プラグイン

〔プラグイン〕ドロップダウンメニューに〔JWツール〕が加わりました。

JWプラグイン

Finaleに新しく付属する8つのJWプラグインのうち、7つのJWプラグインはそれぞれダイアログボックスがあります（〔リズムのコピー〕はダイアログボックスがありません）。

キャラクタの選択ダイアログボックス

〔キャラクタの選択〕ダイアログボックスのキャラクタ間を矢印キーで移動できるようになりました。

フォント選択

〔フォント〕ダイアログボックスに〔SMuFLフォントからの出版譜風設定をインポートする〕チェックボックスが追加されました。SMuFL準拠フォントを選択しているときに使用できます。

フォント・ユーティリティ

〔フォント・ユーティリティ〕ダイアログボックスに〔SMuFL変換を適用する〕チェックボックスが追加されました。非SMuFLフォントをSMuFL準拠フォントに置き換えるときに使用できます。

トレーニング・ウィザード

トレーニング・ウィザードとそのリソースファイルが削除されました。

SmartMusic

Classic SmartMusic用のSmartMusic伴奏ファイルのエクスポート機能が削除されました。

〔SmartMusicマーカーの追加〕ユーティリティが削除されました。

キャラクタの選択ダイアログボックス

〔キャラクタの挿入〕コマンドが〔文字〕メニューに移動し、ショートカットキーで〔キャラクタの選択〕ダイアログボックスを開くことが可能になりました。

EPS対応

最新のフォントに対応するため、グラフィック・ツールを使って表示する〔選択範囲（ページ）のグラフィック出力〕ダイアログボックスからEPS出力が削除され、〔ファイル〕メニューから〔PostScriptファイル作成〕が削除されました。

印刷ダイアログボックス

機能していなかった部単位印刷チェックボックスが〔印刷〕ダイアログボックスから削除されました。

Finale v26以降に場所または名前が変更になったメニューコマンドの一覧を次表に示します。

 

長休符の設定ダイアログボックス

〔長休符の設定〕ダイアログボックスで〔選択〕をクリックすると、〔基本図形の選択〕ダイアログボックスが表示されます。

アーティキュレーション

〔アーティキュレーション設計〕ダイアログボックスに〔複声部ではつねに符尾側に置く〕チェックボックスが追加されました。

MusicXML初期設定ダイアログボックス

〔MusicXML初期設定〕ダイアログボックスに〔圧縮ファイルにリンクしたパート譜も含める〕チェックボックスが追加されました。

SmartMusic

Classic SmartMusicファイル（.SMPX、.SMP）をWeb版SmartMusic用ファイル（.SMZ）に変換する機能が加わりました。この機能を使用するには〔ファイル〕メニューから〔変換〕を選択します。変換サブメニューをご参照ください。.SMPXファイルまたは.SMPファイルを作成するには、〔ファイル〕メニューの〔エクスポート〕から〔Classic SmartMusic〕を選択します。

アーティキュレーションメニュー

アーティキュレーション・ツール使用時は〔アーティキュレーション〕メニューが表示されます。アーティキュレーションの配置に関連する項目に簡単にアクセスできます。

アーティキュレーション設計ダイアログボックス

〔アーティキュレーション設計〕ダイアログボックスに、アーティキュレーションの積み重ねやスラーとの位置関係に関する設定が追加されました。

アーティキュレーション選択ダイアログボックス

新しくなった〔アーティキュレーション選択〕ダイアログボックスは、記号の積み重ねの可否や積み重ね順も表します。

ステップ入力休符パレット

ステップ入力休符パレットが、Finale起動時に表示されるデフォルトパレットの一部になりました。

小節を指定

〔表示〕メニューに〔小節を指定〕コマンドが追加されました。選択すると〔小節を指定〕ダイアログボックスが開きます。

Finale v25以降に場所または名前が変更になったメニューコマンドの一覧を次表に示します。

 

MusicXML

MusicXML一括変換の実行中に、処理中のダイアログボックスを使って途中でキャンセルできるようになりました。

MusicXML初期設定ダイアログボックス

〔MusicXML初期設定〕ダイアログボックスに〔サブフォルダ内のファイルも含める〕オプションが追加されました。MusicXMLの一括変換フォルダを指定するとき、下位フォルダにあるファイルも変換対象に含めることができます。

囲み図形作成ダイアログボックスと標準フレームダイアログボックス

〔囲み図形作成〕ダイアログボックスと〔標準フレーム〕ダイアログボックスに〔角を丸くする〕チェックボックスと〔角の半径〕フィールドが追加されました。発想記号、文字反復記号、（テキストツールで作成した）文字、および小節番号を囲む図形の角を丸くすることができます。

ファイル別オプション－調号 ダイアログボックス

〔ファイル別オプション－調号〕ダイアログボックスに〔♯系と♭系間での転調時にも表示〕チェックボックスが追加されました。シャープ系からフラット系（またはその逆）の転調の際、ナチュラルを表示するかどうかを指定できます。

MusicXML 初期設定ダイアログボックス

FinaleファイルをMusicXML 3.1に一括変換するとき、「.musicxml」という新しい拡張子が付きます。〔MusicXML初期設定〕ダイアログボックスでは、このオプションは〔非圧縮形式(.musicxml)でエクスポート〕と表示されています。〔非圧縮形式(.musicxml)でエクスポート〕を選択していても、非圧縮MusicXML 3.0以下の形式で変換した場合、拡張子は「.xml」となります。

変形図形オプション ダイアログボックス

〔変形図形オプション〕ダイアログボックスに〔開いている側の幅（短め）〕、〔幅の切り替えの境界となる長さ〕、〔開いている側の幅（長め）〕の各フィールドが追加されました。クレッシェンド／デクレッシェンドの開き幅を設定できます。

MusicXML初期設定ダイアログボックス

〔MusicXML初期設定〕ダイアログボックスに〔現在開いているファイルのレイアウト設定を有効にする〕が追加されました。Finaleファイル内の書式設定オプションを無効にせずに、MusicXMLファイルをテンプレートにインポートできます。

変化記号リスト

〔変化記号リスト〕ダイアログボックスに〔記号〕ボタンが追加されました。特殊な調号をご参照ください。

小節番号バー

スクロール表示とスタジオ表示時の画面の上部に、小節番号バーが表示されるようになりました。このオプションは〔環境設定－新規〕ダイアログボックスで設定します。

MusicXML初期設定ダイアログボックス

〔MusicXML初期設定〕ダイアログボックスに〔現在開いている未入力ファイルを使う〕が追加されました。MusicXMLファイルをインポートするとき、ユーザー定義ファイル（テンプレート）を使用することができます。

実音表示時にもオクターブ移調の状態を保つ

〔書類〕メニューに〔実音表示時にもオクターブ移調の状態を保つ〕が追加されました。〔書類〕メニューの〔移調楽器を実音で表示〕を選択しているとき、C調楽器のオクターブ単位の移調が維持されます。

オーディオデバイス

〔オーディオ設定〕ダイアログボックスに〔有効にする〕チェックボックスが追加され、ユーザーがオーディオデバイスの有効/無効を設定できるようになりました。〔デバイス・エラーのログ〕をクリックするとオーディオデバイスのエラーが表示されます。デバイス・エラーのログダイアログボックスを参照してください。

反復記号括弧の設定ダイアログボックス

作成中の楽譜の終了反復小節線の括弧位置を、〔反復記号括弧の設定〕ダイアログボックスで選択できるようになりました。

ファイル別オプション－歌詞

作成中の楽譜の独自のハイフン文字を〔ファイル別オプション－歌詞〕ダイアログボックスで指定できるようになりました。

グラフィック出力

〔グラフィック出力〕ダイアログボックスで〔背景を透明にする〕を選択することにより、出力グラフィックの背景を透明にすることができます。

MusicXML（リンクしたパート譜）のエクスポート

〔ファイル〕>〔エクスポート〕サブメニューに〔MusicXML（リンクしたパート譜）〕が追加され、パート譜をMusicXML形式でエクスポートできるようになりました。

プレイバック・コントローラー

ReWireモード時にFinaleのプレイバック・コントローラー（テンポを含む）を使用できるようになりました。〔プレイバック設定〕ダイアログボックスに〔ReWireマスターのテンポに追従する〕が追加され、FinaleのテンポマップとDAWのテンポのどちらかを選択できるようになりました。プレイバック・コントローラーに〔同期〕ボタンが追加されました。DAWを使ってプレイバックするとき、このボタンを使って楽譜データを更新します。

透明属性

〔グラフィック出力〕ダイアログボックスで、背景を透明にするかどうかを選択できるようになりました。

〔すべての環境設定をリセット〕ボタンの追加

〔環境設定〕ダイアログボックスに〔すべての環境設定をリセット〕が追加され、Finaleプレファレンスファイルをリセットできるようになりました。

MusicXML初期設定ダイアログボックス

MusicXMLファイルのインポートとエクスポートの仕方を設定する〔MusicXML 初期設定〕ダイアログボックスが追加されました。このダイアログボックスを開くには、〔ファイル〕>〔インポート〕または〔エクスポート〕サブメニューを使います。

大型拍子記号の作成

〔五線の属性〕、〔五線の属性の一括変更〕、〔楽譜スタイル〕の各ダイアログボックスに新しいオプション〔拍子記号（スコア譜）〕と〔拍子記号（パート譜）〕が追加され、大型の拍子記号が簡単に作成できるようになりました。

移調楽器を実音でMIDI入力

　〔MIDI/Audio〕>〔デバイスのセットアップ〕サブメニューに〔移調楽器を実音でMIDI入力〕が追加され、キーボードとマウスを使った移調楽器の入力がしやすくなりました。

古いプラグインや使用頻度の低いプラグインを削除

〔8分音符の自動連結〕、〔アイテム統計〕、〔Band-in-a-Box〕の各プラグインが削除されました。〔ライブコピー〕ツールが削除されました。Finaleファイルを開くとき、旧バージョンで設定されたライブコピーが含まれている場合は〔ライブコピーのコンバート〕ダイアログボックスが表示されます。〔テンポ〕ツールが削除されました。ただし、テンポツールの一の部の機能は〔MIDI〕ツールで使用可能です。ReWireの導入に伴い、ムービー・ウィンドウは削除されました。Garritan Ambienceが削除されました。新バージョンでは、ARIA PlayerでGarritanのConvolution ReverbとAmbienceの設定ができます。

点線スラーと点線カーブ

スラーの形を保った点線スラーが追加されました。変形図形パレットから選択するか、〔ツール〕メニューの〔変形図形〕から〔点線スラー〕を選択できます。以前の点線カーブを使用するには、変形図形パレットから選択するか、〔ツール〕メニューの〔変形図形〕から〔点線カーブ〕を選択します。

画像のスキャン

スキャン画像およびTIFFファイルをインポートする機能は、Finaleから削除されました。

Finale 2014以降に場所または名前が変更になったメニューコマンドの一覧を次表に示します。

 

新しいインストーラの採用

インストーラの枠組みがまったく新しくなりましたが、外観はわずかに変わるだけなので違和感なくFinaleをインストールしていただけます。.

Human Playbackの部分適用プラグインと符頭の変更プラグインをメニュー項目に変更

〔Human Playbackの部分適用〕プラグインが、〔MIDIツール〕メニューの〔Human Playbackの部分適用〕コマンドに変わりました。〔符頭の変更〕プラグインが削除され、その機能を含めて〔符頭の変更〕ユーティリティが更新されました。

〔ラテン・パーカッションの追加〕プラグインのスタイル名を更新

ラテン・パーカッションのスタイル名が新しくなり、Maestro/Jazzフォントが表示されるようになりました

すべてのFinaleプラグインを最新化

リンクしたパート譜に適用されないプラグイン（〔ボイス2をレイヤーに変換〕プラグインなど）は、リンクしたパート譜の編集時に適切に無効になります。加えて、〔垂直方向の衝突の回避〕、〔コーダ切れの作成〕、〔強弱記号の自動作成〕などの多くのプラグインの信頼性が向上しました。

古いプラグインや使用頻度の低いプラグインを削除

〔小節番号配置情報の消去〕、〔コマンド入力〕、〔並進行の検索〕、〔第3線の符尾の向き〕、〔譜めくり作成アシスタント〕の各プラグインは削除されました。

マイク採譜機能を削除

オーディオ演奏をマイク採譜する機能はなくなりましたが、オーディオトラックをFinalファイルにレコーディングすることはできます。

〔オーディオ設定〕ダイアログボックスのリストからAirPlayを削除

FinaleにおいてプレイバックにAirPlayデバイスを使用すると再生が不安定になることから、AirPlayデバイスによるプレイバックのサポートを停止しました。

ファイルパレットと編集パレットを導入

これらのパレットはFinale 2012の対応するツールバーの機能を復活させたものです。Finale 2014では〔ウィンドウ〕メニューにパレット名が表示されます。

パレットのカスタマイズが復活

Finale 2012のように、パレットの各ボタンの外観とレイアウトがカスタマイズ可能になりました。

〔ページ表示〕ボタンと〔スクロール表示〕ボタンを追加

表示パレットのボタンをクリックするだけで、簡単にページ表示とスクロール表示の切り替えができるようになりました。

パレットに大きなボタンを表示可能

パレットボタンを大きくする機能が追加され、見やすさと移動しやすさが向上しました。大きなボタンで表示するには、〔環境設定－パレットと背景〕ダイアログボックスで設定します。

「拍に割り付け時にポイントに吸着」の無効化に対応

〔変形図形〕メニューの〔拍に割り付け時にポイントに吸着〕の選択を解除すると、Finale 2012スタイルの変形図形の配置方法に戻ります。

表示パレットとレイアウトパレットを導入

これらのパレットはFinale 2014で削除されたツールバーの一部の機能を復活させたものです。Finale 2014では〔ウィンドウ〕メニューにパレット名が表示されます。

TGツールプラグインを更新

機能に変わりはありませんが、視覚表示として〔Go〕ボタンが〔OK〕ボタンに変わりました。

Human Playback初期設定を〔環境設定〕ダイアログボックスに移動

Human Playbackの初期設定にアクセスするには、編集 > 環境設定を選択します。環境設定－Human Playbackダイアログボックスをご参照ください。

パーカッションレイアウト設計とパーカッションMIDIマップ間の相互作用を改善

〔パーカッション・レイアウト設計〕ダイアログボックスに以下の機能が追加されました。

• 現在編集中の五線名とパーカッションMIDIマップを表示する。
• 〔パーカッションMIDIマップの編集〕ダイアログボックスを開く。
• 割り当てられている楽器タイプに対して、現在のパーカッションMIDIマップからMIDIノート番号を表示する。
• 現在のパーカッションMIDIマップで見つかった楽器タイプのみ表示することも可能。
• ボタンを押すことにより、現在のパーカッションMIDIマップから全楽器タイプを一括して取得する。

ムービーウィンドウの改良

ムービーウィンドウのプレイバックコントローラーとエラー処理がさらに柔軟になり、一段と使いやすくなりました。

シーケンス採譜モードを削除

MIDIデータを記録する方法であるシーケンス採譜モードは、以前は〔リアルタイム入力〕ツールのオプションの1つでした。シーケンス採譜モードで記録されたMIDIデータは楽譜ファイルに埋め込まれているので、新バージョンでもプレイバックされます。

〔VSTプラグインの管理〕ダイアログボックス管理するディレクトリは、VSTディレクトリだけになりました。

Finaleの新しいオーディオエンジンにより、Finaleの起動時に、指定のディレクトリにあるオーディオプラグインが自動で読み込まれます。さらに、Finaleを起動した後も、プラグインの再読み込みを実行することにより新規プラグインが自動検索されます。

ツールバーを削除

Finaleのメニューで選択できるコマンドと重複するツールバー（およびそのカスタマイズ）は、画面スペース解放のため削除されました。

作曲支援プラグインを削除

使用頻度が低下したこれらの旧式プラグインは、〔作曲・編曲関連〕サブメニューから削除されました。

ミキサー、スタジオ表示、スクロール表示の改良

ミキサーおよびスタジオ表示時のコントロールモジュールが新しくなり、いっそうクリアに調節できるようになりました。スクロール表示時も五線名が完全に表示され、拡大やスクロールにより左側が欠けることはありません。

〔開く〕ダイアログボックスで最初に〔読み込めるすべてのファイル〕を表示

初期設定では、〔開く〕ダイアログボックスを開いたとき、Finaleで開くことできるすべてのファイル形式が表示されます。

メニューの順序を統一

メニューの表示順序をMacとWindowsで統一しました。加えて、Macのプラグインアイコンがなくなり、文字の「プラグイン」メニューに変わりました。

Finale 2012以降に場所または名前が変更になったメニューコマンドの一覧を次表に示します。

 

「プログラム・オプション」を「環境設定」に名称変更　

〔環境設定〕ダイアログボックスを開くには、〔編集〕メニューから〔環境設定〕を選択します。環境設定ダイアログボックスをご参照ください。

〔ファイル〕メニューの再構成　

いくつかのコマンドが〔インポート〕、〔エクスポート〕の各サブメニューにまとめられたほか、いくつか新しいコマンドが追加されました。ファイルメニューをご参照ください。

未定義の印刷されない挿入テキストはグレー表示

未定義の挿入テキスト（セットアップ・ウィザードが完了した後に現れるページヘッダーなど）は、画面にグレーで表示され、印刷されないことを表します。また、〔テキスト〕ツールを使って楽譜上で直接、挿入テキストを編集できます。文字 / 挿入をご参照ください。

楽譜スタイルが五線の移調に対応

楽譜スタイルで移調を設定する機能が復活しました（楽譜途中の楽器変更を作成する代わりの方法として、楽譜スタイルを使用できます）。楽譜スタイルダイアログボックスをご参照ください。

〔表示〕メニューに〔音域外の音符〕サブメニューを追加

2012bの新しい自動音域チェック機能はこのサブメニューを含みます。音域をご参照ください。

楽器の種類の選択

オーケストラ、ジャズ、管弦楽などの種類に応じて楽器のジャンルと楽器名をまとめて表示できるようになりました。セットアップ・ウィザードとスコア・マネージャーをご参照ください。

スコア・マネージャーのサイズ変更

〔スコア・マネージャー〕ウィンドウのサイズが変更可能になりました。スコア・マネージャーをご参照ください。

オーディオ設定ダイアログボックス

ASIOオーディオドライバで使用する入出力チャンネルが選択可能になりました。オーディオ設定ダイアログボックスをご参照ください。

メニューの変更は次のとおりです。Finale 2011との比較一覧は、Finale 2011とFinale 2012のメニュー項目対応表をご参照ください。

ファイルメニュー

• 〔ファイル情報〕コマンドと、そのダイアログボックスが削除されました。以前の〔ファイル情報〕ダイアログボックスと〔ファイルの統計〕ダイアログボックスの項目は、スコア・マネージャーの〔ファイル情報〕タブに移動しました。
• コマンド名〔ワークシートを開く〕が〔ワークシート/サンプルを開く〕に変わりました。

MIDI/Audioメニュー

• 〔楽器のセットアップ〕サブメニューがなくなり、代わりに〔VSTバンク/エフェクト〕コマンドが追加されました。このコマンドを選択すると〔VSTバンク/エフェクト〕ダイアログボックス（以前の〔VSTインストゥルメントのセットアップ〕ダイアログボックス）が表示されます。
• 〔サウンド・マップの優先順位〕コマンドが追加されました。サウンド・マップの優先順位ダイアログボックスをご参照ください。
• 〔プレイバックサウンドの再割り当て〕コマンドが追加されました。MIDI/Audio / プレイバックサウンドの再割り当てをご参照ください。

五線メニュー

〔五線追加〕、〔五線追加（セットアップウィザード使用）〕、〔五線を削除〕、〔五線を削除して再配置〕、〔五線の並び替え〕など、以前のコマンドの多くがスコア・マネージャーで処理するようになりました。

ユーティリティメニュー

• 〔楽器の部分変更〕コマンドで楽器変更を追加／削除できるようになりました。〔ユーティリティ〕メニューから選択できるので、（範囲選択のできる任意のツールを使って）範囲を選択するだけで楽器変更を実行できます。
• 〔その他のユーティリティ〕サブメニューに〔グループとグループ括弧をリセット〕が追加されました。ユーティリティ / その他のユーティリティ / グループとグループ括弧をリセットをご参照ください。これに伴い、〔環境設定－編集〕ダイアログボックスに〔同族楽器の自動グループ化〕チェックボックスが追加されました。

表示メニュー

〔表示する項目〕サブメニューから〔PostScriptイメージ〕が削除されました。

ウィンドウメニュー

• Finale 2011までの楽器リストがなくなり、楽器リストの大部分の機能がスコア・マネージャーの〔楽器リスト〕タブに移動しました。
• ショートカットキー：CTRL＋Kでスコア・マネージャーが開きます。
• 〔拡大/縮小〕コマンドと〔しまう〕コマンドが追加されました（Mac版のみ）。ウィンドウメニューをご参照ください。

フォントダイアログボックス

設定項目が再編成され、プレビューウィンドウが新しくなりました。〔スクリプト〕ドロップダウンメニューは削除されました。フォントダイアログボックスをご参照ください。

楽器リスト

従来の楽器リストはスコア・マネージャーに変わりました。

MIDIセットアップダイアログボックス

〔MIDIセットアップ〕ダイアログボックスに〔入力デバイスの自動検出〕チェックボックスが追加されました。

ミキサー

チャンネルコントロールがなくなりました。チャンネルの設定はスコア・マネージャーで行います。

プレイバック・オプションダイアログボックス

以前の楽器リストで設定していたチェックボックス〔演奏前にパッチ情報を送る〕が〔プレイバック時にMIDIデバイスにパッチ情報を送る〕に変わり、〔プレイバック・オプション〕ダイアログボックスに移動しました。プレイバック・オプション ダイアログボックスをご参照ください。

• 〔環境設定－編集〕ダイアログボックスに〔同族楽器の自動グループ化〕が追加されました。このオプションを使って、グループ括弧の自動更新を無効にできます。環境設定－編集をご参照ください。

セットアップ・ウィザード

• 1ページ目：楽器編成のリストからGarritanが削除されました。サウンド・マップを使用することにより、Finaleに付属のGarritan音源と楽器の関連付けは自動で行われます。
• 2ページ目：〔楽器セット〕ドロップダウン メニューが削除されました。新バージョンではスコア・マネージャーで楽器を指定します（プレイバックサウンドの設定をご参照ください）。
• 2ページ目：〔1パートごとに個別のチャンネルを割り当てる〕チェックボックスが削除されました。各楽器は必ず個別のチャンネルに設定されるようになりました。
• 2ページ目：〔スコア譜とリンクしたパート譜も作成する〕チェックボックスが削除されました。セットアップ・ウィザードで新規ファイルを作成した場合は、パート譜も必ず作成されるようになりました。

組段の均等配置ダイアログボックス

〔組段の占拠率が＿＿%以上の時に均等配置を実行〕の初期値が25%から60%に変わりました。

五線の属性ダイアログボックス

Finale 2012で楽器の枠組みが変わり、以前は五線属性で扱っていた五線名、移調、音部記号などは楽器の一部として設定するようになりました。五線名、移調、音部記号などの五線属性はスコア・マネージャーに移動しました。

〔五線属性〕ダイアログボックスからスコア・マネージャーに移動した項目

• 正式五線名
• 省略五線名
• 先頭音部記号
• 五線の種類（五線の本数）
• 記譜スタイル（タブ譜とパーカッション）
• 省略の記譜法
• 移調
• カラー符頭を使用

〔記譜スタイル〕 ドロップダウン メニューはスコア・マネージャーに移動し、選択項目の〔特殊な符頭〕は削除されました。代わりに〔五線の属性〕ダイアログボックスに〔特殊な符頭〕チェックボックスと〔設定〕が追加されました。

楽譜スタイルダイアログボックス

新しい〔楽譜スタイル〕ダイアログボックスは、〔五線の属性〕ダイアログボックスの設定項目のほかに、〔正式五線名〕、〔省略五線名〕などを加えた内容になっています。楽譜スタイルダイアログボックスをご参照ください。

タブ譜の設定ダイアログボックス

〔タブ譜の設定〕ダイアログボックスは、〔フレット番号〕欄の〔フォント指定〕ボタンがなくなりました。タブ譜に表示するフレット番号のフォントは、〔ファイル別オプション－フォント〕ダイアログボックスの〔楽譜関係〕ドロップダウン メニューで設定します。個別の五線ごとにフレット番号のフォントを指定するには、〔五線の属性〕ダイアログボックスの〔独立した設定〕欄の〔符頭フォント〕を使います。

楽器

楽器の枠組みが新しくなり、楽譜で使われている楽器の各種属性（五線属性、プレイバック音の割り当て、楽譜途中の楽器変更など）を1ヶ所で設定できるようになりました。楽器を追加、削除、変更すると、同族楽器のグループ括弧が自動で更新されます。楽器をご参照ください。

以前と違って、Finaleのインストールファイルに「Instruments.txt」は存在しません。Finale内部のデフォルトの楽器定義は変更できません。Finaleファイルで作成した楽器パートの目に見える要素はスコア・マネージャーで変更できます。

パーカッション譜とタブ譜の符頭

Finale 2011までは、記譜スタイルのタブ譜とパーカッションは〔五線の属性〕ダイアログボックスの〔独立した設定〕欄の〔符頭フォント〕で設定していました。タブ譜については〔ファイル別オプション－フォント〕ダイアログボックスでフォントを変更することも可能でしたが、動的な変更でないため、フォント変更前のタブ譜には変更が反映されませんでした。Finale 2012では、パーカッション譜とタブ譜で使用するフォントは〔ファイル別オプション－フォント〕ダイアログボックスの〔楽譜関係〕ドロップダウン メニューの〔タブ譜〕と〔パーカッション符頭〕で設定します。この設定は動的に適用されます。すなわち、フォント変更の前に作成したパーカッション譜／タブ譜も新しいフォントに更新されます。個々の五線ごとに符頭フォントを指定するには、〔五線の属性〕ダイアログボックスの〔独立した設定〕欄にある〔符頭フォント〕を使います。

外部MIDI音源

General MIDIに対応していない音源の音色を楽器に割り当てるには、スコア・マネージャーを開き、〔音色〕欄の矢印をクリックして〔パッチの編集〕を選択します。各パートの最初の音色を設定するにはをご参照ください。（Finale 2011以前の定義に該当するMIDI「楽器」（instrument）とその音源ライブラリは、Finale 2012にはありません。）

楽譜スタイル

移調、符頭スタイル、五線の線数など、楽器の変更／持ち替えに関する楽譜スタイルは削除されました。この機能は〔ユーティリティ〕メニューに移動しました（〔ユーティリティ〕メニューの〔楽器の部分変更〕）。楽譜の途中で楽器を変更するにはをご参照ください。

楽譜スタイル関連の変更

• Finaleに付属の楽譜スタイルライブラリから、楽器変更に関する楽譜スタイルが削除されました（以前は〔楽譜スタイル〕コンテクストメニューと〔楽譜スタイル適用〕ダイアログボックスで選択）。
• 〔五線の属性〕ダイアログボックスで削除された項目（上記「五線の属性ダイアログボックス」を参照）は、〔楽譜スタイル〕ダイアログボックスでも削除されました。

Finale 2011以降に場所または名前が変更になったメニューコマンドの一覧を次表に示します。新設のコマンド、メニュー、サブメニューにはアスタリスク(*)が付いています。「""」はメニュー項目名に変更がないことを表します。

 

環境設定にファイルメンテナンス関連の項目が追加

〔環境設定－開く〕ダイアログボックスにチェックボックスが2つ追加されました。〔つねに削除した項目の完全破棄をおこなう〕と〔作業内容を表示する〕です。〔削除した項目の完全破棄をおこなう〕は初期状態で選択されているので、設定を変更しない限り、旧バージョンで作成したFinaleファイルを開くときにファイルメンテナンスが自動で実行されます。〔環境設定－開く〕 ダイアログボックスをご参照ください。

Broadway Copyist Text拡張キャラクターセットに新しい文字を追加

Broadway Copyist Text拡張キャラクターセットにØ、Æ、Œ、¡、¿などの文字が追加されました。Broadway Copyist Text拡張キャラクターセットをご参照ください。

歌詞シラブルのハンドル

Finale 2010以前ではシラブルは一度に1拍しか表示されませんでしたが、Finale 2011ではすべてのシラブルが同時に表示可能になりました。さらに、割り付け先を示すインジケータが表示され、一段と編集しやすくなりました。歌詞をご参照ください。

歌詞のスペーシング

歌詞を割り付けた音符に対して、特別な設定なしに以下のような高度なスペーシング処理が行われるようになりました。

• 小節先頭の余分なスペースが除去されます。シラブルを音符位置に合わせるにはをご参照ください。
• 1つのシラブルが複数の音符に渡るとき、先頭の音符に不要なスペースが付くことがなくなりました。
• 歌詞を割り付けた音符の全体的な外観が良くなり、歌詞そのもののスペーシング機能も向上しました。
• 歌詞の先頭に付いた句読点などの記号を除去して位置合わせやセンタリングができるようになりました。ファイル別オプション－歌詞の「約物を位置合わせの対象にしない」の説明をご参照ください。
• シラブル調整時に一番上の歌詞ハンドルが削除されても、音符をクリックすれば割り付け先のシラブルがすべて選択状態になるので、シラブルのグループ単位での編集が簡単にできます。

新しくなった文字メニュー（歌詞ツール選択時）（スペースとハイフンの入力機能を追加）

〔歌詞〕メニューが新しくなりました。歌詞ツールを選択すると〔歌詞〕メニューと〔歌詞〕ウィンドウが表示され、楽譜上または〔歌詞〕ウィンドウですぐに歌詞の編集を開始できます。〔歌詞〕ウィンドウのメニューを使ってスペースとハイフンを挿入できます。文字メニュー（歌詞ツール選択時）をご参照ください。

音引き線

歌詞の入力に合わせて自動で音引き線が表示されます。〔音引き線〕ダイアログボックスの項目名「以降に歌詞がなくても自動的に音引き線を引く」が「アンダースコア「＿」をタイプしたときのみ使用」に変わりましたが、機能に変わりはありません。

新しい表示カラー

Finaleのデフォルトの表示カラーが変更になりました。環境設定－カラー表示をご参照ください。

五線および五線グループの数を縮小

編集時のハンドルを必要最小限に減らすことによって、五線、組段、五線グループを編集するときに明瞭に識別でき、操作しやすくなりました。

「組段の最適化」という手法を「空の五線を隠す」という機能に変更

Finale 2011で採用しているページ最適化の方法は、今までのやり方と比べて次のような利点があります。

• 最適化処理により音符を含む領域が別の段に移動し、その移動先が隠れた五線であった場合、移動先では音符が表示されます。以前のバージョンでは、スクロール表示時に音符を追加したり、音符を別の組段に移動したとき、「組段の最適化」処理のためページ表示モードでは音符が非表示になることがありました。
• 空の五線を隠す操作が簡単になりました。空の五線を隠すにはをご参照ください。
• 隠れた五線がある場合、組段の中に点線が表示されるので、隠れた五線の位置を識別できます。この点線のハンドルを使って、隠されていた空の五線を表示することもできます。隠された五線を表示するにはをご参照ください。
• 音符のある五線を、〔五線の属性〕ダイアログボックスを使って強制的に隠すことができます。すべての組段に渡って五線を隠す方法については、オシア小節、印刷、プレイバックに関連して五線を隠すにはをご参照ください。特定の組段で隠す方法については、音符が存在する五線を特定の組段から隠すにはをご参照ください。
• 各組段の中で五線の上下位置を調整する作業がいつでも簡単にできます。五線ツールを選択して、対象五線をドラッグで移動するか、上下の矢印キーを使って位置を微調整します（CTRLを押しながら上下の矢印キーを押せば、小節を前後の組段に移動できます）。
• 先頭の組段の一番上の五線をドラッグすると、五線と上部組段マージンの間の距離を変更できます。先頭以外の組段の一番上の五線をドラッグした場合は、組段と組段の間の距離が変更されます。五線を移動するにはをご参照ください。

Finale 2011より前のバージョンで作成されたFinaleファイルをFinale 2011で開くとき、最適化処理により隠れている音符が見つかると、〔隠された音符の処理〕ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスを使って、隠された音符を表示するかどうかを選択できます。〔隠されたままにする〕を選択した場合は、対象小節に自動的に楽譜スタイルが適用され、「強制的に隠す」処理が行われます。〔環境設定－開く〕ダイアログボックスにも、隠された音符のコンバートに関する設定項目があります。

五線グループとグループ括弧

五線グループを小節範囲に割り当てできるようになりました。Finale 2010で組段の最適化が実行され、その組段に手動で作成した括弧が付いている場合、このファイルをFinale 2011で開くと、それぞれの括弧が個別に定義されます。Finale 2011で個々の組段ごとに括弧を設定する方法については、組段ごとに括弧を変更するにはをご参照ください。

特定の領域でグループ化を解除するには、小節範囲を選択して、〔五線〕>〔グループ〕>〔グループ化解除〕を選択します。

〔グループ属性の再編集〕プラグインは削除されました。

「空の五線を隠す」という新機能の導入にともない、このプラグインは不要になりました。五線メニューおよびグループ属性ダイアログボックスをご参照ください。

フォルダ構成の変更

1台のコンピュータを複数のユーザーが使用する環境に対応し、かつアクセス権の問題を避けるため、Finale 2011では、アプリケーション固有のファイルがインストール先ドライブの様々な場所に保存されるようになっています。Finaleの各種フォルダ/ファイルの保存場所一覧については、Finaleインストール先フォルダの詳細をご参照ください。環境設定－フォルダもご参照ください。

〔五線の特性〕ダイアログボックスと〔五線の間隔変更〕ダイアログボックス

〔五線の特性〕ダイアログボックスでスクロール表示時の五線位置を確認する作業が不要になりました。Finale 2011では、（ページ表示の場合）五線と直上の五線の間の距離が楽譜に表示されます。スクロール表示時には、すべての組段について、五線と直上の五線の間の距離が表示されます（ページ表示とスクロール表示の間で五線間距離の設定は連動しません）。また、Finale 2011では、プラスの値で五線間距離を指定するようになりました（マイナス値を入力しても、自動的にプラスの値に変換されます）。〔五線の間隔変更〕ダイアログボックスでは、（楽譜全体だけでなく）選択した組段に対して設定を適用できます。このダイアログボックスを使って、スクロール表示時の五線間隔をページ表示の五線間隔に適用するように設定することもできます。

〔五線の並び替え〕と〔五線の自動並び替え〕

〔五線〕メニューの〔五線の自動並び替え〕は削除されました。Finale 2011では、五線の並び替えはすべて自動で行います。五線のドラッグにより順序がばらばらになる心配はありません。五線を並べ替えるには、スコア・マネージャーを使います。（五線の並び順を変えるにはを参照）。

新しいFinale AlphaNotesフォントに対応するための変更

スコア譜またはパート譜の特定のピッチにAlphaNotesキャラクタを割り当てることができます（ファイル別オプション－音符／休符と特殊な符頭ダイアログボックスを参照）。〔音名で指定〕ドロップダウン メニューから音名を選択して、その音名に割り当てる符頭キャラクタを選択します。Finale AlphaNotesフォントもご参照ください。

Finale 2010以降に場所または名前が変更になったメニューコマンドの一覧を次表に示します。Finale 2011で新設されたコマンド、メニュー、サブメニューにはアスタリスク(*)が付いています。「""」はメニュー項目名に変更がないことを表します。

 

ユーティリティ / パーカッションの変更

〔ユーティリティ〕メニューに〔パーカッションの変更〕コマンドが追加され、範囲選択してパーカッションの楽器タイプを変更できるようになりました。ユーティリティメニューをご参照ください。

ファイル / ワークシートを開く

Finaleに収録されているワークシートを開くとき、このコマンドを選択します。ファイルメニューおよびワークシートをご参照ください。

表示 / 表示する項目 / パーカッションMIDIノート番号

このオプションを選択することにより、パーカッションパートの各音符にMIDIノート番号が表示されるようになりました。表示する項目サブメニューをご参照ください。

パーカッションの変更ダイアログボックス

新しいダイアログボックスが追加されました。このダイアログボックスを開くには、パーカッションパートの小節範囲を選択して〔ユーティリティ〕メニューから〔パーカッションの変更〕を選択します。現在のパーカッション楽器を別の楽器タイプに変更できます。パーカッションの変更ダイアログボックスをご参照ください。

パーカッションMIDIマップの編集ダイアログボックスの更新

〔パーカッションMIDIマップの編集〕ダイアログボックスにパーカッション編集のオプションがいくつか追加されました。

Finale 2009aとFinale 2010の間で変更された項目は次のとおりです。

ハンドルの透明表示

〔環境設定－表示〕ダイアログボックスで、ハンドルのサイズと透明／不透明を指定できるようになりました。

パーカッション・マップ

Finale 2009までの「パーカッション・マップ」はなくなり、Finale 2010では、従来のパーカッション・マップの機能がパーカッション・レイアウトパーカッション・レイアウトとは、各五線で使用できるパーカッション楽器をリストとして作成したものです。パーカッション・レイアウトには、五線上の位置、符頭スタイル、楽器タイプ（スネアドラム、シンバルなど）の定義情報が含まれています。パーカッション・レイアウトの定義は〔パーカッション・レイアウト設計〕ダイアログボックスでおこないます。とパーカッションMIDIマップパーカッションMIDIマップとは、サウンドライブラリに収められているパーカッション楽器とMIDIノート番号を対応付けしたリストです（例：バスドラム=36、スネアドラム=38など）。パーカッションパートを様々なプレイバック音源で適切に再生するには、パーカッションMIDIマップが必要になります。また、外部MIDIデバイスで入力するときに打楽器音を再生するときも、パーカッションMIDIマップが使われます。に分かれました。

Percussion Layouts（パーカッションレイアウト）

〔パーカッション・マップ作成〕ダイアログボックスが〔パーカッション・レイアウト設計〕ダイアログボックスに変わりました。Finale 2010では、〔パーカッション・レイアウト設計〕ダイアログボックスでパーカッション楽器に五線上の位置と符頭を割り当てます。

パーカッションMIDIマップ

音符の入力時に、対応するパーカッション楽器が自動で表示されるようになりました。〔MIDI/Audio〕メニューでプレイバックデバイスを変更した結果、MIDIノートとパーカッション楽器の対応関係が変わっても、スコア・マネージャーでパーカッションMIDIマップを切り替えるだけで適切な音色で再生できます。

パーカッションパートの音符の入力

外部MIDIデバイスを使ってパーカッションパートの音符を入力する場合、使用する外部MIDIデバイスに合ったパーカッション入力マップを選択することにより、目的のパーカッション楽器を正しい五線位置に入力することができます。〔MIDIセットアップ〕ダイアログボックスからパーカッション入力マップを選択できます。パーカッション入力マップ ダイアログボックスをご参照ください。

フレットボードのサイズ変更

〔コード〕メニューの〔フレットボードのサイズ変更〕コマンドと、〔フレットボードのサイズ変更〕ダイアログボックスがなくなりました。Finale 2010では、〔ファイル別オプション－コードネーム〕ダイアログボックスでファイル全体のフレットボードサイズを変更します。特定範囲のフレットボードのサイズを変更するには、〔入力されたコード定義の変更〕ダイアログボックスを使います。

Broadway Copyistフォント

Finaleの標準の手書き風フォントとして、Broadway Copyistフォントが新しく追加されました。

メニューの変更

削除または変更されたメニュー項目は次のとおりです。

• 〔コード〕メニューの〔楽譜へ直接タイプ〕は削除されました。楽譜にコードを入力する機能は〔コード〕メニューの〔手動入力〕で選択するようになりました。コードを書き込むにはをご参照ください。
• 〔コード〕メニューの〔MIDI入力〕コマンドの名前が〔MIDI入力を使用〕に変わりました。MIDIデバイスを演奏してコードネームを入力するときは、〔手動入力〕と〔MIDI入力を使用〕を選択します。MIDIキーボードを使ってコードネームを入力するにはをご参照ください。

削除されたプラグインは次のとおりです。

• 〔歌詞の書き出し〕プラグイン（代わりに〔歌詞〕メニューに〔歌詞の書き出し〕が追加されました）
• 〔小節番号の自動作成〕プラグイン（代わりにFinaleに小節番号作成機能が組み込まれました）
• 〔MiBACリズムセクション・アレンジャー〕プラグイン

Finale 2009以降に場所または名前が変更になったメニューコマンドの一覧を次表に示します。Finale 2010で新設されたコマンド、メニュー、サブメニューにはアスタリスク(*)が付いています。「""」はメニュー項目名に変更がないことを表します。

 

Finale 2009aでは、発想記号とフォントに関する項目がいくつか変更されました。

発想記号の割り付け先を指定するカテゴリ用表示セット

発想記号の割り付け先の五線を指定するリストの名前が「五線別表示リスト」から「カテゴリ用表示セット」に変更されました。発想記号カテゴリの設計ダイアログボックスをご参照ください。設定できるリストの数も4から8に増え、リスト名の変更も可能になりました。　五線別表示リスト（カテゴリ用表示セット）ダイアログボックスをご参照ください。

発想記号の五線別割り付け

「カテゴリ用表示セット」を設定できない発想記号でも、割り付け先の五線を指定できるようになりました。発想記号の選択ダイアログボックスと五線別割り付けダイアログボックスをご参照ください。ショートカットキーを使って、近くの五線やすべての五線に簡単に発想記号を割り付けることもできます。キーボードショートカットと特別なマウス操作をご参照ください。

フォント・ユーティリティダイアログボックス

〔書類〕メニューの〔データ・チェック〕から選択していたフォント関連の4つのコマンド〔システムにないフォントをチェック〕、〔フォントの一括変更〕、〔フォントサイズの一括変更〕、〔テキストデータをWindows用に変換〕が 1ヶ所にまとめられ、〔フォント・ユーティリティ〕ダイアログボックスで設定するようになりました。さらに、シンボルフォント関連の2つのオプション（〔シンボルフォント・リストをデフォルトに戻す〕と〔シンボルフォント・リストをファイルに適用〕）が追加されました。フォント・ユーティリティダイアログボックスをご参照ください。

Finale 2009は、特に発想記号の作成と管理に関連する画面が変更され、一段と直観的に操作できるようになりました。

小節発想記号とカテゴリ用表示セット

（Finale 2008以前の小節発想記号と五線別表示リスト（現在のカテゴリ用表示セット）については、発想記号と五線別表示リストダイアログボックスをご参照ください。）

Finale 2009では、発想記号の設定が一段と簡単、柔軟にできるようになりました。

Finale 2008以前の発想記号は、小節に割り付ける「小節発想記号」と、音符に割り付ける「音符発想記号」に分かれていました。以前の小節発想記号は、最初はすべての五線で同じ位置に表示され、その後で、五線別表示リストを使って五線別に発想記号をオン／オフにしていました（〔発想記号の割り付け〕ダイアログボックスのオプションを選択する方法もあります）。例えば、小節発想記号を表示する五線を〔この五線のみ〕、〔すべての五線〕、〔最上段の五線のみ〕などに指定します。以前は、個々の小節発想記号ごとに五線リストと位置設定が保存され、個別に設定を変更する必要がありました（例えば、すべての強弱記号のフォントをまとめて変更するオプションはありませんでした）。また、発想記号を別のファイルにコピーすると、五線リストも一緒にコピーされるので、同じファイルに多数の五線リストが作成されることがありました。

Finale 2008以前の音符発想記号は、小節発想記号と異なり、音符を基準にして位置を設定していました。小節発想記号と同様に、個々の音符発想記号ごとに位置設定が保存されるので、個別に設定を変更する必要がありました。

Finale 2009では、音符発想記号と小節発想記号の区別がなくなり、「発想記号」として両方の特性を設定できるようになりました。Finale 2009では、楽譜上の機能をもとに発想記号を分類しています。Finale 2009の発想記号は6つのカテゴリに分類され、カテゴリごとにフォント、位置、カテゴリ用表示セットを設定します（発想記号を参照）。設定を変更すると、同じカテゴリに属するすべての発想記号（ライブラリと楽譜ファイルの両方）に変更が適用されます。カテゴリの設定とは別に、個々の発想記号ごとに設定を変更することもできます（発想記号の設計ダイアログボックスを参照）。以前は個々の発想記号で五線リストを設定していましたが、Finale 2009では、カテゴリごとに表示セットを設定します（カテゴリ用表示セットの設定に適したカテゴリでのみ、表示セットを設定できます）。

新しい設定方法は、発想記号が次の2種類に分類できることをベースにしています。

• スコア譜全体（すべてのパート）に適用される発想記号：メトロノーム記号、速度変化表示、リハーサルマークなどが該当します。通常、この種の発想記号はすべてのパート譜に表示されますが、スコア譜には1回（または数回）だけ表示されます。
• 特定のパート譜にだけ適用される発想記号：強弱記号、文字発想記号、スタイルマーク、奏法を示す文字などが該当します。複数のパート／五線の同じ小節に同じ発想記号を表示する場合もありますが、この種の発想記号は、個々の五線で個別に適用されます。

スコア譜全体に適用される発想記号はすべて、カテゴリ用表示セットを利用できる可能性があります。例えばメトロノーム記号などは、各器楽パートの最上段の五線に表示するのが標準の記譜方法です。Finale 2009では、カテゴリ用表示セットの設定を4つの表示セット（1～4）にまとめています。カテゴリ用表示セットの設定を変更するには、〔カテゴリ用表示セット〕ダイアログボックスを使います。各カテゴリに属する発想記号の位置、フォント、カテゴリ用表示セットの設定を変更するには、〔発想記号カテゴリの設計〕ダイアログボックスを使います。

セットアップ・ウィザードを使って新規ファイルを作成した場合は、「表示セット1」が自動で割り当てられ、発想記号はスコア譜とパート譜の最上段の五線に配置されます。

旧バージョンのFinaleで小節発想記号と五線別表示リストを使って強弱記号、発想標語、または演奏表示を設定した場合、一度に複数の強弱記号を適用できないことがあります。その場合は、マクロ機能かドラッグによる方法を使うと、複数の五線に対して簡単に強弱記号を設定できます。発想記号をご参照ください。

発想記号の編集の変更点

• 発想記号の割り付け先を示すインジケータラインが表示されます。発想記号のハンドルを左右にドラッグすると、割り付け先が拍単位または小節単位で移動します。
• ALTを押しながらハンドルをドラッグすれば、割り付け先は移動しません。
• 発想記号のハンドルを上下にドラッグすると、割り付け先が別の段の五線に移動します。
• 発想記号をダブルクリックするか、発想記号のハンドルを選択してENTERを押すと、〔発想記号の選択〕ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスでは、発想記号の切り替えや、発想記号の作成、編集、別のカテゴリの選択ができます。
• 旧バージョンの〔音符発想記号の割り付け〕ダイアログボックスと〔小節発想記号の割り付け〕ダイアログボックスを1つにまとめて、〔発想記号の割り付け〕ダイアログボックスになりました。旧バージョンと異なり、発想記号を追加するだけでは、〔発想記号の割り付け〕ダイアログボックスは開きません。このダイアログボックスを開くには、発想記号のハンドルをShift＋ダブルクリックします。このダイアログボックスでは、位置とプレイバック効果を設定できます。発想記号を表示するレイヤーも指定できます。表示対象をパート譜とスコア譜のどちらか（または両方）に指定することもできます。
• 発想記号にカテゴリ用表示セットを割り当てた場合、コピーするには小節ブロックを選択する必要があります。

発想記号を別のファイルにコピー＆ペーストする場合

特定のカテゴリに属する発想記号を含む範囲をコピーして、別のファイルにコピーした場合、コピー先に同じカテゴリが存在しないか、同じカテゴリでも設定が異なるときは、コピー先のファイルに新しいカテゴリが自動で作成され、その新規カテゴリに発想記号が追加されます。

Finale 2009で削除されたコマンド、ダイアログボックス

• 〔小節発想記号の割り付け〕ダイアログボックス（〔発想記号の割り付け〕ダイアログボックスに変更）
• 〔音符発想記号の割り付け〕ダイアログボックス（〔発想記号の割り付け〕ダイアログボックスに変更）

Finale 2008以降に場所または名前が変更になったメニューコマンドの一覧を次表に示します。Finale 2009で新設されたコマンド、メニュー、サブメニューにはアスタリスク(*)が付いています。「""」はメニュー項目名に変更がないことを表します。

 

Finale 2008はメニュー名などの画面表示がいくつか変更され、一段と直観的で合理的な流れで操作できるようになりました。種々の機能を少数のツールとメニューにまとめた結果、一部のコマンドが追加、削除、名称変更、または移動されました。Finale 2007からFinale 2008にアップグレードした場合は、下記の「Finale 2007とFinale 2012のメニュー項目対応表」でコマンドの名前や場所を確認してください。

新しくなった選択ツール

Finale 2008の選択ツールは、以前のブロック編集ツールの機能をすべて受け継いでいます。〔選択〕ツールを使って小節範囲を選択し、楽譜の一部または全体に対してコピー、編集、プラグイン実行どの操作を行います。以前の〔ブロック編集〕メニューにあったコマンドは、ほとんどが〔編集〕メニューと〔ユーティリティ〕メニュー（新設）に移動し、残りは〔MIDI/Audio〕メニューと〔ライブコピー〕メニューに移動しました。詳しくは、下のFinale 2007とFinale 2008のメニュー項目対応表をご参照ください。

主に選択、コピー、フィルタリングの操作に変更点があります。以下の説明をお読みください。

旧バージョンの〔小節の一部分を選択〕コマンドを削除

Finale 2008から、メニューを選択せずに小節の全体、一部分のどちらでも選択できるようになりました。詳しくは、楽譜の選択をご参照ください。

• 小節の一部分を選択している状態でダブルクリックすると、小節全体が選択されます。小節全体を選択している状態、または何も選択していない状態でダブルクリックすると、小節ブロック（ある小節全体の全パートの集まり）が選択されます。
• Shiftキーを押しながら左右の矢印キーを押すと、選択範囲が音符単位（空の小節を選択した場合は小節単位）で拡大／縮小します。Shiftキーを押しながらクリックしても同じ操作ができます。
• Shiftキーを押しながら Endキー、Homeキー、PageUpキー、PageDownキーを押すと、選択範囲が五線の末尾、五線の先頭、一番上の五線、一番下の五線までそれぞれ拡大します。

小節ブロックを選択した場合の小節のコピー、ペースト、挿入操作

Finale 2007以前のバージョンでは、例えばオーケストラ譜にある4つのホルンパートの1小節全体を選択することが可能でした。この1小節分をコピーして他の場所に挿入すると、全パートで小節が追加され、ホルンパートだけコピー元の内容がコピーされました（他のパートには空の小節が挿入されます）。Finale 2008では、小節全体を挿入するにはコピー元、コピー先の双方で小節ブロック（ある小節全体の全パートの集まり）を選択する必要があります。

小節ブロックを選択すると、上下の五線間を含めて選択範囲全体がハイライト表示されます。小節ブロックを選択するには、小節全体を選択した状態でダブルクリックします。詳しくは楽譜のコピーをご参照ください。

• 小節ブロックを選択してコピーするとき、調号、小節幅、小節線スタイルなどの小節属性も含めてコピーできます。小節ブロックでコピーできる項目の一覧は、ペースト対象項目をご参照ください。
• 全パートで特定の小節全体と小節属性すべてを削除するには、小節ブロックを選択する必要があります。小節ブロックを選択せずにDeleteキーで削除すると、選択範囲から記譜内容が消去されます。全パートに特定の小節全体を挿入するには、小節ブロックを選択する必要があります。
• 小節ブロックに相当する領域に挿入またはペーストするには、コピー元で小節ブロックを選択する必要があります。ペーストを実行した場合、コピー先領域で置換されます。
• 小節ブロックをドラッグでコピーする場合、小節ブロックのペーストまたは挿入に適した領域にカーソルを重ねると、緑色の枠または挿入バーが表示されます。

コピー＆挿入、コピー＆置き換え

Finale 2007以前のバージョンでは、〔ブロック編集〕メニューで選択したコマンドに応じてドラッグコピーの動作（挿入または置き換え）が決定されていました。Finale 2008では、ドラッグとクリップボードのどちらの方法でも、選択範囲を簡単に挿入またはペースト（入力内容の置き換え）ができるようになりました（楽譜のコピーを参照）。どのコピー方法でも、選択範囲内のすべての楽譜要素（小節属性を含む）のコピー、挿入、置き換えができます。同じ楽譜ファイル内だけでなく別のファイルにも同様にコピー＆挿入、コピー＆置き換えができます。

• クリップボードを使ったコピー＆置き換え（Ctrl＋C/Ctrl＋V）、クリップボードからの挿入（Ctrl＋I）、ドラッグによるコピー、ドラッグによる挿入は、それぞれ同じ結果になります。
• クリップボーを使ったコピー＆置き換え（Ctrl＋C/Ctrl＋V）は、ドラッグによるコピー＆置き換えと同じ結果になります。クリップボードにコピーした内容を挿入するにはCtrl＋Iを使います。
• 単にドラッグコピーすれば必ず「コピー＆置き換え」として処理され、Altキーを押しながらドラッグコピーすると「コピー＆挿入」として処理されます。

フィルタリング

Finale 2007では、コピーする項目を選択／除外するには〔コピーする項目〕ダイアログボックスを使っていました。Finale 2008では同じ操作を〔ペースト対象項目〕ダイアログボックスで行います。小節属性をコピーするには、コピー元として小節ブロックを選択する必要があります。クリップボード、ドラッグのどちらの方法でも同じ内容がコピー、置き換え、挿入されます。すなわち、Finale 2008では両方とも同じ仕組みでコピー、置き換え、挿入が行われています。

ツール変更不要の編集コマンド

以下の変更により、できるだけツールを切り替えずに全体を編集できるようになりました。

新設の〔ユーティリティ〕メニュー

Finale 2008では〔ユーティリティ〕メニューが追加され、Finale 2007の〔ブロック編集〕メニューにあった多くのコマンドが〔ユーティリティ〕メニューに移動しました。ファイル全体に適用されるコマンド（〔レイアウト更新〕など）は常に選択可能です。範囲選択を必要とする編集コマンドは、範囲が選択されていれば常に使用可能です（選択ツールのほか、範囲選択に対応した各種ツールで範囲を選択できます）。ユーティリティメニューをご参照ください。

範囲選択のできる各種ツールでコピー、編集が可能に

選択ツールまたは小節ツールで小節範囲を選択して右クリッククリックすると、旧バージョンよりさらに多くのコンテクストメニューが表示されます。Finale 2008では、特定の小節全体を挿入するにはコピー元、コピー先の双方で小節ブロック（ある小節全体の全パートの集まり）を選択する必要があります。

範囲が選択されていれば、カット、コピー、ペースト、挿入コマンドのほか、〔編集〕メニューと〔ユーティリティ〕メニューのコマンドを使用できます。範囲選択のできるツールは次のとおりです。

• 選択ツール
• 五線ツール
• 小節ツール
• 調号ツール
• 拍子記号ツール
• MIDIツール
• 音部記号ツール
• 反復記号ツール
• ライブコピーツール

これらのツールで範囲を選択してBackspaceキー、Deleteキーを押すと、小節の内容が消去されるか、または小節自体が削除されます。

五線ツール：

• 楽譜スタイルを消去するには、〔五線〕メニューまたはコンテクストメニュー（右クリック）から〔楽譜スタイルの解除〕を選択するか、楽譜スタイルバーをクリックしてDeleteキーを押します。
• 五線を削除するには、小節をハイライト表示しない状態で五線ハンドルを選択する必要があります。

反復記号ツール：

• 反復記号を消去するには、反復記号ハンドルだけを選択した状態で、Deleteキーを押すかコンテクストメニューから〔削除〕を選択します。

MIDIツール：

• 小節範囲を選択して〔MIDIツール〕メニューの〔消去〕を選択すると、〔MIDIツール〕メニューでチェックを付けているMIDIデータが削除されます。

各種ツールからコマンド実行が可能に

小節範囲を選択できるツールを選択していれば、以下のコマンドを実行できます。選択ツールを選択していれば1回のキー操作で実行できるコマンドもあります（旧バージョンのブロック編集ツールのマクロ機能と同じです）。

• Ctrl Command（選択ツール ＝ 4）
• Ctrl ＋5 ＝ 拍単位によるスペーシング（選択ツール ＝ 5）
• Ctrl Command（選択ツール ＝ 6～9）
• Ctrl ＋Shift＋6～9 ＝ 移調の再定義（以前のShift＋6～9）
• Ctrl ＋1, 2, 3 ＝ ユーザー定義の表示サイズパーセント値（以前は固定のパーセント値）
• 固定のパーセント値を選択するショートカットキー（Ctrl＋4は400%、Ctrl＋5は50%、Ctrl＋7は75%）はなくなり、代わりにユーザー定義値を選択するショートカットキー（Ctrl+1、Ctrl+2、Ctrl+3）になりました。
• 〔演奏時間〕ダイアログボックスを表示するマクロ機能（5）はなくなりました。
• Ctrl＋L ＝ 小節をロック（選択ツール ＝ L）（選択ツール ＝ L）
• Ctrl Command＋U ＝ 小節のロックを解除（選択ツール ＝ U）
• 〔編集〕メニューから〔小節の追加〕が選択可能に（以前は小節ツールを選択する必要がありました）
• 〔ユーティリティ〕メニューから〔スペーシング〕の各コマンドが選択可能に（以前はブロック編集ツールを選択する必要がありました）
• 〔ユーティリティ〕メニューから〔小節のはめ込み〕がつねに選択可能に（以前はブロック編集ツールかページレイアウトツールを選択する必要がありました）
• 〔編集〕メニューから〔長休符〕の〔スコア譜/パート譜の表示設定〕がつねに選択可能に（以前は小節ツールを選択する必要がありました）
• 〔書類〕メニューから〔小節番号〕の〔範囲の編集〕がつねに選択可能に（以前は小節ツールを選択する必要がありました）

ツール固有の変更

• 〔音部記号の変更〕ダイアログボックスから〔小節の途中から変更する〕オプションが削除されました。Finale 2008では、小節の一部分を選択した状態でも音部記号ツールを使用できるようになりました。小節の途中に音部記号を挿入するには、挿入場所より後ろの部分を選択（ハイライト表示）し、ダブルクリックして〔音部記号の変更〕ダイアログボックスを開き、音部記号を選択します。
• 今まではダブルクリックで開いていたダイアログボックスが、Enterキーでも開けるようになりました。例えば、五線ツールで小節をハイライト表示したあとにEnterキーを押すと、〔五線の属性〕ダイアログボックスが表示されます。
• 五線ツールをダブルクリックすると、楽譜の一番下に空の五線が1本追加されるようになりました。

削除されたコマンド

• 〔編集〕メニューの〔小節の一部分を選択〕　Finale 2008から、小節の一部分を常時選択できるようになりました。楽譜の選択をご参照ください。
• 〔ブロック編集〕メニューの〔コピー＆置き換え〕　単にドラッグコピーすれば必ず「コピー＆置き換え」として処理され、Altキーを押しながらドラッグコピーすると「コピー＆挿入」として処理されます。このコピー＆置き換えはクリップボードを使ってコピー＆ペーストする操作と同じです。
• 〔ブロック編集〕メニューの〔コピー＆挿入〕　単にドラッグコピーすれば必ず「コピー＆置き換え」として処理され、Altキーを押しながらドラッグコピーすると「コピー＆挿入」として処理されます。このコピー＆挿入はクリップボードを使ってコピー＆挿入する操作と同じです。
• 〔先頭へ〕　〔先頭へ〕コマンドが削除され、Homeキーを押すだけで簡単に先頭に移動できるようになりました。
• 〔描き直し設定〕　〔描き直し設定〕コマンドと〔描き直し〕ダイアログボックスは削除されました。最新技術と性能の向上により、これらのオプションは不要になりました。

Finale 2007以降に場所または名前が変更になったメニューコマンドの一覧を次表に示します。Finale 2008で新設されたコマンド、メニュー、サブメニューにはアスタリスク(*)が付いています。