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スペーシング方式ダイアログボックス

【このダイアログボックスを表示するには】

  1. 〔書類〕メニューから〔ファイル別オプション〕を選択し、〔スペーシング〕を選択します。
  2. 〔スペーシング方式〕をクリックします。

【機能について】

このダイアログボックスでは、換算表を設定するか、もしくは係数を指定することにより、スペーシングの計算を実行する時に基準となる幅を設定することができます。

  • スペーシング換算表を使用・換算表  〔スペーシング換算表を使用〕を選択すると、現在読み込まれているスペーシング換算表のスペーシング設定を使用することができます。〔換算表〕ボタンをクリックすると〔音符の種類とスペース〕ダイアログボックスが表示され、現在のスペーシング換算表のそれぞれの音価とスペース幅の組み合わせを参照または変更することができます。
  • Fibonacci スペーシングを使用:基準音価・音符の種類・基準幅・比例係数 〔Fibonacci スペーシングを使用〕を選択すると、それぞれの音価についてスペース幅を設定する替わりに、すべての音価について一定のスペーシング比率を適用することができます。〔基準音価〕で、4分音符や音符などを選択してスペース幅の設定の基準とします。設定したい音価のEDU 値を直接入力してもかまいませんが、〔音符の種類〕をクリックすると〔音価指定〕ダイアログボックスが表示され、パレットから選択して音価を指定することができます。〔基準幅〕で、〔基準音価〕の音価に対して配分するスペーシング幅を指定します。〔比例係数〕では、〔基準音価〕で指定した音価とその他の音価のスペーシング幅の比率を、1.0から2.0までの数値で規定します。例えば、4分音符の〔基準幅〕が72EVPU で〔比例係数〕が「2.0」に設定されている場合、2分音符には144EVPU (2倍の幅)がスペース幅として割り当てられます。逆に、〔比例係数〕が「1.0」に設定されていると、すべての音符に(例え全音符であっても)同じスペース幅の72EVPUが割り当てられます。MakeMusic社が提唱する“Fibonacci”スペーシングでは、この比例係数の値は「1.618」に設定されています。ちなみにこの値は、音楽関連だけでなく他の幅広い分野で、いわゆる「黄金分割」として使用される比率です。
  • 換算表に音価がない場合はデフォルトの幅を適用する Finaleが使用するスペーシング換算表には、様々な音符に適切なスペーシングを配分するために、20数種類の音価のそれぞれに配分するスペース幅が設定されています。例えば、4分音符や8分音符には、それぞれどれだけのスペースが必要とされるか等の組み合わせが、正確に規定されています。しかし、例えば16分音符の5連符のように、デフォルトではスペースが規定されていない音符もあります。〔換算表に音価がない場合はデフォルトの幅を適用する〕を選択しないでおくと、このような場合にFinaleはスペーシング換算表を参照して最も近い音価のものを参考にし、その中間値を使用します。例えば上記の5連符のケースでは、16分音符と32分音符の中間値を適用させます。この高度な機能により、つねに最良のスペーシングを得ることができます。〔換算表に音価がない場合はデフォルトの幅を適用する〕を選択した場合は、スペーシング換算表に存在しない音価に、すべて同じデフォルトの幅を適用します。
  • OK・キャンセル このダイアログボックスで設定した変更を確定する場合は〔OK〕をクリックしてください。設定を取りやめる場合は〔キャンセル〕をクリックしてください。〔ファイル別オプション〕ダイアログボックスに戻ります。

関連トピック:

音符のスペーシング

ファイル別オプション-スペーシング

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