スウィング

最も一般的な慣習では、“スウィング”した8分音符を標準の8分音符として記譜して、楽譜の冒頭に(通常、最初のページに速度標語と共に)「Swing」と記します。Finaleは、この慣習に従って生演奏の採譜をおこなうことができます。注:〔Human Playbackスタイル〕で〔Jazz〕を選択すると、楽譜にスウィングのニュアンスが加わります。詳しくは〔プレイバック設定〕ダイアログボックスをご参照ください。

プレイバック時のスウィングの設定

8分音符で書かれた楽譜をプレイバック時にスウィングさせるのは、プレイバック・コントローラーを使えば簡単にできますが、スウィングの割合やタイミングをより詳細に設定する方法が他にあります。

純粋な3連符スウィングの場合、下の図のように、弱拍の8分音符を3連符の最後の1つとして演奏します。つまり、最初の8分音符は持続し、2番目の8分音符は遅らせます。〔発想記号〕ツールを使って、楽譜に書かれたリズムより演奏を早めたり遅らせたりすることができます。つまり、発想記号を使って8分音符の弱拍のアタックを遅らせることができます。発想記号を選択して、「どの程度遅らせるか」だけ設定します。

純粋な3連符スウィングでプレイバックするには、スウィング値を「100」にします。もろちん、スウィングの程度に応じて様々な値を指定できます。通常は、テンポが速いほど小さな値にします(均等な8分音符になります)。テンポが遅い場合は、この値を大きくしてスウィングをより重くできます。

ヒント: この〔MIDI〕ツールでのスウィングと、プレイバック・コントローラーのスウィング設定は、加算されてしまうため同時には使用しないでください。

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