手の動きに追従した分割ダイアログボックス

【このダイアログボックスを表示するには】

〔ファイル〕メニューから〔開く〕を選択し、〔ファイルの種類〕ドロップダウンメニューから〔スタンダードMIDIファイル〕を選択します。
採譜したいMIDIファイル他のプログラムでも解釈できる標準化されたフォーマットで作成されたファイルです。このため、同じファイルを複数の異なるプログラムで使用することができます。例えば、任意のシーケンサープログラムで作成された楽曲をMIDIファイルとして保存し、Finaleで開いて楽譜にすることができます。名をダブルクリックします。
〔MIDIファイル入力オプション〕ダイアログボックスで〔特殊な割り当て〕をクリックします。
〔トラック／チャンネルから五線への割り当て〕ダイアログボックスから、一番上の割り当てられていないトラック／チャンネル割り当て情報の列をクリックします。
〔手の動きに追従〕をクリックします。

【機能について】

〔トラック／チャンネルの割り当て〕ダイアログボックスの一番上にあるテキストボックスに、分割したいトラックトラックとは、入力されたMIDIデータを人間が判別しやすいようにするための便宜上のグループ分けです。チャンネルは必ず定義する必要がありますが、トラックは必須ではありません。のトラック番号とMIDIチャンネル番号を入力します。そして〔手の動きに追従〕をクリックします。このダイアログボックスに入力された数字によって、指定されたシーケンサートラックの内容を2つの五線に変換でき、手の動きに追従して音符をそれぞれの五線に分割します。この方法による利点は分割ポイント・オプションのような1ケ所の固定された分割ポイントではなく、鍵盤上での手の動きを追って演奏を右手と左手に分割することです。なお、この方法では、Finaleがどちらの手で弾かれているか認識するための基準となる音の幅を設定する必要があります。

右手の演奏開始地点（親指の位置）・左手の演奏開始地点（親指の位置）・実際に弾く　これらのテキストボックスは、トラックが変換される最初の時点で右手と左手のそれぞれの親指が何処にあるかをFinaleに知らせます。数字はMIDIノート番号で（中央ドが60）、両方の手の親指の開始位置を設定します。
ノート番号を計算してボックスに入力する代わりに、〔実際に弾く〕ボタンをクリックしてトラックの左手（または右手）のパートの開始位置にある音符または和音を弾くと、Finaleは自動的にノート番号を該当するテキストボックスに入力します。
片手の最大幅・実際に弾く　このテキストボックスでは、どちらかの手で演奏された最も広い音域を半音単位で入力します。半音の数を計算する代わりに、〔実際に弾く〕をクリックして最も広い音程を弾くと、〔片手の最大幅〕テキストボックスにその音程が表示されます。
OK・キャンセル　〔OK〕をクリックすると設定を確定します。また〔キャンセル〕を押すと手の幅の設定内容を破棄して〔トラック／チャンネルの割り当て〕ダイアログボックスに戻ります。