ガイド音符

音符を通常サイズで入力します。
〔表示〕メニューの〔レイヤーの選択〕サブメニューから、入力したガイド音符が置かれたレイヤーを選択します。

音符サイズの変更を実行すると、歌詞のサイズも変わります。これから入力する歌詞のサイズを固定するには、歌詞を参照してください。すでに歌詞が入力されている場合は、歌詞ウィンドウ内で歌詞を選択（ハイライト表示）して、〔文字〕メニューの〔サイズ〕から〔サイズ固定〕を選択してください。

〔書類〕メニューから〔編集中のレイヤーのみ表示〕を選択します。
選択ツールを選択して、範囲を選択します。選択方法については楽譜の選択をご参照ください。
〔ユーティリティ〕メニューの〔変更〕から〔音符サイズ〕を選択します。〔音符サイズの変更〕ダイアログボックスが表示されます。
ガイド音符の縮小倍率を指定します。
テキストボックスに通常サイズの音符に対するパーセント値を入力します。例えば「50％」と指定すると、通常サイズの半分の大きさになります。一般的には50％～75％の範囲で指定するとよい結果が得られます。
〔OK〕をクリックします（またはRETURNを押します）。音符を元に戻すには、上記と同じ手順を使いテキストボックスで指定する音符サイズを100％と指定します。

ガイド五線を作成するには

音符を通常サイズで入力します。ページ表示になっていない場合は、〔表示〕メニューから〔ページ表示〕を選択します。
サイズ・ツールを選択し、縮小したい五線の左側をクリックします（音符などの楽譜要素上ではクリックしないようにしてください）。〔五線の拡大縮小〕ダイアログボックスが表示されます。
縮小倍率を指定します。ガイド五線を作成する場合は、60%～75％の範囲で指定するのが一般的です。
縮小したい五線の範囲を指定します。
あるいは組段全体を縮小することもできます。この場合も手順は同じですが、五線の左側をクリックする代わりに、組段内の任意の2つの五線の中間左側をクリックしてください。このダイアログボックスにはオプションが2つあります。〔マージンを保持〕をチェックすると水平方向については組段は縮小されません。また、〔組段の縦のサイズも変更〕をチェックすると、組段マージンの縦のサイズも縮小します。これらのオプションの詳しい操作方法については、組段の拡大縮小ダイアログボックスをご参照ください。
〔OK〕をクリックします（またはRETURNを押します）。

ガイド五線を元のサイズに戻すには

サイズ・ツールを選択し、縮小した五線の左側をクリックします（音符などの楽譜要素上ではクリックしないようにしてください）。〔五線の拡大縮小〕ダイアログボックスが表示されます。
「100(%)」と入力します。元のサイズに戻す範囲を指定します。
〔OK〕をクリックします。

割り付けられた歌詞を縮小させないようにするには

歌詞のフォントサイズを固定したい場合は、ここで説明する方法よりも、〔ファイル別オプション〕の〔フォント〕欄でフォントサイズを指定する際に、〔サイズ固定〕をチェックする方が簡単に指定できます。詳しくは歌詞フォントを一括設定するにはをご参照ください。

音符を縮小すると、その音符に関連づけられた歌詞、アーティキュレーションなどはすべて自動的に同じ倍率で縮小されます。しかし場合によっては、これら割り付けられた項目のサイズについては、変更したくない場合もあるかもしれません。

レイヤー2、3、4のいずれかにガイド音符を入力してください。すでにガイド音符をレイヤー1に入力している場合は、〔編集〕メニューの〔レイヤー移動/コピー〕コマンドを使って他のレイヤーに移動します。すでに歌詞などの要素をガイド音符に割り付けてある場合は、いったん削除して次に説明するレイヤー1の“ダミー”音符に後で付け直します。
ガイド音符とリズムが一致する通常サイズのダミー音符を、レイヤー1に入力します。このダミーは記号類の表示位置の基準になるだけですので、ピッチはどのようなものでもかまいません。
ダミー音符に歌詞などの記号を割り付けます。
五線ツールを選択します。
〔五線〕メニューの〔楽譜スタイルの適用〕から〔スコア譜とパート譜〕（または〔編集中のパート譜/スコア譜〕）を選択します。
〔空白の小節：レイヤー1〕を選択し、〔OK〕をクリックします。〔空白の小節〕を選択したことでレイヤー1の音符はすべて隠れますが、音符に割り付けられている要素はそのまま表示されます。つまり、ガイド音符は〔空白の小節〕設定が適用されない他のレイヤーに入力され、それに付随する歌詞や記号はレイヤー1の隠された音符につけられていますが、ガイド音符に割り付けられているかのように見えます。

スラッシュ表記の五線にガイド音符を表示するには

五線ツールを選択します。
〔五線〕メニューから〔楽譜スタイルの定義〕を選択します。〔楽譜スタイル〕ダイアログボックスが表示されます。
〔新規〕ボタンをクリックして、楽譜スタイルに名前を付けます（「slash with cues」など）。
〔外観〕の下の〔省略の記譜法〕を選択し、隣の〔選択〕をクリックします。〔省略の記譜法〕ダイアログボックスが表示されます。
〔スラッシュ表記〕を選択します。〔適用するレイヤー〕ポップアップメニューで〔レイヤー1〕が選択され、〔その他のレイヤー〕の下の〔表示する項目〕で〔音符〕が選択されていることを確認します。
〔OK〕をクリックします。
〔表示する項目〕の下の〔符尾の設定〕をクリックします。
〔すべて上向き〕を選択して〔OK〕をクリックします。
〔独立した設定〕の下の〔符頭フォント〕を選択し、隣の〔選択〕をクリックします。〔フォント〕ダイアログボックスが表示されます。
〔フォント〕リストから〔Kousaku〕を選択して〔OK〕をクリックし、さらに〔OK〕をクリックします。
この表記にする小節範囲を選択ツールでハイライト表示して、この領域を右クリックまたはCONTROL＋クリックし、新しく定義したスタイル（ステップ3で定義したスタイル名）を選択します。
別の五線に必要なガイド音符を含む小節（複数可）をハイライト表示します。
〔プラグイン〕メニューの〔作曲・編曲関連〕から〔ガイド音符の追加〕を選択します。ガイド音符の追加プラグインが表示されます。
〔以下の五線にガイドの音符を追加します〕リストから、スラッシュ表記五線にする五線を選択します。〔ガイドに表示する項目〕の下の〔音部記号〕の選択を解除します。必要に応じて変更を加えて、〔OK〕をクリックします。
新しいガイド音符の付いたスラッシュ表記五線の小節（複数可）をハイライト表示します。
〔プラグイン〕メニューの〔音符関連〕から〔同音に変更〕を選択します。〔同音に変更〕プラグインが表示されます。
「E5」と入力して〔OK〕をクリックします。
小節をハイライト表示した状態で、〔ユーティリティ〕メニューの〔変更〕から〔符頭〕を選択します。〔符頭の変更〕ダイアログボックスが表示されます。
〔小さめのスラッシュ（リズム表記）〕を選択して〔OK〕をクリックします。

ガイド音符のプレイバックを禁止するには

（ガイド音符の追加プラグインなどを使って）楽譜にガイド音符を追加した後、以下の手順でガイド音符の演奏を禁止することができます。なお、この方法はSmartMusic SoftSynthを使用している時のみ有効です。プレイバックにAU/VSTをご使用の場合は、「書類メニュー＞ファイル別オプション＞レイヤー」にて、対象レイヤーにガイド音符が入力されているレイヤー（通常はレイヤー4）を選択した状態で「プレイバックする」のチェックを外してください。

発想記号ツールを選択します。
ガイド音符が始まる小節をダブルクリックします。〔発想記号の選択〕ダイアログボックスが表示されます。
カテゴリのリストから〔強弱記号〕を選択して、〔強弱記号の作成〕をクリックします。〔発想記号の設計－メイン〕ダイアログボックスが表示されます。
〔文字〕ボックスは空欄にしておきます。
識別目的で発想記号に名前を割り当てたい場合は、〔注記〕ボックスに入力してください。このボックスに入力した文字列は、楽譜には表示されません。
〔プレイバック〕タブをクリックします。〔発想記号の設計－プレイバック〕ダイアログボックスが表示されます。
〔タイプ〕ポップアップメニューから〔ベロシティ〕を選択します。
〔絶対値で指定〕ボックスに「0」と入力します。
〔OK〕をクリックして、〔配置〕をクリックします。

ガイド音符を割り付けた小節が他にあれば、このミュート発想記号を配置します。この手順を行った場合、対象五線の実際の音符に「ミュート解除」用強弱記号を配置する必要があります。

スコア譜および特定のリンク先パート譜でガイド音符が表示されるのを禁止するには

リンクしたパート譜でガイド音符を入力した場合、下記の手順を使って、スコア譜または特定のパート譜でガイド音符を非表示にすることができます。

スコア譜が表示されていなければ、〔書類〕メニューから〔スコア譜の編集〕を選択します。
五線ツールを選択します。〔五線〕メニューが表示されます。
〔五線〕メニューから〔楽譜スタイルの定義〕を選択します。〔楽譜スタイル〕ダイアログボックスが表示されます。
〔使用可能なスタイル〕 ポップアップメニューから〔空白の小節（全休符表示）：レイヤー４〕を選択します。
〔省略の記譜法〕の隣の〔選択〕をクリックします。〔省略の記譜法〕ダイアログボックスが表示されます。
〔適用するレイヤー〕：〔レイヤー４〕の下の〔表示する項目〕の各項目を選択します。
〔OK〕を2回クリックして楽譜上に戻ります。
ガイド音符が現れる小節をハイライト表示します。
〔五線〕メニューの〔楽譜スタイルの適用〕から〔スコア譜とパート譜〕を選択します。〔楽譜スタイル適用〕ダイアログボックスが表示されます。
〔空白の小節（全休符表示）：レイヤー４〕を選択して〔OK〕をクリックします。スコア譜とすべてのリンク先パート譜に楽譜スタイルが適用されます。
〔書類〕メニューの〔パート譜の編集〕から、ガイド音符を表示するパート譜を選択します。選択した小節はハイライト表示のままになっています。
〔五線〕メニューの〔楽譜スタイルの解除〕から〔パート譜のみ〕を選択します。現在表示しているパート譜から楽譜スタイルが消去されます。
ハイライト表示した領域に複数の楽譜スタイルが適用されている場合、このコマンドを実行すると、「すべての楽譜スタイル」が消去されます。特定の楽譜スタイルのみ消去するには、小節領域の選択を解除して、小節の上の、該当する楽譜スタイル名の付いた横棒を右クリックまたはCONTROLクリックしてください（この横棒を表示させるには、〔五線〕メニューの〔楽譜スタイル部分の明示〕と〔楽譜スタイル名の表示〕の両方を選択しておく必要があります）。
ガイド音符を表示させるパート譜が他にあれば、ステップ11～12を繰り返します。