スタッカート記号

スタッカート記号(.)はアーティキュレーションでます。アーティキュレーション記号の作成および操作方法について、詳しくはアーティキュレーションをご参照ください。

スタッカート記号に独自のプレイバック効果を反映させるには

Human Playback機能は、プレイバック時にスタッカート記号を解釈して演奏します。また、下記の手順を用いて特定のプレイバック効果を定義することもできます。アーティキュレーションのプレイバック定義を変更し、その効果を聞いて確認するには、あらかじめ〔プレイバック設定〕ダイアログボックスでHuman Playbackを〔使用しない〕に設定しておく必要があります。

  1. アーティキュレーション・ツールを選択し、以下の方法でスタッカート記号を選択します。
  2. 〔プレイバック効果〕の下のドロップダウン メニューから〔音価変更〕を選択します。〔パーセントで指定〕を選択します。〔最高音の値〕に「50」を入力し〔最低音の値〕を空にしておいてください。

    この設定によりFinaleは、本来の音価の50%の長さでその音符を演奏するようになります。50%以外の数値をパーセント指定することももちろん可能ですが、いずれの場合も〔パーセントで指定〕が選択されていることを確認してください。

  3. ENTERキーを押してダイアログボックスを閉じます。

MIDIツールを使ってスタッカート効果を得るには

プレイバックではスタッカート効果が必要だが、楽譜に実際に記号を表示させる必要はないという場合には、〔MIDI〕ツールを使用して音符の開始位置と終了位置を設定することにより同様の効果を得ることが可能です。

  1. MIDIツールを選択して、編集する範囲を選択します。
  2. 編集を加えたい範囲が1パートの場合は、反転表示された部分をダブルクリックしてMIDI ツール分割ウィンドウを表示させて、音価変更を加えたい音符を選択します。

    MIDI ツール分割ウィンドウへ進むと、ウインドウの表示領域の全範囲をドラッグによって選択できます。ハンドルの選択によって編集したい音符を選択できます(ウインドウ下部に対象範囲の楽譜が表示されます)。ハンドルを1つ選択する場合にはクリックし、ハンドルを追加選択する場合にはShift+クリック、複数のハンドルをまとめて選択する場合にはドラッグしてそれらを囲んでください。Shiftキーを押しながらドラッグで囲むと、囲まれた音符が選択対象に追加されていきます。

  3. 〔MIDIツール〕メニューから〔音価編集〕を選択します。
  4. 〔MIDIツール〕メニューから〔パーセントで変更〕を選択します。〔パーセント変更〕ダイアログボックスが表示され、音価をどれだけ縮めるかを指定することができます。
  5. テキストボックスに「50」(または他のパーセント値)と入力します。

    この設定は、音符をそれぞれの本来の音価に対してどれだけ変更して演奏するかを、パーセント表示したものです(50%で通常の長さの半分になります)。

  6. 〔OK〕をクリックします。

    設定を元に戻したい場合にはその小節をクリックしBACKSPACEキーを押すか、または〔編集〕メニューの〔選択した項目のみ消去〕で〔演奏データ〕を消去してください。

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