パート譜の書き出しダイアログボックス

【このダイアログボックスを表示するには】

  1. パート譜を別ファイルとして書き出したい元ファイルを開き、
  2. 〔ファイル〕メニューから〔パート譜を別ファイルとして書き出し〕を選択します。

【機能について】

このダイアログボックスは、スコア譜から個々のパートを抜き出して各パート譜のファイルを作成します。親ファイルから抜き出した各パート譜のファイルが新規ファイルとして作成されます。

  • [パート譜/スコア譜リスト] すべてを選択・すべてを解除・表示中の楽譜のみ スコア譜とパート譜のリストが表示されます。このリストから、抜き出したいパート譜を選択します(スコア譜も選択できます)。〔すべてを選択〕をクリックすると、リスト内のすべての項目が選択されます。〔すべてを解除〕をクリックすると、リスト内のすべての項目が非選択になります。〔表示中の楽譜のみ〕をクリックすると、現在編集中のスコア譜またはパート譜にチェックマークが付きます。
  • パート譜の管理 〔パート譜の管理〕をクリックすると〔パート譜の管理〕ダイアログボックスが開き、パートの追加、削除、カスタマイズができます。〔パート譜の管理〕ダイアログボックスをご参照ください。
  • パート譜の作成 このボタンをクリックすると、楽器別のパート譜が作成されます。Finaleは、2本以上の五線も楽器(ピアノなど)として認識して、単一のパート譜を作成します。このボタンは、〔パート譜の管理〕ダイアログボックスにある〔パート譜の作成〕ボタンと同じ働きをします。
  • 新規ファイル名・次の条件で自動生成・作成ごとに尋ねる・保存先・作成後パート譜を開く 作成する各パート譜のファイルに名前を付ける必要があります。パート譜を作成するたびに名前を付けるのでなく、ファイル名を自動で割り当てることもできます。その場合は、〔次の条件で自動生成〕を選択し、パート譜のファイル名に使用したい変数を入力してください。変数の詳細を次表に示します。

    変数意味
    %fスコア譜のファイル名"Pastorale.musx"
    %tスコア・マネージャーの〔ファイル情報〕タブで設定した曲名"Symphony No 6"
    %pパート譜名"Flutes 1 and 2"
    %s1番目の五線の正式名"Flute 1"
    %a1番目の五線の省略名"Flt I"または"Pno"
    %i1番目の五線番号"1"

    初期値は「%p」です。上の表の場合、パート譜のファイル名は「Flutes 1 and 2.musx」となります。

    「%f %p」と指定すれば、ファイル名は「スコア譜名+パート譜名」となります。例:「Pastorale Flutes 1 and 2.musx」、Pastorale Oboe.musx」、「Pastorale Clarinet.musx」

    「%n %s」と指定すれば、「1 Flute 1.musx」、「2 Oboe.musx」、「3 Clarinet.musx」のようにスコア譜の順に連番が付きます。この場合、パート譜名やグループ名のアルファベット順ではなく、スコア譜上の順にファイル名を並べることができます。

    ファイルを作成するたびにファイル名を指定したい場合は、〔作成ごとに尋ねる〕を選択します。〔保存先〕をクリックすると、パート譜ファイルの保存先フォルダを指定できます。

    〔作成後パート譜を開く〕にチェックを付けると、パート譜を抽出した後に自動的に各パート譜ファイルを開きます。最前面に表示するパート譜を切り替えるには、〔ウィンドウ〕メニューから目的のファイルを選択します。

  • OK・キャンセル 〔OK〕をクリックするかENTERキーを押すと、パート譜作成の設定が確定します。〔キャンセル〕をクリックすると、設定を変更せずにダイアログボックスを閉じます。

関連トピック:

パート譜の書き出し

ファイル別オプション-スペーシング

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