すでに存在している小節に対して、特殊な形状の小節線を挿入する場合に使用してください。この機能を使って、小節線の線幅、サイズ、形(カーブや点線や三重線など)を自由に設計できます。またこれらに対してKousakuや Maestroフォントなどを使用することもできます。KousakuやMaestroフォントにおける¥キャラクタは通常の小節線を、Option+Shift+Lのキャラクタは点線の小節線です。Engraverフォントにおける¥キャラクタは通常の小節線を、Option+Shift+¥キャラクタは点線の小節線です。以下の説明はポイント(1/72インチ)を計測単位としています。上記以外の計測単位を使用している場合には、〔図形作成〕メニューから〔定規とグリッド〕を選択し、〔ポイント〕を選んでください(ガイドラインには6ポイントを使用)。
- 発想記号ツールを選択し、小節線を割り付ける小節をダブルクリックします。〔発想記号の選択〕ダイアログボックスが表示されます。
- 〔作成〕をクリックします。〔発想記号の設計〕ダイアログボックスが表示されます。
- 〔図形〕を選択して、〔作成〕をクリックします。〔図形作成〕ウィンドウが表示されます。
小節線の線幅を変えるには、〔図形作成〕メニューの〔線幅〕サブメニューを使用してください。点線の小節線の外観を設定するには、〔図形作成〕メニューの〔線の形状〕から〔点線〕を選択します。
- 〔図形作成〕の〔表示〕から〔グリッド〕と〔五線ガイド〕を選択します。
- 〔直線〕ツールを選択します。基点から描きはじめてください(0、0ポイント位置に小さな白い円が表示されています)。Shiftキーを押しながらドラッグして、〔縦〕ボックスの数値が〔-24〕になるところでマウスボタンを放します。以上の操作で、五線の高さと同じ縦線が作成されました(Shiftキーを押すことで、マウスの動きが水平または垂直に制限されます)。
- 〔OK〕をクリックして〔発想記号の設計〕ダイアログボックスに戻ります。
- 〔小節の幅に合わせて伸縮〕の選択を解除します。この機能を選択していると、〔図形作成〕ウインドウで線幅を指定しても、小節の幅が伸びると線幅が太くなってしまうからです。
- 〔OK〕をクリックして、〔配置〕をクリックします。小節に小節線が表示されます。ハンドルをドラッグして移動させてください。削除するには、ハンドルを選択後にDeleteキーを押します。