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ReWireモード時のプレイバック設定ダイアログボックス

【このダイアログボックスを表示するには】

  1. ReWireモード時に〔ウィンドウ〕メニューから〔プレイバック・コントローラー〕を選択します。
  2. プレイバック・コントローラー上のスピーカーアイコンをクリックしてください。

【機能について】

このダイアログボックスでは、Finaleの様々なプレイバック設定を行います。FinaleをReWireモードで使用しているとき、以下のオプションを使ってプレイバックを設定できます。

  • ReWireマスターのテンポに追従する このオプションを選択した場合、Finaleのテンポマップでなく、お使いのDAWのテンポを使ってプレイバックされます。したがって、Finaleファイル内の記号にテンポデータが含まれていても、DAWはそれを無視します。

    デフォルトでは、このオプションは選択されていません。お使いのDAWにテンポトラックが存在し、かつFinale側でテンポを制御している場合、プレイバックが正しく機能しないので注意してください。

  • Human Playbackスタイル このドロップダウンリストから、古典様式、ロマン様式、ジャズといったプレイバックスタイルを選択できます。Finaleは、選択されたスタイルに応じて人間の演奏をまねてプレイバックします。テンポ、音価、ベロシティなどMIDI演奏に加えられた調整その他のMIDI属性は、Finaleの演奏全体に適用されます。一方、〔MIDI〕ツールや〔発想記号〕ツールで追加したデータなど、手動でファイルに適用した他のMIDIデータがある場合、〔Human Playbackスタイル〕ポップアップメニューで何かスタイルを選択すると、Human Playbackの設定が優先され、そうした他のMIDIデータは無視されます。Human Playbackは、選択されたスタイルの既存の発想記号、変形図形、その他の記号を解釈して演奏します。Human Playbackの設定は、MIDIファイル(*.MID)およびSmartMusic伴奏ファイル(*.SMPX)にも適用されます。Human Playbackをオフにするには、このリストから〔使用しない〕を選択します。〔カスタム〕を選択すると〔Human Playbackカスタム・スタイル〕ダイアログボックスが開くので、ここで独自のHuman Playback設定を構成できます。
  • HP初期設定 このボタンをクリックすると〔環境設定-Human Playback初期設定〕ダイアログボックスが表示され、作成済みMIDIデータの扱い方など様々な設定を変更できます。
  • スウィング ここで、プレイバック時に音をスウィングさせる時に曲全体を通して適用される、スウィングの度合い(フィーリング)を調整することができます。すでに発想記号でプレイバックのスウィングの設定をしている場合は、そちらの設定が優先されます。ドロップダウンリストからスウィング値を選択するか、テキストボックスに直接数値を入力してください。数値の単位は%で、「0」の場合はまったくスウィングせず、「100」の場合は通常のスウィング、「150」は重いスウィングでプレイバックされます。ジャズやレゲエなどスウィングを伴うスタイルを選択した場合、スウィングのパーセント値が自動的に設定されます。このパーセント値は必要に応じて調整できます。
  • ベロシティの初期値 楽譜のプレイバック時におけるベロシティの初期値を、0(最小音量)から127(最大音量)の間で設定します。ベロシティは通常ボリュームと同等にみなされますが、つねに同じことを意味するものではありません。Finaleでは強弱記号(発想記号)による効果を、この数値を元に計算しています。ここの数値を小さくすることによって、楽譜を全体的にソフトにプレイバックさせることができますが、楽譜上に強弱記号が置かれている場合はそちらが優先されます。
  • OK・キャンセル 〔キャンセル〕をクリックすると、変更を無効にしてダイアログボックスを閉じます。〔OK〕をクリックすると、プレイバック設定を確定して譜面上に戻ります。

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