テキストブロック

1. テキスト・ツールを選択します。メニューバーに〔文字〕メニューが表示されます。
2. 楽譜上のテキストを配置したい箇所をダブルクリックします。編集フレームが表示され、テキストの挿入ポイントでカーソルが点滅します。

   一重の点線枠は、このフレームが垂直方向や水平方向（設定によっては、いずれかの方向のみ）に拡張するよう設定されていることを示しています。

3. フレームを作成するためにはドラッグせずに、テキストを直接楽譜上にタイプ入力します。改行するにはENTERを押します。入力するテキストに合わせて、フレームが水平方向と垂直方向に拡張します。
   
   

1. テキスト・ツールを選択します。メニューバーに〔文字〕メニューが表示されます。
2. 楽譜画面上をダブルクリックし、さらにドラッグして四角の枠を作成します。作成したサイズの編集フレームが表示され、テキストの挿入位置でカーソルが点滅します。挿入位置（左、中央、右）は、〔文字〕メニューの〔文字揃え〕サブメニューの設定により異なります。
   
   

   二重の点線枠は、このフレームが固定サイズであることを示しています。入力が増えても、自動的には拡張しません。

3. 表示したいテキストを入力します。フレームの端に到達すると、自動的に表示上の改行（ワードラップ）をおこないます。

   フレーム内のテキストの配置（左揃え／中央揃え／右揃え）は、〔文字〕メニューの〔文字揃え〕サブメニューの設定により異なります。

4. テキストを追加したためフレームのサイズを変更する場合は、フレームの端をドラッグして希望のサイズに変更します。

1. テキスト・ツールを選択します。メニューバーに〔文字〕メニューが表示されます。
2. テキストブロックのハンドルをダブルクリックします。テキストの周りに編集フレームが表示されます。
3. テキストブロック内の任意の場所をクリックします。クリックした場所に挿入ポイントが表示されます。
4. テキストブロックの文字設定を変更するには、文字を選択して〔文字〕メニューの該当するコマンドを選択します。
5. テキストブロックの位置を調整するには、〔文字〕メニューの〔フレーム属性〕を選択して、〔位置合わせと配置〕オプションを変更します。

他のワープロ用ソフトからテキストを読み込んだ場合、テキスト自体はFinaleに読み込むことができますが、そのテキストに適用されていたタブや書式設定は失われます。

1. ワードプロセッサ側で該当テキストを選択します。〔編集〕メニューから〔コピー〕を選択するか、CTRL＋Cを押します。
2. Finaleファイルを開きます。
3. テキストのペースト位置を選択します。
   • テキストを歌詞部分にペーストするには、歌詞ツールを選択して歌詞ウィンドウを開き、CTRL＋Vを押します。クリップボード上に一時的に保存されていたテキストが歌詞ウィンドウに表示されます。
   • テキストブロックにテキストをペーストするには、テキストブロックのペースト位置をクリックしてCTRL＋Vを押します。

1. テキスト・ツールを選択します。
2. テキストブロックのハンドルを選択（複数の場合はドラッグ選択）し、Deleteを押します。

1. 〔書類〕メニューから〔ファイル別オプション〕を選択し、〔フォント〕を選択します。〔ファイル別オプション－フォント〕ダイアログボックスが表示されます。
2. 〔テキスト〕 ドロップダウン メニューから〔テキストブロック〕を選択し、隣の〔フォント指定〕をクリックします。〔フォント〕ダイアログボックスが表示されるので、テキストブロックに使用するフォントを選択してください。
3. 〔OK〕を2回クリックして楽譜上に戻ります。この後〔テキスト〕ツールを使って作成するテキストには、デフォルトフォントとして指定したフォントが使用されます。

1. テキスト・ツールを選択します。メニューバーに〔文字〕メニューが表示されます。
2. テキストブロックのハンドルをクリックして、〔文字〕メニューから〔フレーム属性〕を選択します。または、Shiftキーを押しながらテキストブロックのハンドルをダブルクリックします。〔フレーム属性〕ダイアログボックスが表示されます。
3. 〔割り付け先〕の下の〔ページ〕を選択します。
4. ドロップダウン メニューからページの種類を選択します。
   • 〔シングルページ〕は、単一ページにだけテキストブロックを表示します。
   • 〔すべてのページ〕は、全ページにテキストブロックを表示します。
   • 〔左ページ〕〔右ページ〕は、左右のどちらかのページにテキストブロックを表示します。
5. ページ範囲を指定します。
   • テキストブロックを表示するページの番号を入力します。
   • テキストブロックを単一ページにだけ表示させる場合は、左側のテキストボックスにそのページ番号を入力します。
   • あるページから楽譜の最後までテキストブロックを表示させたい場合は、右側のテキストボックスには「0」を入力するか、空欄にしておきます。
6. 必要に応じ、その他の設定項目を使ってテキストブロックの位置を設定し、〔OK〕をクリックして楽譜上に戻ります。

1. テキスト・ツールを選択します。メニューバーに〔文字〕メニューが表示されます。
2. テキストブロックのハンドルをクリックして、〔文字〕メニューから〔フレーム属性〕を選択します。または、Shiftキーを押しながらテキストブロックのハンドルをダブルクリックします。〔フレーム属性〕ダイアログボックスが表示されます。
3. 〔割り付け先〕の下の〔小節〕を選択して、テキストブロックの割り付け先小節の番号を入力します。
4. 〔五線名〕 ドロップダウン メニューから、割り付け先小節を有する五線を選択します。テキストブロックは、その五線を基準にして位置調整されます。
5. 必要に応じ、その他の設定項目を使ってテキストブロックの位置を設定し、〔OK〕をクリックして楽譜上に戻ります。

テキストブロックに標準フレームが適用されている場合（〔文字〕>〔標準フレーム〕を選択）、フレームをドラッグしてサイズを変更することができます。カスタムフレームを使用している場合は（〔文字〕>〔カスタムフレーム〕を選択）、下記の「カスタムフレームのサイズを変更するには」をご参照ください。

1. テキスト・ツールを選択します。メニューバーに〔文字〕メニューが表示されます。
2. テキストブロックのハンドルをダブルクリックします。テキストの周りに編集フレームが表示されます。
3. フレームの一部分をドラッグするとフレームが伸縮します。

Finaleの以前のバージョンと同様に、新規に作成したカスタム図形は1つだけではなく複数のテキストブロックで使用できますが、その場合、あるテキストブロックでその図形を変更すると、楽譜上、他のすべての同じ図形（図形番号が同じもの）も変更されるのでご注意ください。

1. テキスト・ツールを選択します。メニューバーに〔文字〕メニューが表示されます。
2. テキストブロックのハンドルをクリックして、〔文字〕メニューから〔カスタムフレーム〕を選択します。〔カスタムフレーム〕ダイアログボックスが表示されます。
3. 〔選択〕をクリックします。
   • フレーム用に図形がすでに選択されている場合は、〔図形作成〕ウィンドウが表示されます。
   • 図形が何も選択されていない場合は〔基本図形の選択〕ダイアログボックスで〔作成〕をクリックします。
4. 〔図形作成〕ウィンドウで図形のサイズを変更します。
5. 〔OK〕や〔選択〕をクリックして〔カスタムフレーム〕ダイアログボックスに戻ると、選択した図形にテキストが流し込まれている状況が確認できます。
6. 流し込みが希望の方法で設定されていれば、〔OK〕をクリックしてください。楽譜上に戻ります。

1. テキスト・ツールを選択します。メニューバーに〔文字〕メニューが表示されます。
2. テキストブロックの1つ以上のハンドルをドラッグして、楽譜上の位置を調整します。

1. スクロール表示になっていない場合は、〔表示〕メニューから〔スクロール表示〕を選択します。
2. テキスト・ツールを選択します。メニューバーに〔文字〕メニューが表示されます。
3. 小節に割り付けたテキストブロックのハンドルをクリックして、〔文字〕メニューから〔フレーム属性〕を選択します。または、Shiftキーを押しながらテキストブロックのハンドルをダブルクリックします。〔フレーム属性〕ダイアログボックスが表示されます。
4. 〔位置合わせと配置〕の下を次のように設定します。
   • 〔横〕テキストボックスには、テキストブロックの割り付け先小節の五線の左上からの距離を横方向について入力します。プラスの数値を入力すると右に、マイナスの数値を入力すると左にテキストが移動します。
   • 〔縦〕テキストボックスには、テキストブロックの割り付け先小節の五線の左上からの距離を、縦方向について入力します。マイナスの数値を入力すると下方に、プラスの数値を入力すると上方にテキストが移動します。
5. 〔OK〕をクリックして設定を確定し、楽譜上に戻ります。

ダイアログボックスで水平方向または垂直方向の位置揃えを変更すると、手動でおこなった楽譜上の設定が自動的にリセットされ、〔フレーム属性〕ダイアログボックスで設定した〔横〕〔縦〕の位置設定も解除されます。

1. ページ表示になっていない場合は、〔表示〕メニューから〔ページ表示〕を選択します。
2. テキスト・ツールを選択します。メニューバーに〔文字〕メニューが表示されます。
3. テキストブロックのハンドルをクリックして、〔文字〕メニューから〔フレーム属性〕を選択します。または、Shiftキーを押しながらテキストブロックのハンドルをダブルクリックします。〔フレーム属性〕ダイアログボックスが表示されます。
4. 〔位置合わせと配置〕の欄で、テキストブロックの配置を指定します。
   • 〔水平位置〕ドロップダウン メニューから〔左揃え〕を選択すると、テキストブロックがページやページマージンの左端に配置され、〔中央揃え〕を選択するとページやページマージンの中央に、〔右揃え〕を選択するとページやページマージンの右端に配置されます。
   • 〔垂直位置〕ドロップダウン メニューから〔上揃え（ヘッダ）〕を選択すると、テキストブロックがページやページマージンの上端に配置され、〔中央揃え〕を選択すると、上下のページやページマージンの中央に、〔下揃え（フッタ）〕を選択するとページやページマージンの下端に配置されます。
   • 〔位置合わせの基準〕ドロップダウン メニューから〔ページ・マージン〕を選択すると、ページ・マージンを起点にしてテキストブロックの位置が測定され、〔ページの端〕を選択すると、ページの端を起点にして測定されます。
   • 〔横〕〔縦〕の各テキストボックスに、テキストブロックをページ上に配置するための距離を入力します。

   この欄の〔水平位置〕〔垂直位置〕〔位置合わせの基準〕の各設定は、上の〔割り付け先〕欄で〔ページ〕が選択されている場合のみ有効です。小節に割り付けられたテキストブロックは、割り付け対象の小節があるページにのみ表示されますので、〔割り付け先〕で〔小節〕が選択されている場合はこのグループボックスの中の各設定は無効になります。

5. 〔OK〕をクリックして設定を確定し、楽譜上に戻ります。

例えば譜面全体にわたって表示されるヘッダやフッタ（ランニングヘッダ／ランニングフッタ）を作成する際に、その位置がどのページでも同じになるように配置している場合もありますが、楽譜を綴じたときの綴じ代ではない側の端に配置されるようにしたい場合などのように、テキストブロックの配置を左（偶数）ページと右（奇数）ページとで変えたいケースも出てきます。そのような場合に〔フレーム属性〕ダイアログボックスの特別な位置設定機能を使うと、右ページにのみ適用される指定が簡単にできます。

1. ページ表示になっていない場合は、〔表示〕メニューから〔ページ表示〕を選択します。
2. テキスト・ツールを選択します。メニューバーに〔文字〕メニューが表示されます。
3. ページに割り付けたテキストブロックのハンドルをクリックして、〔文字〕メニューから〔フレーム属性〕を選択します。または、Shiftキーを押しながらテキストブロックのハンドルをダブルクリックします。〔フレーム属性〕ダイアログボックスが表示されます。
4. 〔位置合わせと配置〕欄で、選択したページ範囲へのテキストボックスの配置について指定します。「ページに割り付けたテキストブロックの位置を調整するには（フレーム属性ダイアログボックス）」をご参照ください。
5. 〔右ページの揃えと配置〕の下の〔右ページの配置を使用〕を選択します。
6. 右ページ（奇数ページ）のテキストブロックに別の配置設定を適用するには、次のように設定します。
   • 〔水平位置〕ドロップダウン メニューから〔左揃え〕を選択すると、テキストブロックが右のページまたはページマージンの左端に配置され、〔中央揃え〕を選択すると右のページまたはページマージンの中央に、〔右揃え〕を選択すると右のページまたはページマージンの右端に配置されます。

     〔横〕の数値が自動的に「0」にリセットされ、テキストブロックは右ページの端またはマージンに合わせて新たに指定した位置揃え（左揃え／右揃え／中央揃え）で配置されます。

   • 〔横〕〔縦〕の各テキストボックスに、テキストブロックを右ページ上に配置するための値を入力します。
7. 〔OK〕をクリックして設定を確定し、楽譜上に戻ります。