コーダ(Coda)

コーダ切れを作成するには、コーダ切れの作成プラグインをご参照ください。

Codaは演奏順序を表す音楽記号の1つです。演奏者がCodaへジャンプするための指示は “to ” のように表示され、Coda自体は通常、“ Coda” のように表示されます。このような文字記号は、楽譜を印刷するだけの目的(プレイバック機能なし)で簡単に作成できますが、数ステップの操作を加えることにより、Coda記号にプレイバック機能を持たせることができます。プレイバック時に演奏がTo Coda記号にさしかかると、記号が表示されている小節に飛ぶように指示できます。

楽譜上に記号とto Coda記号を配置するには

  1. 反復記号ツールを選択します。記号を表示したい小節をダブルクリックします。〔反復記号の選択〕ダイアログボックスが表示されます。
  2. 記号をダブルクリックします。〔文字反復記号の機能設定〕ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスの左上に表示されている文字反復記号ID番号をメモしておきます。プレイバック機能が必要ないときは、ここで〔OK〕をクリックしてステップ5に進みます。

    記号がない場合は、〔作成〕をクリックします。〔文字反復記号の作成〕ダイアログボックスが表示されます。キーボードの入力モードを欧文モード(US配列、直接入力など)にして、ALTを押しながらテンキーで「0222」とタイプします。〔フォント指定〕をクリックし、フォントをKousakuの24ポイントにセットします。ENTERキーを2回押します。

  3. 〔何もしない〕をクリックします。以上の操作で、この文字反復記号を受け取り型として定義しました。この記号は、差し出し型の文字反復記号(この例では、To Coda)からジャンプする際の受け取り位置となります。
  4. 〔OK〕をクリックします(またはENTERを押します)。Coda記号がすべてのパートに表示されます。必要に応じてCoda記号を調整します。

Coda記号を作成しプレイバックに反映するように指定したら、楽譜の別の場所に“To Coda”を配置して、Coda記号を含む小節にジャンプしてプレイバックするように指定する必要があります。

  1. 反復記号ツールを選択します。Codaへジャンプする前に演奏される最後の小節をダブルクリックします。〔反復記号の選択〕ダイアログボックスが表示されます。
  2. 文字反復記号の「To Coda #」をダブルクリックします。〔文字反復記号の機能設定〕ダイアログボックスが表示されます。

    「To Coda」記号がない場合は、〔作成〕をクリックして「To Coda #」とタイプします。〔フォント指定〕ボタンをクリックしてフォントとスタイルを設定します。〔代用記号(#)の置き換え〕ドロップダウン メニューから〔飛び越し先の文字反復記号ID〕を選択します。これにより、#記号が反復記号(この場合記号(“To Coda ”))に置き換わります。〔OK〕をクリックします(またはENTERキーを押します)。

  3. 〔_回通過したら飛ぶ〕をクリックします。Coda記号にジャンプするプレイバックの繰り返し回数を指示するために、テキストボックスに数字を入力します。もしこれが通常のD.S. al Codaならば、「2」とタイプすると、To Coda記号が合計で2回演奏されたときにCodaへジャンプします。
  4. 〔飛び越し先〕の下のドロップダウン メニューをクリックして、〔文字反復記号ID〕を選択します。ステップ2で配置したCoda記号の文字反復記号IDを入力します。

    Coda記号自体を(小節番号の代わりに)ジャンプする先の文字反復記号として指定しているので、楽譜上でCoda記号の位置を変更すると、ジャンプ先も自動的に変更されます。この反復記号をいったん削除してから他の小節に配置し直すこともできます。To Coda記号より前の小節に置いた場合でも、プレイバックは正確におこなわれます。

  5. 〔OK〕をクリックします(またはENTERを押します)。楽譜上に戻ると、To Coda記号が表示されます。

関連トピック:

D.C.

D.S.

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