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方向サブメニュー

スラーやベンドを選択していない状態で〔方向〕メニューから向きを選択すると、これから作成する音符付随のスラーに対するデフォルト値を設定することができます。作成済みの音符付随スラーの方向を変更するには、ハンドル楽譜上で選択可能な項目に表示される、小さな四角形です。ハンドルを使って楽譜要素の選択、編集、調整ができます。(複数可)を選択して、〔方向〕サブメニューからオプションを選択します。

スラーやベンドの向きは、割り付けられる音符が第3線より上にあるか下にあるかによって判断されます。移調や転調の際にはスラーの向きは自動的に調整されるので、特に変更を加える必要はありません。しかし、音符に割り付けられた個々のスラーやベンドの向きを変える必要が生じることもあります。そのような場合には、〔方向〕サブメニューを使って簡単に変更できます。

ここに挙げた〔方向〕オプションは音符に割り付けられたスラーとベンドにのみ適用されます(変形図形メニューで〔音符に割り付け〕が選択されている場合です)。〔音符に割り付け〕を選択せずに、小節付随のスラーやベンドを作成している場合には、そのスラーやベンドが第3線より上に書き込まれているか下に書き込まれているかによって自動的にその向きが感知されます。小節に割り付けられるスラーやベンドを作成しているときにその向きを反対にしたい場合には、CTRLを押しながら入力してください。既存のスラーやベンドの向きを変更するには、そのスラーまたはベンドを選択し、中央の編集ハンドルを上下にドラッグしてください。

Finale 3.2以前のバージョンで作成されたファイルをそれ以降のバージョンで開くと、すべてのスラーは小節に割り付けられます。旧バージョンで作成されたスラーを、音符付随のスラーに変更したい場合は、旧バージョンのスラーをすべて削除し、新バージョンで作り直してください。Finale 3.5からFinale 2001までのバージョンで作成されたファイルをそれ以降のバージョンで開くと、フレックス・スラーの機能はデフォルトでは無効になっています。既存のスラーフレックス・スラーに変換するには、〔変形図形〕メニューから〔スラー詳細設定〕を選択し、〔スラー詳細設定〕ダイアログボックス〔フレックス・スラーを使用〕にチェックを入れてください。

  • 反転 このコマンドを選択すると、スラーの元の向きに応じて、選択した音符付随のスラー(または曲線)が上向きまたは下向きに切り替わります。
  • 自動 このコマンドを選択すると、音符の位置および〔変形図形の配置〕ダイアログボックスの設定に応じて、選択した音符付随のスラー(または曲線)が上向きまたは下向きのスラーとして描画されます。音符を編集または移調した場合、必要に応じてスラーの向きが自動で変更されます。
  • 〔上向き〕、もしくは〔下向き〕を選択した場合でも、図形の向き以外の〔変形図形の配置〕ダイアログボックスでの設定はそのまま維持されます。

  • 上向き このコマンドを選択すると、選択した音符付随のスラー(または曲線)は常に上向きスラーとして描画されます。
  • 下向き このコマンドを選択すると、選択した音符付随のスラー(または曲線)は常に下向きスラーとして描画されます。

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