーの棒グラフで表示されます。〔マイクレベル〕のスライダーを使って、インジケーターが最大でも「赤」のゾーンを越えないように調整してください。マイクの入力レベルが大きすぎると、音が歪んで録音のクオリティが下がることになります。
オーディオ入力のレイテンシー　このボックスに値を入力すると、リアルタイム入力で録音するときにFinale側のオーディオ情報の変換を遅らせることができます。マイクからコンピュータにオーディオ情報が届くまでに短時間の遅れが発生することがありますが、ここでレイテンシーの値を設定することにより、この遅れを補正できます。
出力：出力デバイス・設定　〔出力デバイス〕ドロップダウンメニューから、Finaleから出力されるサウンドの再生に使用するデバイスを選択します。〔設定〕をクリックすると、Windowsのボリュームコントロールが表示されます。
オーディオ・チェック　このボタンをクリックすると、選択した出力デバイスに発信音が送信され、出力デバイスが正しく動作しているかを確認できます。
チャンネル　このドロップダウンメニューから、選択したASIOデバイスで使用する2つの出力チャンネル（左右）を選択します。

サンプルレートを変更する必要がある場合は、〔オーディオ設定〕ダイアログボックスで変更するか、Finaleを起動する前に、ASIOデバイスのハードウェア・コントロールパネルで設定してください。

サンプルレート　選択したオーディオデバイスに応じて、使用可能なサンプルレートがあらかじめドロップダウンメニューに表示されています。〔オーディオドライバ〕を〔WASAPI〕に設定している場合、高サンプルレートでオーディオ出力品質が落ちるときは、〔マイク音源〕ドロップダウンメニューから〔なし〕を選択してみてください。問題が解消する可能性があります。
バッファ・サイズ　このドロップダウンメニューからバッファサンプル数を選択します。値が小さいほどレイテンシーが減りますが、演奏にむらが生じる可能性があります。値が大きいほど演奏のむらはなくなりますが、レイテンシーが長くなります。
OK・キャンセル　〔OK〕をクリックすると、設定を確定して楽譜上に戻ります。〔キャンセル〕をクリックすると、設定を無効にして楽譜上に戻ります。