五線を隠す

Finale 2012から〔組段の最適化〕はなくなりました。代わりに〔空の最適五線を隠す〕を使って処理します。

出版されている楽譜(オーケストラのスコアなど)では、一般にその組段内で完全に休みの五線(パート)は省略して表記されます。これは、楽譜全体をコンパクトにして読みやすくするためです。Finaleで印刷対象から各組段の空の五線を除くには、五線ツールiconを使います(〔五線〕メニューから〔空の五線を隠す〕を選択)。

空の五線を隠した後、隠れた五線に小節を移動したり音符を追加することもできます(音符や五線が自動的に再表示されます)。五線を隠しても、スクロール表示モードではすべての五線が表示されます。すなわち、ページ表示で五線が隠されていても、スクロール表示で音符を追加することができます。〔自動スペーシング〕をオンにしている場合、音符の入った小節が別の組段に移動することがあります。このとき、隠れた五線を持つ組段に移動する可能性があります。いずれの場合でも、音符が入力されている五線は自動的に表示されるので、知らないうちに楽譜の一部をなくすことはありません。音符のある五線を隠すには、ユーザー自身が〔五線の属性〕ダイアログボックスを使って強制的に隠す必要があります。

音符のある五線を隠すには、〔五線の属性〕ダイアログボックス〔五線を強制的に隠す〕にチェックを付けます。五線を隠した後の表示方法は2通りあります。五線を完全に消去する(五線を詰める)か、隠れた小節を空白の状態で残す(五線位置はそのまま)ことができます(「小節を隠すには」を参照)。

関連トピック:

楽譜スタイル

オシア

五線の切り取り

前置き小節

特定のパート(五線)だけをプレイバックするには

Finaleユーザーマニュアル Home
Finale for Mac

7007 Winchester Circle, Suite 140

Boulder, CO 80301

著作権および商標