クレッシェンド/デクレッシェンド

例

クレッシェンドは松葉のような図形、あるいは cresc.crescendo の文字で表されます。松葉形のクレッシェンドは目的に合わせて2通りの作り方ができます。図形のクレッシェンドを描く場合には〔クレッシェンド〕ツール(変形図形パレット)を使えば素早く簡単にクレッシェンド記号を書き込むことができます。変形図形クレッシェンドには3つの大きな利点があります。第一に、配置後のレイアウトの変更に応じて自動的に伸縮します。第二に、改行された場合には自動的に2つに別れます。第三に、FinaleのHuman Playback機能をオンにすると、クレッシェンドを自動的に解釈して演奏させることができます。詳しくはHuman Playbackをご参照ください。あるいは、Human Playbackをオフにし、TGツールの〔リアル・プレイバック〕プラグインを使ってプレイバック効果を与えることもできます。詳しくはリアル・プレイバックプラグインをご参照ください。

プレイバックの際にのみ適用し、楽譜上に記号を書き込みたくない場合には、〔MIDI〕ツールを使ってMIDIデータを編集すれば、滑らかで効果的に音量をあげることができます(もちろん、この2つを組み合わせて表示とプレイバックの両方の働きを持つクレッシェンドを作ることもできます)。

図形のクレッシェンドで再生にも反映されるようにしたい場合(もしくは文字の cresc. が再生に反映されるようにする)には、〔発想記号〕ツールを使うことができます。発想記号によるクレッシェンドは作成の手順は複雑なのですが、レイアウトやプレイバックに対して最も柔軟な対応ができます。例えば、発想記号クレッシェンドは一度に複数のパートに表示させることができ、この機能は他の場合にはありません。フレーズ検索の適用ダイアログボックスもご参照ください。

ただし、いずれの場合も、クレッシェンドおよびデクレッシェンドを作成する方法は大きくは異なりません。

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