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MIDIセットアップダイアログボックス

【このダイアログボックスを表示するには】

〔MIDI/Audio〕メニューの〔デバイスのセットアップ〕から〔MIDIセットアップ〕を選択します。

【機能について】

Finaleをバージョンアップする場合、MIDIセットアップの設定は新バージョンにコピーされません。各種ファイルの保存場所と、設定を新バージョンに移行する方法については、Finaleインストール先フォルダの詳細をご参照ください。

このダイアログボックスでは、接続先MIDIデバイスをFinaleで使用可能にするため、コンピュータのMIDI構成を設定します。

  • 入力デバイスの自動検出 このボックスにチェックを付けておくと、MIDI入力デバイスが自動的にバンクに割り当てられます。例えば、外部MIDIキーボードのプラグを抜いて別の機器を接続した場合、新しいデバイスが自動で検出され、Finaleチャンネル1~16の入力デバイスに追加されます。このオプションを選択した場合、〔入力デバイス〕ドロップダウン メニューが無効になります。
  • MIDI入力・デバイス このドロップダウン メニューからMIDIデバイスを選択し、どのMIDIドライバを使用するかを設定します。最大8つのスロットを指定して(1つ以上のMIDIドライバを使用して)MIDI情報を送受信することができます。
  • ベースチャンネル 選択した各MIDIドライバに対する先頭のMIDIチャンネル番号を指定します。この数字は、そのドライバに割り当てられる16のMIDIチャンネルのうちの最初のチャンネルを表します。〔MIDIセットアップ〕ダイアログボックスを拡大表示すると〔ベースチャンネル〕が設定可能になります。
  • シンクマスターMIDIシンク MIDIドライバとMIDIチャンネル(そのドライバのベースチャンネルで指定したチャンネル)を使用して楽譜をプレイバックする際にFinaleにMIDIシンク信号を送信させたい場合に、どのチャンネルをマスターにするかをこのボタンで選択します。〔MIDIセットアップ〕ダイアログボックスを拡張表示すると〔シンクマスターMIDIシンク〕が設定可能になります。一度に1つのデバイスのみMIDIシンク信号を送信できます。MIDIメッセージを受信するように設定した外部シーケンサー、ドラム・マシン、または他のコンピューターとコンピューターが接続されている場合は、Finaleが再生を始めるまで一時停止モードで待機して、再生が開始すると完璧な同期をとります。
  • 詳細定義を表示・詳細定義を隠す このボタンをクリックすると〔MIDIセットアップ〕ダイアログボックスが拡大/縮小します。ダイアログボックスを拡大すると、入力に使用するMIDIデバイスを指定できます。
  • MIDI入力 コンピュータに接続されているMIDI入力機器をドロップダウン メニューから選択してください(例:Sound Blaster MIDI Input)。最大128個のFinaleチャンネルをMIDIでの入力とプレイバックに使用することができます。8つのバンクに16チャンネルごとにグループ分けされています。各バンクは、MIDIセットアップに応じて1つ以上のMIDIデバイスと16のMIDIチャンネルを保有します。例えば、各バンクのFinaleチャンネルを次のようにマッピングします。
    • 1-16:デバイス1の1-16チャンネル
    • 17-32:デバイス2の1-16チャンネル
    • 33-48:デバイス3の1-16チャンネル
    • 49-64:デバイス4の1-16チャンネル
    • 65-80:デバイス5の1-16チャンネル
    • 81-96:デバイス6の1-16チャンネル
    • 97-112:デバイス7の1-16チャンネル
    • 113-128:デバイス8の1-16チャンネル
  • MIDI入力レイテンシー リアルタイム入力時のMIDI入力の認識時に生じる遅延応答を補正するための数値をこのテキストボックスで指定します。

    MIDI情報が外部MIDI機器からコンピュータに到達するまでの時間によって、遅延が生じることがあります。

  • 各Finaleチャンネルグループの〔MIDI出力〕、〔デバイス〕、〔ベースチャンネル〕、〔ノートオン/オフのマッチング〕、〔MIDIシンク使用〕、〔MTCシンク使用〕を設定するには、〔MIDIセットアップ〕ダイアログボックスを拡大表示する必要があります。

  • MIDI出力デバイス:デフォルトMIDI出力デバイス・Microsoft GS Wavetable Synth・SmartMusicソフトシンセ このドロップダウン メニューからMIDIデバイスを選択し、どのMIDIドライバを使用するかを設定します。最大8つのスロットを指定して(1つ以上のMIDIドライバを使用して)MIDI情報を送受信することができます。〔SmartMusic ソフトシンセ〕を選択すると、Finale純正のGM対応音源であるSmartMusicソフトシンセがプレイバックに使用されます。
  • ベースチャンネル 選択した各MIDIドライバに対する先頭のMIDIチャンネル番号を指定します。この数字は、そのドライバに割り当てられる16のMIDIチャンネルのうちの最初のチャンネルを表します。〔MIDIセットアップ〕ダイアログボックスを拡大表示すると、各〔MIDI出力〕の〔ベースチャンネル〕が設定可能になります。
  • ノートオン/オフのマッチング 同一チャンネルにある同一ピッチの複数の同時MIDIメッセージをどう処理させるかをチェックボックスで設定します。チェックを付けると、Finaleは、各ノートオンとノートオフ・メッセージとを一致させる処理を行います。例えば、同じ小節に中央のドの全音符1つと中央のドの2分音符1つが入っている場合、2分音符の末尾に来るノートオフ・メッセージは2分音符にだけ適用され、全音符は全音符の長さだけ鳴り続けます。MIDI出力デバイスがこの処理をサポートしている場合は、このボックスにチェックを付けてください。そうすれば、同一チャンネルに複数の同音がある場合に、長い方の音符のプレイバックがノートオフ・メッセージにより中断されることはありません。MIDI出力デバイスがこの処理をサポートしていない場合は、このボックスのチェックを外してください。

    お使いのMIDI出力デバイスがノートオン/オフのマッチングさせる処理をサポートしているかを確認するには、デフォルトの新規ファイルを作成し、レイヤーレイヤーとは、透明なフィルムのようなものです。Finaleファイルは4つのレイヤーで構成され、各レイヤーはリズム的に独立した内声部を持つことができます。一度にアクティブにできる(最前面にする)レイヤーは1つだけです。画面の左下にレイヤー選択ボタンがあるので、現在アクティブになっているレイヤーを確認できます。個々のレイヤーに2つの独立したボイス(声部)を含めることができます。1の1番目の小節に、中央のドの全音符を入力します。レイヤー2を表示し、同じ小節に中央のドの2分音符とレの2分音符を入力します。この小節をプレイバックしてください。3拍目でレの音しか聞こえていない(全音符のドの音が鳴っていない)場合は、MIDIデバイスはノートオン/オフのマッチング処理を行っていないにもかかわらず、Finaleは処理を行う設定になっています。この場合は〔ノートオン/オフのマッチング〕のチェックを外してください。逆に、全音符のドが次の小節まで鳴り続けている場合、MIDIデバイスはノートオン/オフのマッチング処理を行っているにもかかわらず、Finaleは処理を行わない設定になっています。この場合は〔ノートオン/オフのマッチング〕にチェックを付けてください。楽譜通りにプレイバックされれば、Finaleは正しく設定されています。

  • 使用/不使用:MIDIシンク・MTCシンク この2つのチェックボックスボックスを使って、Finaleのプレイバックを他のMIDI対応機器またはMTC対応機器と同期させることができます。「MIDIシンク」のボックスをチェックすると、Finaleのプレイバック時にMIDIシンク信号がベースチャンネルで指定されたチャンネルを通じて外部機器へ送信されます。MIDIシンク信号は一度に1つの機器のみに送信されます。MIDIメッセージを受信するように設定した外部シーケンサー、ドラム・マシン、または他のコンピューターとコンピューターが接続されている場合は、Finaleが再生を始めるまで一時停止モードで待機して、再生が開始すると完璧な同期をとります。MTCを使用して対応機器と同期をとりたい場合は、「MTCシンク」にチェックを付けてください。
  • OK・キャンセル 〔OK〕をクリックする(またはENTERを押す)と変更が確定します。〔キャンセル〕をクリックすると変更が破棄されます。楽譜上に戻ります。
  • ソフトシンセの設定 このボタンをクリックすると、〔ソフトシンセ〕ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスでは、出力に使用するソフトウェア・シンセサイザーの選択とボリュームの変更ができます。このダイアログボックスで設定した内容は、オーディオファイルとしてエクスポートするファイルに適用されます。
  • MIDIアウトをリセット このオプションを選択した場合、ポートが非稼動となったとき、キー・オフ・メッセージを全チャンネルの全ての音に対して送信します。MIDI機器がコマンドを受信したときに「MIDIバッファオーバーフロー」メッセージや「MIDI通信エラー」といった応答をする時は、このチェックボックスの選択を外してください。

関連トピック:

MIDI

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