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Finaleインストール先フォルダの詳細

Finaleは、ドライブ文字Cが割り当てられたハードドライブにインストールする必要があります。別のドライブやパーティションにインストールすると、動作が不安定にあることがあります。また、Cドライブ以外にインストールされたFinaleはサポートの対象外です。

Finaleの各種コンポーネントは、機能および要求されるアクセス性に応じて、ハードディスクの様々な場所にインストールされます。同じコンピュータに複数のユーザーアカウントが存在する可能性があるので、カスタマイズ可能なファイル（各ユーザーが個別に編集できるファイル）は共通フォルダにインストールされます。Finaleを起動した時点で、この共通フォルダから、現在ログインしているユーザーアカウントに固有の場所にファイルがコピーされます。

Finaleの各種ファイルの保存場所を以下に示します。これらのファイルにアクセスするには、手動で移動するか、Windowsの〔ファイル名を指定して実行〕コマンドを使います。角括弧［］で囲まれた部分は、個々のコンピュータによって異なります。該当する情報に置き換えてください。アスタリスク*の付いたファイルは、Finaleの別のバージョンに移行可能な、カスタマイズできるファイルです。「任意：設定とサポートファイルを別のバージョンに移行するには」をご参照ください。

デフォルトの保存場所：Windows 7 SP1/8/8.1/10

種類	説明	ファイルパス
Finale	Finaleアプリケーション	C:\Program Files\MakeMusic\Finale\[version]\Finale.exe
楽譜ファイル	トレーニング、チュートリアル、ワークシート、サンプル	C:\Program Files\MakeMusic\Finale\[version]\Music Files\[various]
ファイル設定	デフォルトの新規ファイル、楽譜書式、テンプレート	C:\ProgramData\MakeMusic\Finale [version]\Music Files\[various] C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusic\Finale [version]\Music Files\[various]
	楽器編成*	C:\ProgramData\MakeMusic\Finale [version]\Configuration Files\ensembles.txt C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusic\Finale [version]\Configuration Files\ensembles.txt
	Finaleライブラリ*	C:\ProgramData\MakeMusic\Finale [version]\Libraries\[various]
	Pagesizes.txt* ページサイズの初期値を記載したファイルです。カスタマイズ可能で、Finaleの別のバージョンに移行できます。	C:\ProgramData\MakeMusic\Finale [version]\Configuration Files\pagesizes.txt C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusic\Finale [version]\Configuration Files\pagesizes.txt
プログラム設定	MIDIセットアップ、オーディオ設定これらの設定は各ダイアログボックスで行われ、Finaleプレファレンスファイルに記録されています。	C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusic\Finale [version]\FINALE.INI C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusic\Finale [version]\FINMIDI.INI
	Finale環境設定* とツールバーのカスタマイズ* これらの設定は各ダイアログボックスで行われ、Finaleプレファレンスファイルまたはコンピュータのレジストリに記録されています。プレファレンスファイルを直接Finaleの別バージョンにコピーすることは推奨されません。	C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusic\Finale [version]\FINALE.INI C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusic\Finale [version]\FINMIDI.INI
	サウンドフォントデフォルトでは、MIDIプレイバックにSmartMusicソフトシンセGeneral MIDIサウンドフォントが使われます。	C:\Program Files\MakeMusic\Finale\[version]\Audio Support\synthgms.sf2
	Finaleおよびサードパーティーのプラグイン* Finaleに付属していないプラグイン（TGツール、JWプラグイン、パターソンプラグイン、Dolet MusicXMLプラグインの各完全版など）をFinaleの別のバージョンにコピーする場合は、事前に、新しくインストールするFinaleバージョン向けにプラグインがアップデートされていないかをプラグイン提供者に確認することを強くお奨めします。アップデートされていないプラグインは、Finaleの新バージョンで正しく機能しない場合があります。このフォルダ構造によって〔プラグイン〕メニューの表示方法が決まります。	C:\Program Files\MakeMusic\Finale\[version]\Plug-ins\[various]
	MacSymbolFonts.txt* MacとWindows間でファイルを共有する場合、Mac上では、このファイルに基づいて、どのフォント（記譜フォント、シンボルフォントなど）を変換すべきでないかを決定します。	C:\ProgramData\MakeMusic\Finale [version]\Configuration Files\MacSymbolFonts.txt C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusic\Finale [version]\Configuration Files\MacSymbolFonts.txt
	ステップ入力ショートカットキーおよび高速ステップ入力キーマップステップ入力時または高速ステップ入力時に、各々のダイアログボックスを使ってショートカットキーとMIDIキーボードをカスタマイズすることができます。加えて、外国語キーボードで使用するために高速ステップ入力キーマップをカスタマイズする目的でFINALE.INIを直接編集した場合は、新バージョンでも同じようにFINALE.INIを編集する必要があります。外部のマクロ／ショートカットキーの設定については、設定を管理する外部ツールを使って、Finaleの新バージョンで調整する必要があります。	C:\ProgramData\MakeMusic\Finale [version]\Configuration Files\keymaps.txt C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusic\Finale [version]\Configuration Files\keymaps.txt
	FinaleScript* このフォルダ構造と.xmlファイルの並び順によって、〔FinaleScript〕プラグインでの表示内容が決定します。	C:\ProgramData\MakeMusic\Finale [version]\FinaleScript\[various] C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusic\Finale [version]\FinaleScript\[various]
	フォント付加情報* フォント付加情報により、それぞれのフォントのそれぞれのキャラクタの高さや幅の情報を細かく調整することができ、〔選択〕ツールの使用時にそれぞれのキャラクタを選択しやすくしたり、フレックス・スラーが記号類と衝突するのを回避する際の目安にすることができます。	C:\ProgramData\MakeMusic\Finale [version]\Font Annotation\[various].FAN C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusic\Finale [version]\Font Annotation\[various].FAN
	VSTプラグイン* Finale実行時に仮想楽器プラグインを検索する場所としてデフォルト以外の場所を1つ以上設定した場合は、新バージョンでも再度同じ設定をする必要があります。	C:\ProgramData\MakeMusic\Finale [version]\VST Support\[various]
Garritanサウンドライブラリのサポートファイル	サウンド・マップ* サウンド・マップは、特定のサウンドライブラリに用意された音色サンプルの一覧を格納した内部ファイルです。Finaleの楽器データベースと音色サンプルを対応付けする働きをします。	C:\Program Files\MakeMusic\Finale\[version]\Data\SoftSynth.soundmap C:\Program Files\MakeMusic\Finale\[version]\Data\GIFF.soundmap
	サウンド・マップの優先順位* Finaleでプレイバックする際、このファイルに記述されたリストに基づいて、最初に使用すべきサウンドライブラリが決定します。	C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusic\Finale [version]\Configuration Files\Soundmaps.settings
	パーカッションMIDIマップ* サウンドライブラリ内の各パーカッション楽器と特定のMIDIノートナンバーとを対応させたリストです。	C:\ProgramData\MakeMusic\Finale [version]\MIDI Device Annotation\[various] C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusic\Finale [version]\MIDI Device Annotation\[various]
ヘルプファイル	Read Meには、Finaleの実行、インタフェース変更項目、新機能、修正に関する重要な情報を記載されています。	C:\Program Files\MakeMusic\Finale\[version]\Finale Read Me.rtf
ヘルプファイル	Finaleクイックリファレンスガイド	C:\Program Files\MakeMusic\Finale\[version]\Help Files\Finale Quick Reference Guide for Windows.pdf

ヒント: C:\Users\[user name]\AppData\Roaming\MakeMusicに素早くアクセスするには、Windowsの「ファイル名を指定して実行」コマンドで「%appdata%\MakeMusic」と入力します。.

Finaleの複数のバージョンをインストールするには

Finaleは、バージョンごとに個別のディレクトリにインストールされるので、複数のバージョンを同じコンピュータにインストールすることができます。なお、直前にインストールしたバージョン（最新バージョンとは限りません）が、自動的にFinaleのファイルタイプと関連付けされるのでご注意ください。