パーカッションMIDIマップの編集ダイアログボックス

【このダイアログボックスを表示するには】

  • 〔MIDI/Audio〕メニューの〔デバイスのセットアップ〕から〔パーカッションMIDIマップの編集〕を選択します。

または

  1. 〔ウィンドウ〕メニューから〔スコア・マネージャー〕を選択します。スコア・マネージャーが表示されます。
  2. 〔楽器リスト〕タブをクリックして、五線を選択します。
  3. 〔記譜スタイル:パーカッション〕の隣の〔設定〕をクリックします。〔パーカッション・レイアウトの選択〕ダイアログボックスが表示されます。
  4. 〔編集〕または〔作成〕をクリックします。〔パーカッション・レイアウト設計〕ダイアログボックスが表示されます。
  5. 〔編集中のパーカッションMIDIマップ〕の隣の〔新規〕をクリックします。

【機能について】

このダイアログボックスでは、パーカッションMIDIマップパーカッションMIDIマップとは、サウンドライブラリに収められているパーカッション楽器とMIDIノート番号を対応付けしたリストです(例:バスドラム=36、スネアドラム=38など)。パーカッションパートを様々なプレイバック音源で適切に再生するには、パーカッションMIDIマップが必要になります。また、外部MIDIデバイスで入力するときに打楽器音を再生するときも、パーカッションMIDIマップが使われます。の編集を行います。パーカッションMIDIマップとは、パーカッション楽器とMIDIノートナンバーを対応付けした一覧表のことです。Finaleには、各種のパーカッション楽器にMIDIノートナンバーを割り当てたパーカッションMIDIマップがいくつか用意されています。プレイバック音源によっては楽器とMIDIノートの対応付けが異なることがありますが、Finaleの〔スコア・マネージャー〕ウィンドウで適切なパーカッションMIDIマップを選択すれば、どのプレイバック音源でも意図した通りの音で演奏できます。

Finaleでパーカッションパートを作成するとき、MIDIノートが自動で割り当てられます。また、必要に応じて独自にMIDIノートを割り当てることもできます。例えば、ある楽器を別の楽器で演奏させたい場合(acoustic snareの代わりにelectric snareを使うなど)や、特定の外部MIDIデバイスで入力するため打楽器音の構成を設定したい場合は、このダイアログボックスでパーカッション楽器とMIDIノートの関連付けを独自に設定できます(外部MIDIデバイスを使った入力用のパーカッションMIDIマップは、〔パーカッション入力マップ〕ダイアログボックスで選択できます)。

注:MIDI入力とプレイバックの両方で同じパーカッションMIDIマップを使用できます。入力時にのみMIDIキーボードを使用し、プレイバックにはMIDIキーボードを使用しない場合は、〔MIDI/Audio〕メニューの〔デバイスのセットアップ〕から〔MIDIスルー〕を選択してください。MIDIキーボードで入力するときに打楽器の音が鳴ります。

Finaleをバージョンアップする場合、パーカッションMIDIマップは新バージョンにコピーされません。該当ファイルを新バージョンに移行する方法については、各種設定とサポートファイルを新バージョンに移行するにはをご参照ください。

  • デバイス このポップアップ メニューをクリックすると、General MIDIライブラリや、お使いのコンピュータにインストールされているサウンドライブラリのリストが表示されます。リストからいずれかの項目を選択してください。楽器タイプと、それに対応するMIDIノート番号の一覧が表示されます。
  • マップ 編集するパーカッションMIDIマップをポップアップ メニューから選択します。〔新規マップ〕を選択すると、現在選択しているデバイスに対して新しいパーカッションMIDIマップを最初から作成できます。例えば、外部MIDIキーボードのパーカッションパッチをいくつか追加するため、新しいパーカッションMIDIマップを作成するとします。この場合、〔新規マップ〕を選択して、各パーカッションパッチのマップを設定します。〔取り除く〕をクリックすると、現在編集しているMIDIマップが削除されます。選択しているMIDIデバイスのマップをすべて削除した場合、そのデバイスも削除されます。
  • マップ名 選択したパーカッションMIDIマップの名前を変更できます。〔マップ〕ポップアップ メニューで〔新規マップ〕を選択した場合は、〔マップ名〕に点滅カーソルが現れます。新しいマップ名を入力してください。
  • 新規・取り除く 選択したMIDIデバイスのパーカッションMIDIマップを新規作成するには、〔新規〕をクリックします。カスタマイズしたマッピング情報を格納した新規XMLファイルが作成され、「MIDI Device Annotation」フォルダに保存されます(Finaleインストール先フォルダの詳細を参照)。〔取り除く〕をクリックすると、現在選択しているMIDIマップが削除されます。これにより、対応するXMLファイルが削除されます。削除可能なMIDIマップは、作成済みのMIDIマップ、プリインストールされているMIDIマップ、〔新規〕ボタンを使って作成されたカスタムマップです。

    警告! 〔取り除く〕をクリックしたとき、MIDIマップの削除を確認するメッセージは表示されません。MIDIマップを削除すると、対応するXMLファイルが削除されるので、削除したMIDIマップを自動的に取り出すことはできなくなります。

  • 追加する楽器タイプの選択・楽器タイプを追加 楽器タイプを追加するには、このポップアップ メニューから選択して、〔楽器タイプを追加〕をクリックします。選択した楽器タイプがリストに追加されます。
  • [楽器タイプリスト・MIDIノート番号リスト] 選択したパーカッションMIDIマップを構成するパーカッション楽器と、対応するMIDIノートナンバーの一覧が表示されています。MIDIノートナンバーを変更するには、楽器名を選択してからMIDIキーボードで単音を弾くか、〔MIDIノート〕欄をクリックしてノートナンバーを入力します。
  • 楽器タイプを削除 リストから楽器タイプのどれかを選択して〔楽器タイプを削除〕をクリックすると、その楽器がリストから削除されます。
  • カスタム楽器タイプ名 このテキストボックスには、定義したカスタム楽器タイプの名前を入力します。
  • OK・キャンセル 変更を確定してダイアログボックスを閉じるには、〔OK〕をクリックします。〔キャンセル〕をクリックすると、パーカッションMIDIマップに変更を加えずにダイアログボックスを閉じます。

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