トラック合成ダイアログボックス
【このダイアログボックスを表示するには】
- 〔ファイル〕メニューから〔開く〕を選択し、ファイル形式として〔スタンダードMIDIファイル〕を選択します。
- 採譜したいMIDIファイルファイルに含まれる音楽情報を、他のアプリケーションでも読み込むことができるようにする汎用フォーマットで保存されたファイルを指します。例えば、任意のシーケンサープログラムで作成された楽曲をMIDIファイルとして保存し、Finaleで開いて楽譜にすることができます。名をダブルクリックします。〔MIDIファイル入力オプション〕ダイアログボックスが表示されます。
- 〔特殊な割り当て〕を選択します。〔トラック/チャンネルから五線への割り当て〕ダイアログボックスが表示されます。
- 一番上の割り当てられていないトラック情報の列をクリックします。〔トラック/チャンネルの割り当て〕ダイアログボックスが表示されます。
- 〔トラック/チャンネルの割り当て〕ダイアログボックスの一番上にあるテキストボックスに、分割したいトラックのトラック番号とMIDIチャンネル番号を入力します。そして〔合成〕をクリックします。
【機能について】
このダイアログボックスの1つ前に表示される〔トラック/チャンネルの割り当て〕ダイアログボックスは、シーケンス・ファイル上での各トラックトラックとは、入力されたMIDIデータを人間が判別しやすいようにするための便宜上のグループ分けです。チャンネルは必ず定義する必要がありますが、トラックは必須ではありません。をFinaleの五線に変換する際に様々なオプションを提供します。Finaleでは、1つのシーケンス・トラックから最大8つまでの五線を作成することができますが、逆に最大4つまでのシーケンス・トラックを1つの五線にまとめることもできます。
この〔トラック合成〕オプションは、〔和音による分散〕や〔音域による分割〕などの分割オプションのちょうど逆の役割を持つものと考えることができます。これら他の機能がトラックに含まれる音符を指定された個別の五線に分散させるのに対して、〔トラック合成〕機能は複数の違うシーケンス・トラックから、指定された音符を1つのFinaleの五線にまとめる働きをします。
〔トラック合成〕ダイアログボックスでは、1つの五線にまとめたい音符の範囲を4つまでのトラックから指定することができます。ただし、この〔トラック合成〕機能は、1つ前の〔トラック/チャンネルの割り当て〕ダイアログボックスの一番上のテキストボックスで少なくとも1つのトラックを指定しないと意味がありません。トラックを何も指定せずに〔トラック合成〕をクリックすると、Finaleは警告メッセージを表示します。
- トラック/チャンネル(#):(#) 〔トラック/チャンネルの割り当て〕ダイアログボックスの一番上に入力されたトラックとMIDIチャンネル番号の組が表示されます。このインジケーターは最大で4つまで表示されます。
- 音域:下限・上限・実際に弾く これらのテキストボックスのそれぞれの組に下限と上限のノート番号を入力して、トラック/チャンネル(#):(#)インジケータで示されているそれぞれ4つのトラック/チャンネルの組から、4つまでの音域を設定することができます。Finaleはこれらの音域の中の音だけを、これから作成される1つの五線に割り当てます。
中央ドのノート番号を60として、鍵盤の左側から右側に行くにつれてノート番号は増えます。(下限のノート番号に上限のノート番号よりも高い数字を入力することもできます。その場合は設定した音域外のすべての音が対象となります。)ノート番号を計算して手動でタイプしなくても、実際にその音を弾いて入力することもできます。
- 実際に弾く それぞれの組のテキストボックスの横にある〔実際に弾く〕ボタンをクリックして、音域の中の最も低い音と最も高い音を弾くと、Finaleは自動的にそれらのノート番号をテキストボックスに入力します。
- OK・キャンセル 〔OK〕をクリックすると、ダイアログボックスの設定内容が確定されます。〔キャンセル〕をクリックすると変更された設定内容は破棄されます。いずれの場合も〔トラック/チャンネルの割り当て〕ダイアログボックスに戻ります。
関連トピック: