クラスター音符

Engraverフォントには、高さが指定されていないクラスター音符と高さが指定されたクラスター音符を作成するための符頭キャラクタが含まれています。

高さが指定されていないクラスター音符を作成するには

1. Finaleのいずれかの音符入力方法でクラスター音符のピッチを入力します。
2. 臨時記号を隠すには、ステップ入力ツールを選択してください。
3. 音符をCTRL＋クリックするか、ステップ入力カーソルを使って音符をハイライト表示します。音符が選択された状態になります。
4. CTRL＋Shift＋- （ハイフン）を押して臨時記号を隠します。必要に応じてこの操作を繰り返します。
5. デフォルトの符頭をクラスター符頭に変えるには、〔ツール〕>〔上級者用ツール〕>〔道具箱ツール〕>〔符頭変更〕を選択して、対象の小節をクリックします。個々の音符にハンドル楽譜上で選択可能な項目に表示される、小さな四角形です。ハンドルを使って楽譜要素の選択、編集、調整ができます。が表示されます。
6. クラスター音符にする音符のハンドルをダブルクリックします。〔キャラクタの選択〕ダイアログボックスが表示されます。

ヒント: 〔キャラクタの選択〕ダイアログボックスにEngraver Font Setが表示されていない場合は、フォントを参照してEngraverフォントを表示してください。

7. 下の表を参照して、符頭の位置に応じた符頭を選択します。〔選択〕をクリックします。元の音符がクラスター符頭に置き換わります。

スロット	キャラクタ	説明
59		高さが指定されていないクラスター符頭：上
58		高さが指定されていないクラスター符頭：中間
201		高さが指定されていないクラスター符頭：下
242		高さが指定されていないクラスター符頭：黒

8. クラスター音符の外側に表示される音符を削除するには、〔ツール〕>〔上級者用ツール〕>〔道具箱ツール〕>〔符頭変更〕を選択して、対象の小節をクリックします。個々の音符にハンドルが表示されます。
9. 不要なクラスター音符のハンドルをダブルクリックします。〔キャラクタの選択〕ダイアログボックスが表示されます。
10. スロット32を選択して、選択した符頭を空白文字に置き換えます。
11. クラスター音符が五線の外側にある場合、選択ツールを選択してクラスター音符の小節または拍を選択することにより加線を隠すことができます。
12. 〔プラグイン〕メニューの〔音符関連〕から〔加線を隠す〕を選択します。

高さが指定されたクラスター音符を作成するには

1. 上記1～6の手順を行います。
2. 下の表を参照して、音価に応じた符頭を選択します。〔選択〕をクリックします。元の音符がクラスター符頭に置き換わります。

スロット	キャラクタ	説明
211		高さが指定されたクラスター（全音符）
210		高さが指定されたクラスター（4分/2分音符）

3. 必要に応じて上記8～12の手順を繰り返します。