和音の分散ダイアログボックス

【このダイアログボックスを表示するには】

  1. 選択ツールiconを選択して、小節範囲を選択します。
  2. 〔ユーティリティ〕メニューから〔和音の分散〕を選択します。

〔選択〕ツールのマクロ機能を使用することもできます。小節を選択してから“2”のキーを押してください。あるいは、選択範囲を“E”のキーを押しながら目的の箇所へドラッグしてください。

【機能について】

すでに音符が入力されている五線に対して分散した音符を割り振ると、既存の音符は上書きされてしまいます。

このコマンドは任意の和音のフレーズを切り離して、単音のフレーズに変換します。この機能を使用して、例えばピアノの和音からコーラス用に4声の単音から成る旋律を簡単に作成することができます。

このコマンドを選択するとダイアログボックスが表示され、五線の本数と和音の数が合致していない場合の処理を指定したり、音部記号の設定をおこなうなど様々な設定をおこなうことができます。

  • __つの五線に分散させる 作成する五線の本数を入力します。8つまでの五線を作成することができます。
  • 分散の方向:上から下へ・下から上へ 元となるフレーズを、特に一部の和音が他の和音より音数が少ない場合に、どのように五線に振り分けていくかを指定します。例えば、4つの五線へ和音を分散しようとする時に、一部の和音が3つの音しか含んでいない場合に、〔上から下へ〕を選択している場合は、その3つの音を上から3つの五線へ振り分けて、一番下の五線は空にします。同じフレーズを〔下から上へ〕を選択して変換した場合は、逆に下の3つの五線へ振り分けられて、一番上の五線が空になります。
  • 余った音符:最上段の五線に置く・最下段の五線に置く・右記の五線に分配__・破棄 このオプションでは、振り分けようとしている五線より、和音の構成音の方が多い場合に、余った音符をどう取り扱うかについて設定します。Finaleはまず音符の数を五線の数で割り、その余りを余った数の音符として認識します。〔1本につき単音のみ〕が選択されている場合、それぞれの五線にはできるだけ単音のみを割り当てようとしますが、ここで〔最上段の五線に置く〕を選択した場合、余った音はすべて一番上の五線へ詰め込まれます。逆に〔最下段の五線に置く〕が選択されている場合、余った音はすべて一番下の五線へ詰め込まれます。〔破棄〕を選択した場合は、余った音符はすべて破棄されます。

    〔右記の五線に分配_〕が選択されている場合は、どの五線に余った音を分配するかを明確に指定することができます。例えば、和音のフレーズを3つの五線に分配する際に、ある和音に5つの構成音が含まれていた場合、どの五線に余った音を受け取らせるかをこのボックスで指定します。これにより、すべての構成音が破棄されることなくいずれかの五線へ分配されることになります。

    この例では、初期設定の通りこのボックスが「12340000」となっている場合、Finaleは1番目の五線と2番目の五線に複数の音符を配置できるものとして、5つの音をどのように配分すればよいかを再計算します。これにより、和音の上から2つ目までの音符を最上段に配置し、その次の2つの音を2段目、一番下の音を3段目に配置します。しかし、もしこのテキストボックスが「22222222」となっている場合は、すべての“余った”音符は2段目の五線に配置され、その他の段には1つずつの音符が配置されます。

  • 1本につき単音のみ このチェックボックスを選択すると、それぞれの五線へ分配する音符をなるべく単音になるように調整します。余った音符については〔余った音符〕の設定に従います。
  • 音部記号指定 このチェックボックスにチェックをいれて、処理後のそれぞれの五線をどの音部記号で表示するかを指定します。このテキストボックスに入力する番号は音部記号の番号です。どの番号がどの音部記号に該当するかは、音部記号の設計ダイアログボックスをご参照ください。最初の数字が1段目の音部記号を表します。次の数字は2段目というように指定します。
  • 配置する場所:組段の一番下に新たな五線を作成・次の五線以降に振り分ける 〔組段の一番下に新たな五線を作成〕を選択すると、(〔_本の五線に分散〕での設定に従って)新しい五線が既存の楽譜の下に作成されます。〔次の五線以降に振り分ける〕を選択すると、ドロップダウン メニューで設定された既存の五線に表示します(すでに入力されている音符と入れ替えます)。
  • OK・キャンセル 〔OK〕ボタンをクリックすると分散の処理が実行されます。〔キャンセル〕をクリックすると、分散の処理はおこなわれません。

ヒント: 音部記号指定欄には、Finaleが持っている各音部記号の番号を指定します。例えば、ト音記号は「0」、へ音記号は「3」となります。

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